2002年9月23日月曜日

胴上げ中毒

 セ・パ・両リーグとも優勝が近い(書いている時は、西部がマジック1、巨人がマジック6)。こうなってくると、世間では「胴上げはいつか?」という話で持ちきりだ。テレビでも「今日、西部が勝って、ダイエーが負けると…」と条件を説明したり、「巨人の胴上げはいつか?」と予想したり…別に優勝が決まれば、それでいいじゃないか。

 だいたいマジックが1とか2になると、監督とか選手は「勝って胴上げしたいですね」と口をそろえて言う。

 しかし私は、素朴に思うのだ…

 なんで胴上げしたいんだろう、と。

 胴上げはかなり恥ずかしい行為ではないだろうか。いい年した大人たちが、「わっしょい!わっしょい!」と一人の大人を、大空に向かってほおり投げる様子は、なんとも滑稽である。監督なんて、中年を通り越したオッサンだ。にもかかわらず、年甲斐もなく胴上げされて喜んでいる…赤ちゃんの頃されていた「高い高〜い」を思い出してのことか。これは怪奇現象と表現すべきなのか、回帰現象と表現すべきなのか…

 とにかく、この「大人版高い高い」たる「胴上げ」はめでたい時、いたるところに登場する。たとえば、受験の合格発表でもそうだ。なんで合格したからといって、胴上げせにゃならんのだ。「俺は受かったんだー」という実感が欲しいからか、落ちた奴への見せびらかしかは知らないが、かなり恥ずかしい行為であることには気づくべきだ。なんせ数人に取り囲まれて、数回にわたり、大空に投げ飛ばされている状況を、喜んでいるのである。尋常な精神ではない。


 なんで日本人はめでたいことがあると胴上げをしたがるのであろう。これは祭りのせいだろうか?でも、胴上げされる人は神輿じゃないんだからねぇ…

 外国に胴上げの文化があるかないかは知らないが、「胴上げ」を知らない人が出くわしてしまったら、「とんでもない光景を見てしまった。」と思うだろう。正義感の強い人なら、憤りを覚えるかもしれない。なぜなら、それは、イジメ、罰ゲーム、ヤバイ宗教儀式のいずれにしか見えないからだ。

 野球選手が今年の目標は「監督を胴上げしたい」と言っているのを聞くと、「変な趣味だな」とか「そんなこと頼んでやらせてもらえばいいじゃないか!」と思うだろう。さらには、「プロ野球界は胴上げ中毒者の集まり」と思うだろうし、「かなり変わった形のSMプレイ」と思うかもしれない。


 日本人はとにかく胴上げをする。「胴上げ=めでたいこと」という認識が脳にすり込まれているからだろう。しかし、それは固定観念であることに気づくべきである。優勝がせまってるチームと対戦する相手は「目の前で胴上げされるのは嫌ですからね」と必ず口にするが、これはおかしいのだ。目の前で胴上げしてる…こんなバカげた騒ぎを間近で見れるのだ、大いに笑ってやればいいじゃないか。

 なかには胴上げに参加できないものもいる。そんな選手は、周りで両手を挙げてバンザイしている…しかも垂直に飛び跳ねながら…

 一体、お前は何をしているんだ?

 スポーツテストで高いジャンプ記録を出そうとしているのか、スーパーマンみたく空を飛びたいのか。ことによると、バレーのブロックの練習かもしれない。


2002年9月2日月曜日

2002年9月

■2002年9月


 舛添要一が「ザ・ワイド」に出演して「政治は結果責任」として、「経済はよくなってないから、経済閣僚は皆クビ」と発言。アホか、お前は。「構造改革」を支えると言って、選挙に出た愚か者はどこのどいつだ?
 なぜだか知んないが、国民は「痛み」を容認しているんだ。「構造改革」とは地味な作業であって、すぐに結果がでるようなものではない。それを一緒に進めていこうというのがお前の役割ではなかったのか?お前のいう「構造改革」とは何だ?「失業がひどい」「デフレ対策」「インフレターゲット」…ずいぶんと楽な立場からの発言だな。「竹中さんは政治家じゃないから、政治家と戦えない」って支えるのがお前らの役目じゃないのか?
 それに、今回の柳沢伯夫は不良債権の処理をしなかった結果を問われた。別に竹中氏の肩を持つわけではないが、舛添が迎合的コメントを残しているとむしょうに腹がたってくる。構造改革がウケがいい時は使ってたくせに、失業がひどくなると、さかんにそれを言いつづける。お前は構造改革で失業者が減るとでも思っていたのか?


 柳沢伯夫金融相がクビを斬られ、竹中平蔵経済財政担当相が金融担当相を兼務することなった。不良債権処理への意志をあらわしたことは評価できる。まぁ、少しは不良債権処理がすすむのか。でも、経済戦略会議のときに責任問題を棚上げした竹中さん…責任の明確化できんのかなぁ…心配だ。

 あと、防衛庁長官に石破茂が…気持ち悪い野郎を見る機会が増えそうだ。いやだなぁ…


 たとえば、満員電車の中…新聞を読んでいるサラリーマンを想起してもらいたい。邪魔だ…が、僕にはそれ以上に、ちまちまと折り曲げて、必死に読んでいるこの人がかわいそうに思えるのだ。
 折り曲げて読む…さぞ読みにくいだろう…しかも、満員の電車の中だ。集中なんてできやしない。そこまでして新聞を読まないといけないのか。あなたにはゆっくりと新聞を読むために割く時間もないのか。
 たいてい、そんな朝のサラリーマンが読んでいるのは「日本経済新聞」だ。ノート型パソコン同様、何だか「敏腕」アピールの道具に思えてならない。

 きっと、こういった自己顕示アイテムとして使う者も、日経を支える重要な役割を担っているんだ。


民主党の人事が固まったらしい。

「政調会長に海江田万里、国対委員長に佐藤敬夫、幹事長代理に岡田克也、選挙対策委員長に赤松広隆。 代表選では海江田が菅直人、佐藤が野田佳彦、岡田が鳩山由紀夫、赤松が横路孝弘をそれぞれ支持した。」

 …何なんだ、これは。自民党以上に派閥人事じゃないか。いよいよニュー鳩山がわからない。

「副代表に石井一、熊谷弘、伊藤英成、広中和歌子の4氏を起用することや羽田孜特別代表の留任も決まった。」

 だいたい副代表って何だ。しかも、何で4人もいるんだ。「副」とつく以上、党首の次に偉い人って思ってしまうが、そうじゃないようだ。さらにわからないのは「特別代表」だ。お前は党首より偉いのか。何せ「特別」である。自民党でいうところの、大勲位★中曽根康弘や「平成の高橋是清」宮沢喜一みたいなもんか?
 羽田は、省エネルック(新型はニューサマースーツと言うらしい)を見習って、早く消えた方がよい。


 僕はパソコンの本を立ち読みしていた。それはサイトを紹介している雑誌なんだが、その中にコスプレの特集があり、コスプレイヤーなる女性を紹介するページに出くわした。ふむ、世の中には理解しがたい世界があるものである。ネットアイドルにも通ずるところがあるが、一体これはどういう心理に基づいてやっているのだろうか…などと考えた。そして、「こんなものに熱狂している輩ってのはさぞかしきもいんだろうなぁ…」という考察へと移行する。おそろしい。想像しただけでも寒気がする…と、そんなとき、何者かが背後にいる気配を感じた。

 「なに見てるの?」…振り返ろうと思った瞬間、その恐怖は訪れた。

 その時の僕を一言で表すと「ビクッ!!」である。きっと、マンガのようなビビりっぷりだったろう。重大なミスを犯した。忘れてた…友人と来ていることを完全に忘れていたのだ。「こいつら、なに考えてこんなことしてんのかなぁ〜」などとすっとぼけれりゃいいものを、「ヤバイ!」という気持ちからだろう、すぐに閉じてしまった…体が勝手に動いたのだ。しかもその後、なにもフォローできてない…あたふたしただけである。「いや実はね…」などと言い出すタイミングも完全に失った。パソコンで言うなら「致命的なエラー」だ。

 「こんなものに熱狂している輩ってのはさぞかしきもいんだろうなぁ…」自分から発せられたこの言葉が、頭の中でこだましている。
 …悪いことは言わない、コスプレイヤーを偶然見かけても、逃げるのが一番である。それほど危険な存在なのだ。


ニュー鳩山はどうやら、民主党自身を破壊する威力が増したようだ。
幹事長に中野寛成…論功行賞との批判は予期できそうなもんだが。鳩山由紀夫は本当に政権交代をしようと考えているのか。民主党を解体して、政界再編を狙ってるとしか思えないような行動だ。
民主党…ホントお先真っ暗。


サヨナラ負けでもこの騒ぎようだ。サヨナラ勝ちしていたら…想像しただけでも恐ろしい。
巨人の中で、松井秀喜は好きである。が、マスコミがうっとうしいから、福留孝介にはがんばって三冠王を阻止して欲しい。もちろん、日本シリーズでもライオンズに勝ってもらいたい。


巨人の優勝の要因を「原監督の采配」などというアホがいますね。采配ってな〜に?主力選手がケガをして若手を起用?他のチームと選手の能力を比較したうえでの発言ですか?
巨人に迎合することなく、「金の力でしょうね」「長島茂雄というバカが監督やっていませんもん」とか言うツワモノはいないんでしょうか?


 巨人が優勝した。しかし、「勝って胴上げしたい」という胴上げ中毒者たちの要望はかなえられなかった。阪神相手にサヨナラ負け。しかも、ワイルドピッチ。失意の中の胴上げ。
 滑稽さという観点からすれば、最高の胴上げだ。「伝統の一戦の名にふさわしい」と繰り返すアナウンサーも滑稽さを演出した。


 本編で胴上げについての異常性について指摘したが、ビールかけというのも奇妙な儀式だ。まぁ、あれも本人たちが楽しいんだろうけど、視聴者は何と思えばいいんだろう?かなり温度差を感じる。
 ゴーグルをしてまで、ビールをかけあって、はしゃいでいるオッサン集団を見て、僕は何を思えばいいんだろうか。むこうはテンションが上がってんだろうけど、見てるこっちは下がる一方である。

 「食べ物を粗末にするな」という苦情はいくのに、ビールかけはいいのか…バラエティで食べ物を使った場合には、笑いをおこすために使用している。ビールかけと比べたらよっぽどそっちの方が生産的だ…そうか、この状況も「ばかだなぁ」と笑ってやればいいのか。

 しかし、だ。元木は、こともあろうに、ウォーターガンを持っていた…日本国として、このアホを笑って見過ごしていいものだろうか。

 「そのビール飲みたい」と金欠の僕は思う。


 日本国内で、在日朝鮮人へのいやがらせがおきている。拉致事件に腹をたてた人が行ったのであろうが、拉致事件バリに醜い事件である。もはや、頭がおかしいのではないか、とすら思えてくる。日本の恥である。


“酷い事実を知らされ衝撃を受けている日本国民にとって、かりに得るものがあったとすれば、「北の正体」が白日のもとにさらされたことだろう。もはや幻想は完璧に破壊されたはずである”
“第二の収穫は、国家意識の希薄な日本人にも、「国家」や「主権」を意識せざるを得ない状況が生まれたことであろう”

 19日朝刊の社説で産経は嬉しそうにこう吠える。案の定というべきか…
 「国家」や「主権」を意識せざるを得ない状況が生まれたことであろう?
 ふーん、そういえば、中国・瀋陽の日本総領事館での駆け込みの時も、産経的に言えば、主権を意識せざるを得ない状況でしょ? あれ以来、どうなの?
 W杯では“愛国心”とはしゃぐし…毎回、毎回、希望的観測がお好きのご様子。こういった産経的淡い期待はいつも裏切られており、ホント同情申し上げる。
 でも、これだけ主権にこだわる産経さんも、アメリカに対してはずいぶんと寛容であるなぁ…
 
 それから、「もはや幻想は完璧に破壊されたはずである」について。とりあえず、同じ日の朝日新聞社説「平壌宣言――期待こめる国際社会」でも読めば、「北朝鮮を信じてやまない人」を見ることができる。自分たちこそが幻想を抱いていることに気づくことができよう。

 最後に一言。結局、お前たちは何がやりたいんだ?


 誤解のないように言っておくが、僕は国交正常化を望んでいる。あの独裁政権を倒すには、アメリカに攻め込ませるのが、一番手っ取り早いだろうが、それを僕は望まない。

 あくまでも、「冷静になって、北朝鮮の出方を探りつつ、国交正常化に向けてゆっくりと歩みを進めるべき」と言いたいだけなのだ…「北朝鮮はテロ国家」とわめき散らす右派と「正常化するのは今だ」とはしゃぐ左派に。


 韓国で、金大中大統領への批判が強まっている。小泉総理のように、なぜ言うべきことを言わないんだ、南北首脳会談で浮かれて何もしなかった、というように…太陽政策はどうなるんだろう…
 それにしても、世論っていいかげんだなぁ…あの時、お前たちだって「成功した」と浮かれていたんじゃないか。


 北朝鮮の姿勢は変わった、という人は2000年の南北首脳会談などを思い起こして欲しい。
 北朝鮮の友好ムード演出は、北朝鮮や金正日に対する、韓国のみならず、世界の意識を変えた。そして、関係は改善すると予想された。しかし、実際はどうだったか?共同宣言のうち、どれが実行にうつされたというのか?そしてなにより、北朝鮮は変わったか?
 今回、日本はそれを教訓に極めて実務的に交渉をした。が、拉致を認めて、ミサイル実験や核開発凍結の口約束はしたものの、北朝鮮がこの時と比べ、変わったと判断するに足る証拠はどこにあるのか?
 「国交正常化をしたい」という過剰な気持ちは相手に付け入る隙をあたえ、アメとムチに踊らされるだけである。


 北朝鮮の立場で、経済的援助を得るということを考慮した場合、拉致問題など小さなことに過ぎない。日本人だけが過剰に神経を尖らせているだけである。ゆえに、「拉致を認めた→北朝鮮は変わった」「国交正常化への扉が開いた」などという誤まった発想が出てくる。


 日朝平壌宣言に調印したことに関して、支持する、支持しない、でわかれている。
 僕はどちらの言い分もわかり、これに関しての評価は極めて曖昧である。が、あえて言わせてもらえば…後者に属する。
 拉致問題に関して、明確でないから、調印できない…それぐらいのパフォーマンスを見せてもいいのではなかったのか?日本として、どれほど拉致問題を重視しているかを示すことにもなっただろうし、今後により多くの譲歩を生み出すことができたのではないか?


 スーパーテレビ特別版「藤原紀香激動と混乱のアフガニスタンを行く 廃墟と地雷と緑の歌」という番組を見た。番組自体は、アフガンの悲劇を伝えていた。まぁ合格点であろう。

 ただ、なぜ藤原紀香なのかという疑問はあった。
 視聴率を取るには、数字の取れる俳優を起用するしかないという現実だろうか?
 実情を知らない視聴者の代表として、藤原紀香なのだろうか?
 知らない者が言った方が衝撃を受ける…その表情を求めたのか?
 化粧をした藤原紀香を通して、アフガニスタンの女性を鮮明に映し出そうとした…なんてことはなかろうが…。

 また、彼女がこれほどリスクがある仕事を受けたこともわからない(表向きは彼女が望んだってなってたけど)。正義感からだろうか、あるいはセクシー路線では生き残れないと思っているのだろうか。つまり、最近でも「日韓親善大使」になったりして、社会派をめざしているのだろうか?
 世間的な好感度が上がったことだけは間違いないのだが。


 小泉純一郎総理が北朝鮮に行く。

 なぜ、それほど、国交正常化を急ぐのかがわからない。日本が北朝鮮と国交正常化したって、それほどメリットがあるのだろうか?正常化すれば、工作船など不法入国者が減るというのか?
 少なくとも、拉致問題を棚上げしてまで国交正常化する必要などない。


 実はですね、タマちゃんの正体、わかっちゃいました。
 ここだけの話、あれはですね…内緒ですよ…あれは北朝鮮の工作船なんです。タマちゃんは潜水艦の望遠部なんですね。タマちゃんが陸に上がる時は、本体から切り離して、リモコン操作してるんです。もちろん、タマちゃんの口には、旧ソ連製の「SA16」(地対空ミサイル・航空機などの目標物が発する赤外線を追尾し、射程約5キロ)や「RPG7」(ロケットランチャー、対戦車用、射程900メートル)を搭載。
 これで横浜付近にいるかわかるでしょう?あれは日朝会談を前に、小泉総理のおひざもとを偵察中です。しばらくいなかったのは、金正男のためにディズニーランドの偵察に行っていたんですね。
 日本政府は実は北の工作船だと知っていて、日朝会談を前に気まずくなってはいけないから、保護しないんです。

 きっと、工作船とも知らずに、喜んで手を振って「タマちゃ〜ん」と言う日本人を見て、金正日も金正男も笑うんでしょうね。
 そして、腹を抱えながら言うのでしょう…「ばかだなぁ」と。


 「うたばん」の石橋貴明・中居正広コンビのつまらなさたるや、目をおおいたくなるばかりだ。
 とんねるずなんて、とっくに芸人としては終わってるはずなのに、何故だか生き残ってる。謎だ。中居も「SMAP×SMAP」の勘違いぶりもそのままに、調子こいている。
 …つまらない。裏番組の「コメディーお江戸でござる」以下だ。えなりかずきの顔面の前に、完敗である。


 何なんだ?「タッキー&翼」って?
 そもそも滝沢秀明は「タッキー」などと呼ばれてどう思ってるんだ?「タッキーってこたぁないだろう」と思ってるんじゃないか?
 そろそろ、ジャニーズ供給過剰になってきている。SMAP、TOKIO、Kinki Kids、V6、嵐…とりあえず、嵐あたりから、消えてみようか。


 NHKのアナウンサーが半笑い気味に「タマちゃんがあらわれました」と報道するのはどうなのか?そもそも、NHKがタマちゃんに、はしゃいで報道するのもどうかと思うが、それ以上に、嬉しいのか、嬉しくないのか、はっきりして欲しいのだ。
 何で半笑いなんだ…
 いったい、彼をそうさせるのは何だ?「タマちゃん〜」とはしゃぎたい気持ちとNHKのマジメなイメージとの葛藤だろうか?あるいは、騒いでる大衆に対する「バカだな、こいつら」という皮肉たっぷりの笑顔なのだろうか? 


 「独裁者許さん!」ってブッシュ大統領はおっしゃってる。たしかに、フセイン大統領は独裁者だけんども、ブッシュさんは?国内的には世論を巧みに操ったり、情報統制してるじゃないか?
 何よりも、フセインさんは国内規模の独裁者だが、ブッシュさんは世界規模の独裁者じゃないか!世界の人は「ブッシュこそ独裁者!」と怒ってるだろう。
 ブッシュの前ではフセインなど、プチ悪党である。


 内閣府特命顧問の島田晴雄大先生(慶応義塾大学教授)が「明るい構造改革」を小泉内閣メールマガジンで説明していらっしゃる。なるほど、竹中さんのダチなだけあって、マインドを何とかしようと助太刀しにきたんでしょう。530万人雇用創出…がんばってね。具体的に進んでるってんなら、その証拠も提示して欲しいよぉ…


 9・11…宗教法人の乗っ取りで、自称・織田信長の子孫、織田無道逮捕!こりゃビックリ。悪霊退散!


 イラクを攻める口実って何だろう?
 大量破壊兵器を持ち、危険だから…という説明がされるけど、納得がいかない。もちろん、アメリカこそ大量破壊兵器を保持し、危険な国だ、ってのもあるけど…イラク側がもし「抑止力のため」などと開き直ってきたら、どう説明するのだろうか?イラクの側になって考えてみると、アメリカにいつ攻めてこられないとも限らない状況で、武装するのは当然ではないか?一国の方針を武力でもって捻じ曲げる行為というのは内政干渉という言葉で表現するのは穏やか過ぎる。
 ただ、アメリカの圧倒的な軍事力を前にはいかなる武装も無力である。フセイン大統領が政権を維持するための、一番賢い選択は「非武装」である。それ以外に、政権を守る手段はない。

 僕は別に、憲法9条の精神などと、きな臭いことは言わないし、独自の軍隊を持つ事に断固反対というわけでもない。
 しかし、「非武装」こそ最大の抑止になると確信している。これこそが唯一、アメリカを敵に回しても、ミサイルを打ち込ませない方法である。
 もちろん、国益なるものを考えたうえだと、現在の日本は自衛隊を持つという選択は正しいと思うが。米国の経済的なパワーは無視できない。


ちょっと前から、川上憲伸(中日ドラゴンズ)の頭髪が気がかりだ。だんだん、後退していっている。せっかくのルックスが台無しである。これではますます、高橋由伸に差をつけられてしまう。


 民主党代表選が、鳩山由紀夫、菅直人(カンカン・ジチョウ)、横路孝弘、野田佳彦の4人に絞り込まれた。野党第一党の党首選だというに、世間の反応は厳しいものがある。
 しかし、この中で、一番人気の菅幹事長(カンカンジチョウって発音が好き)になったとしても、選挙で勝てる保証などない。政策論議をしたとしたとしても、党内での調整に手間取るだろうし、その議論を国民は見定めることができるのかが極めて疑問だ。
 結局、小泉内閣支持率が下がるのを待つしかないということだろうか?


 部屋の片付けをしていたら、2001年4月の「論座」が出てきた。「堅気の大人のナビゲーター」という文字が毎号気になるが、そこに小泉純一郎の文字がある。肩書きは「自民党森派会長」である。
 「解党的な出直しをして、政策も体質も変えないと評価は受けられない」とか「選挙で勝つためには、結局は既得権を手放さなければならない」と力説している。
 見物席から実際に行動する立場になって、その難しさが嫌と言うほどわかったのではないか?
 しかし、この指摘は見事に間違いだった。表紙だけ変わっただけでも、国民は簡単にだませた。それを一番理解しているのが、他ならぬ、小泉氏である。


 「たけしのTVタックル」は何と、「秋のハマコー祭り」。
 日本人は何でも「祭り」にしてしまう。今回は、浜田幸一先生の武勇伝を上乗せして「祭り」する。
 あの「悪人」キャラや、田嶋陽子や野坂昭如なんかとわざとらしいケンカパフォーマンスもうんざり。


 9月6日の「金曜フォーラム―これからのテレビ・中学生と考える」はよかった。中学生がテレビの問題点などをプレゼンして、あとに、テレビ関係者(フジテレビ・TBS・日本テレビ・テレビ朝日・テレビ東京)と中学生が議論。
 出てくる中学生がすごい。
 大人顔負けの(老けているという点でも)、およそ中学生らしからぬ発言が相次ぐ。僕が中学生の頃はあんなことはとてもできない。あと、ホッとしたのは、中学生のクラスにアンケートしたら「ガチンコ」や「学校に行こう」「電波少年」はやらせと気がついている点だった。このへんをもっと突き詰めて欲しかったが、議論は言い訳のプロであるテレビ関係者には勝てない。
 でも、こういった番組は非常に意義のあることだ。悲しいかな、視聴率は悪いが。
 メディアは政府に対する介入に反発しているが、自分たちに問題がないと思っていないだろう。それならば、こういった番組をゴールデンタイムに放映するとか、自主的な取り組みをしたらどうか?


 そう言えば、大正製薬のCM・「リアップ」で、掛布雅之を起用するというリスクの大きな冒険に出たが、あれはどうなったのか?
 掛布雅之の頭に変化は見られない。いぜん、アバンギャルドな髪型のままである。それが気になって、優勝の行方や松井秀喜の三冠王どころの騒ぎではない。


 株価は結果であって、原因ではない、こんな主張を耳にする。ある面では正しいが、だからと言って、これを無視していいということにはならない。ときに、株価は現実とはかけ離れた結果となることがある。これはバブルがいい例である。株価は経済悪化の大きな要因となるのだ。


ジー・オー・グループの会長、大神源太・主演の映画が見たい。どうやった手に入んの?


郵政民営化ってそんなに政策的なプライオリティーがあるんすかね?
金融の方がよっぽど、重要だと思うんだけど。


 原子力安全・保安院が東京電力本社立ち入り検査を行い、組織的関与はない、と結論づけた。ずいぶんと簡単に結論付けるもんだ。経済産業省だぞ?こりゃ疑わざるをえない。だって、原子力を推進してるとこが、「こりゃ危なかった」と言うわけねぇだろうが。経済成長至上主義の経産省は「原子力は安全!」…限界。
 やっぱ、所管は環境省とか、第三者機関の方がいいんじゃないか?

 社民党はおおはしゃぎ。やっぱ、「環境問題→社民党」というイメージは大事にしないとね。


 SAPIOにて小林よしのりさんが、サンデープロジェクトの例の「高市早苗」事件について、怒っておられる。田原総一郎を薄汚い顔で描き、高市は普通に書く。これで、田原こそが下品で、高市は上品とりきんでいる。では、究極の選択…田原総一郎と小林よしのりはどちらが品があるか?


 USJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)の客足が少なくなっているらしい。まぁ、このことは多くの人は予想していたのではないだろうか?
 行った人間の話を聞くと、「もう行きたいとは思わない」だった。確かに、ディズニーランドのように、強烈なキャラクターもいない…魅力のあるアトラクションもない…リピーターが少ないのかもしれない。
 不祥事前から、減少傾向はあったんだろうけど、このようなイメージダウンは痛い事に違いはない。取り上げていた雑誌やテレビなどが「USJは人々の食いつきが悪い」と判断すれば、取り上げなくなってしまう。よっぽどの起死回生策をうたない限り、ますます減少傾向が続くのだろう。


民主党の若手の一本化は、前原誠司さんが敗れて、野田佳彦さんになっちゃった。トホホ…こうなったら、ますます、菅直人でいいや。民主党には「リベラル」路線を大事にして欲しいし。


 株価が!
 すんげ〜下がっている。実家の父親は大騒ぎである。父親はすでに会社を辞めており、現在の収入は株式やアパート、駐車場といった資産に依存している。我が家はそうとうな打撃をこうむっているようで、ピンチである。
 小泉純一郎首相は「株価に一喜一憂しない」と言っている。確かにそれは正論だが、これが一時的なものでないとしたら、そうとう無責任な発言とも取れる。株価というシグナルをどう受け止めるのか?
 竹中平蔵さん自身も株で大損しないためにも、がんばって欲しい。もしかして、自分だけ売り抜けてたりして…


 今、朝の「とくダネ!」(フジテレビ)を見ていたら、タバコの価格を上げる…ってなことをやってて、小倉智昭(オヅラさん)が「1000円ぐらいに上げればいい!」なんてことを言っていた。周囲の取り巻きから「小倉さんはタバコ吸いますよね?」と聞かれ、「僕は吸うけど、周りから冷たい目で見られるくらいなら、お金払った方がいい」といった趣旨の発言をした。
 自分の稼ぎがあるからって、「金払うから、文句を言うな!」とでも言いたいんだろうか?お前はよくても、お金にゆとりのない人は、いくらなんでも1000円は高すぎるし、無理である。そんなことをするくらいなら、誰もいないところで吸う努力をするだろうに。
 実家に帰って驚いたことは、両親が「この人はまともなことを言う」と言っていたことだ。あぁ、こんな奴でも朝の顔が務まるわけね…


 貴乃花がピンチだって言われてるけど、もしかすると、あれは皆を感動させるための前フリではないか?
 もちろん、優勝した時にゃ、小泉純一郎総理に「感動した!」パフォーマンスとして利用される。で、この場合、ナベツネが悪者なわけ。VTRでは何回も悪者ナベツネの「ヤメロ!」圧力がかかっていた…ってなシチュエーション。
 やっぱ、ナベツネ氏は悪役が似合うのだ。巨人でも、相撲でも、彼はやはり強いものが好き。だから、弱い者びいきの一般大衆はコイツを敵視できる。
 が、問題なのは、貴乃花である。コイツの好感度はけっこう低い(後日、それが僕の思い込みであることがわかった)。世間で、コイツに同情してる奴はほとんどいないし、同情の余地もない。
 とりあえず、今場所は目が離せない。
 ちなみに、僕は千代大海をず〜っと応援している。


 千田郁司被告の「チリ人妻」のアニータさん…って紹介をされるけど、いつまで「妻」なわけ?デヴィ夫人と同じようなもんか?ただ、デヴィの場合は自分から言ってるからどうしようもないが、アニータさんは勝手に「チリ人妻」呼ばわりされているからなぁ…
 あと、あの裁判って、何だか日本政府を気にして行われてないかなぁ…って気がしてならんのは僕だけだろうか…


僕は「たまちゃん」を何で早くひっとらえて、動物園に入れなかったのかが疑問でしょうがない。珍しがって、きっと見にくる人も増えるのに…もう、騒ぐこともなくなってしまった。今頃どうしてるんでしょうか、たまちゃんは…