2003年6月30日月曜日

27時間テレビ 笑福亭鶴瓶・生ちんぽ

■『FNS27時間テレビ みんなのうた』というのがやっていた。今年のテーマは「再開」だそうだ。

■「炎のランナー」というコーナーが不可解だ。再開を希望する者が、再開相手が来るまで走り続けるというもの(中継の時だけマジメに走ってんだろうけど…)。そもそも、なんで走っての?純粋に再開することが目的ならば、別に走んなくてもいいと思うんですが。意味がわからん。

■走っているのはどういう意味があるのだろうか?番組の趣旨によれば、「再会したい相手がいる一般ランナーが27時間かけて特設コースを走ります。その姿を通して、会いたい相手にお台場に来てほしいと呼びかけ情報を番組で募ります。」とある。だけど、それって「たちの悪い脅し」じゃないっすか。つまり、「再開相手が来るまでこっちは走り続けており苦しんでいるんだぞ、だから早く来てくれよ!」という脅しである。

■まぁ、こういう企画は、事前に再開相手は仕込んでるだろうから、本音ではない。おそらく、ただ『24時間テレビ』的手法をそのままパクリっただけで、特に意味はないのだろう。走ることに特別な意味を無理やり作りだし、走り続ける姿を見せて視聴者の感動を頂戴するという手法。だが、「なんで走っているの?」という根源的な疑問を抱えている僕にとっては、茶番にしか見えなかった。でも、『24時間テレビ』ほど「感動の押し売り」はしていないから、まだマシなんだがね。

■深夜枠…昨年は、明石家さんまと中居正広のつまらんトークのせいで、若手お笑い芸人の時間が潰されてしまった。今年も時間が押していたので(野球中継が長引いたせいか?)、これは若手芸人のとこにしわ寄せがくるな…と思ったら、やっぱりそうなった。

■そういうわけで、ただでさえ時間がない。そのうえ、よせばいいのに「モーニング娘。」までネタを披露していた。これがくだらなくて、すべり倒し…もう見てらんない。いくら「モー娘。」ファンの視聴率が欲しいからって、これはないだろう。ボカスカジャンとのコラボレーションは、ネタ自体がつまらなかったし、安倍なつみと矢口真里の漫才なんて、原稿棒読みでテンポ悪すぎ。こんなくだらないネタで時間が奪われた芸人はむかついてるだろうなぁ。

■ネタは見たことがあるものが多かったんだけど、ますだおかだ、品川庄司、劇団ひとり のネタは面白かった。「売れてる芸人」として出てきた中川家…その漫才ときたら、ぐだぐだで完全になめきってる感じ。

■笑福亭鶴瓶とココリコの中継…鶴瓶の醜態(酔っ払ったり、寝たり…周囲の前フリがうざかった)にココリコがツッコミをするというコント。しょーもな。

■中継で釣瓶が「生ちんぽ」を見せた。視聴者が好みそうなハプニングだ。テレビでは一瞬だったので見えなかった。まぁ、僕も物好きで、しばらくして画像を見に2chへ…。さんまの言ったとおり、小さいチンコで、それがちょっと面白かった。

【追記】
鶴瓶 ちんぽ 画像」とかで検索してくる人が多い。サーバが日本国にある以上、成人の性器をモロで載せるわけにはいかないのです。Googleやgooのイメージ検索で「27 turube」「チンコ 鶴瓶」など工夫すれば、すぐに見つかります。


■深夜、『K1・BEAST? ボブ・サップ軍VS ジャパン軍』というのがやっていた。「武蔵×モンターニャ・シウバ」…モンターニャ・シウバがマウントポジションからパンチして反則負け。なんだこりゃ。見に行った人は「金返せ!」って気分だろうな。主催者側も、こういった者を排除していかないとまずいことになりますよ。そういえば、ボブ・サップは乱闘を止めに行ったわけだが…彼だってK1のデビュー戦で、中迫剛に対して同じようなことしたのにね。

■「中西学vsTOA」…事前の番宣で、中西にスポット当てていた…新日本プロレスから、総合格闘技、そしてK1に「男気のあるチャレンジ」ってわけでして。でも…1分ちょっとでKOですよ。ありゃぁ、ひどいっしょ。他の選手と比べても、パンチはすごく遅いし、体も重い。どう転んだって、勝ち目ないじゃん。ほんと、みじめだった。谷川貞治なんかはフォロー入れるんだけど、実力の差は誰が見てもわかっただろう。観戦に来ていた蝶野正洋や永田裕志まで惨めに見えた。


2003年6月29日日曜日

菅源太郎すごい?

■ある方からメールをいただいた。どうも誤解をされているようだったので、釈明させてもらいます。(メアド記載がないため、返事ができませんでした。引用許可も取れないので、都合が悪かったらメールください)
菅源太郎はすごいよ。ネットの検索にいっぱいかって、そこでは若者らしい酷評もあれば、一定の評価も受けてるよ。二世、というだけで批判されたら、政治家の息子で政治家になりたい人間はかわいそうじゃないの?自民党なんか7割世襲で、あまりにもやばいけど。とにかく、イメージじゃなくて中身。民主党の政策いいぞ、経済学部の院生の僕から見ても。静かに青い日がともってる(変な表現でゴメンナサイ)。なんかあると50年前の政策持ち出して市場の「期待値」と言う最近の流行の議論を無視するやり方は、失敗して当然。
 民主党の支持者の方でしょうか? 本文をよく読んでください。私は菅源太郎に関して批判をしているわけではありませんし、二世議員を全否定したわけではありません。まず、そのことをご確認ください。(現状の選挙制度や状況で、二世議員を全否定することは不可能です)私は、あくまでも、自民党の世襲批判をしてきた菅直人の変節ぶりを指摘したまでですよ? 確かに二世というだけで批判されるのは道理にかなわないでしょうね…だからと言って、あなたのように、ネットの評価を見て、「菅源太郎はすごいよ」と他人に勧めるほど無責任な発言もできませんけど。

 イメージではなく中身?イメージで政党を判断していると思われるなんて残念ですね。ただ、ネットの評価を見て、「菅源太郎はすごい」と信じ込んでしまう人に、そんなこと言われる覚えはないけども。

 「経済学部の院生の僕から見ても」いい政策ですか?思わず笑ってしまいました。なるほど…お前にはわからんだろうけど、「経済学部の院生」にはわかるというわけですね。ずいぶんと見下してくれるなぁ。でも、「経済学部の院生」って文句…あなたが思ってるほど説得力はありませんよ。あなたがどこの大学かは知りませんが、トップクラスの大学の院生でもバカはバカですからね。ちなみに、僕も来年から「経済学部の院生」ですが(笑)

 あと、最後の文章は、具体的に何を指すのかが不明確であり、日本語的にも文脈的にもまずいですね。いきなりこの一文が出てくる必然性もわかりません。 「経済学部の院生」を振りかざすのは、まともな文章が書けるようになってからにしてはどうでしょうか?


2003年6月28日土曜日

アルプスの少女ハイジのラブラブCALL…IP電話

■かなり前から気になっていたのだが、plala(ぷらら)のIP電話の広告(http://heidi.plala.or.jp/)はどこかおかしい。『アルプスの少女ハイジ』のキャラクターのセリフに違和感を覚える。ハイジは言うのだ…「IP電話ってなぁに?」「おしえて〜IPフォン〜」と。ハイジ、どうしちまったんだ。お前にいったい何があったんだよ。いったい、いつから「IP電話」に興味を持つような人間になっちまったんだよ。
■いつもなら「おしえて〜おじいさん〜」なのだが、今回はかなり事情が違う。「おしえて〜IPフォン〜」だ。さすがのおじいさんもIPフォンについては知らないのではないか。しかし、おじいさんは「ハイジ、IP電話のおトクさをおしえてあげよう」と言うのだ…ハイジの異変に動じる様子こともなく。
■ものすごいギャップだ。『アルプスの少女ハイジ』と言えば、アルプスの牧歌的な風景が想像される。そこに「IP電話」。あまりにもいきなりじゃないか。
■なんでも、お喋りの大好きなハイジは、ペーターやクララとずっと話をしていたいと思っていた。あるとき雑誌を見ていると「IP電話」の文字が…で、ハイジは「おじいさんに聞いてみよう」と思ったらしい。う〜む、そもそも、雑誌をチェックしているハイジが嫌だ。
■こうなると犬のヨーゼフも黙っちゃいない。犬のくせに人間に対して「ワン!POINT」アドバイスするのだ。「さらに、使えば使うほど、インターネット利用料が割引になるんだワン!」。いきなりしゃべりだしたと思ったら何を言い出すんだ、この犬は。犬にそんなことを言われたかぁないね、大きなお世話だ。しかも語尾の「ワン!」というのが不可解だ。そんなことで犬が喋る違和感を打ち消せると思ったら大間違いだ。世の中そんなに甘くはないんだ。
■さらに、ハイジから耳を疑うようなセリフが出てくる…「毎晩ラブラブCALLできるわ!」。ちくしょー、いったいどうしちまったんだよ、ハイジは。ハイジはそんなにも「ラブラブ・コール」がしたいのか…相手は誰だ、ペーターか?いや、そんなことよりも「ラブラブ・コール」って言葉自体がわからない。ハイジの「ラブラブ・コール」…アルプスはとんでもないことになっているのだ。それに比べたら「IP電話」なんてどうでもいいことだ。


2003年6月27日金曜日

ファン・ジャンヨプ/対話と圧力

■訪韓している拉致被害者家族会が、韓国の拉致被害者家族会と連携を確認したり、金泳三(元韓国大統領)や北朝鮮から亡命した元朝鮮労働党書記の黄長火華(漢字がでない…ファン・ジャンヨプ)と会談を行ったと報じられている。
■ファン氏は、拉致について何か知っていると思われるが、語らなかった。ファン氏は韓国では軟禁状態だと言うから、北朝鮮に配慮をする韓国政府からの圧力だろうか。あるいは、来日することが目的なのだろうか。つまり、拉致問題について、なにか知っているとなると、聞かないわけにはいかない。当然、日本政府として、韓国にファン氏の来日を求めていくだろう。(万が一、来日して亡命したいと言い出せば、厄介な外交問題になるね。)
■日本のメディアと違って、韓国メディアは、日本の拉致被害者家族会の動向をそれほど追っていないように思える(中央日報・朝鮮日報・東亜日報のウェブを読んだ限りでは)。世論は拉致に関して、極めて冷たい態度を取っている。日朝首脳会議が行われる前の日本がそうだったように。
■たしか船橋洋一だったと思うが、対北朝鮮政策の日米韓の違いを信長・秀吉・家康でたとえていた。ワシントンの強硬路線は「鳴かぬなら殺してしまえホトトギス」(織田信長)である。一方、太陽政策を掲げる韓国は「鳴かぬなら鳴くまで待とうホトトギス」(徳川家康)。そして最後に「対話と圧力」の日本が「鳴かぬなら鳴かせてみせようホトトギス」(豊臣秀吉)となる。
■だが、従来の板ばさみ状態で何もできなかった日本を秀吉に例えることはできようが、現在の日本はそれができないように思われる。つまり、「圧力」を与えることは簡単だが、「対話」が全くできていない。北朝鮮が拉致を認めた後、日本の論調は政府や外務省の予想とは乖離した状況になった。そして現在の日本は、アメリカ的な強硬路線(織田信長)に傾斜しつつある。
■日本の態度の硬化は、「譲歩したら相手につけこまれる」という教訓を北朝鮮に与えた。さらには、「拉致を持ち出すと収集がつかなくなる」という教訓を、太陽政策を掲げる韓国にも与えただろう。拉致を取り上げると北朝鮮を刺激してしまうことになる、という韓国の言い分の影には、そういった事情も見え隠れしている気がする。
■太陽政策を掲げる韓国と「圧力」重視の日米…今後、さらに軋轢が生じてくるかもしれない。それを北朝鮮は見逃さないだろう。実際、韓国に対して、「同胞」「祖国統一」という感情的な道具を使って揺さぶりをかける。アメリカ、そして日本の「圧力」のなかで、北朝鮮は、「韓国」という「命綱」の確保に必死だ。
■韓国では金大中(キム・デジュン)政権が北朝鮮側に1億ドルを支援することを約束したとされる疑惑でもちきりのようだ。北朝鮮にいいように振りまわされた南北首脳会談…あれが1億ドルか。まぁ、金大中にしてみたら、それで国民をだませたわけだし、ノーベル平和賞までもらえた。結構、おいしい買い物だったかも。でも、盧武鉉(ノ・ムヒョン)は厄介な問題を引き継いでしまったなぁ…太陽政策が問われることになるかもしれない。


2003年6月26日木曜日

森喜朗

■森喜朗 前首相
「子どもを一人もつくらない女性が自由をおう歌し、楽しんで、年とって、税金で面倒をみなさいというのは本当はおかしい」(6月26日、鹿児島市内での公開討論会で)


太田誠一「レイプ正常」

■太田誠一 自民党行政改革推進本部長
「集団レイプする人は、まだ元気があるからいい。正常に近いんじゃないか」
��6月26日、鹿児島市内での公開討論会で)
■自民党衆院議員の太田誠一党行政改革推進本部長(元総務庁長官)が、鹿児島市内の公開討論会で、早大サークルの強姦事件が話題になった際に「集団レイプする人は、まだ元気があるからいい。正常に近いんじゃないか」と発言した。太田は「プロポーズする勇気のない人が多くなっている」と発言。司会役の田原総一朗が「プロポーズができないから、集団レイプをするのか」と質問すると、太田が「まだ元気があるからいい」と述べたうえで、「そんなことを言っちゃ、怒られるけど」と述べた…らしい。
■プロポーズする勇気のない人が増えている…という認識がそもそもおかしい。さらに「プロポーズできないからレイプするか?」と質問する田原のオツムもかなりやばそうだ。で…「集団レイプ=元気がいい人」ですか。う〜ん…バカな発言だけど、意図するのは田原の発言の打消しだろう。まぁ意図するところはわかるけど「元気がいい」ってのはどうなんでしょう?


バニラ・コーラ

■セブンイレブンで、「独占先行発売」という「バニラ・コーラ」を見つけた。ちくしょう、そんなに「独占」がいいものかよ、とか思いつつも買ってしまった。はっきり言う…まずい。変な小細工はやめた方がいいと思う。まぁ、それでもペプシコーラのレモンのコーラはそれなりにおいしいが、これはひどい。そして、この後味の悪さはなんだ。バニラコーラ…一年で消え去ると思う。
■あのバカ覆面レスラーの覆面を規制しようという法案が否決された。なんでも覆面容認・反対が真っ二つに割れて、議長裁定で否決されたとか。ものすごい盛り上がりだ。岩手県議はやっぱりバカだった。そして岩手県民もバカだった。そんな「岩手県」で、はなわ のベース漫談を希望。
■そんなザ・グレート・サスケ岩手県議が、県議会に虚偽報告した疑いが出ている。前に取り上げたが、『サスケのジュニアはヘビー級チャンピオン!!』というAVに出演した疑惑で、本人は『サスケのジュニアはヘビー級チャンピオン!!』に出演していないと主張したが、声紋を取ると本人であることが確認されたという。やれやれ…喜劇はまだつづくようだ。
■やはり『サスケのジュニアはヘビー級チャンピオン!!』のインパクトはすごい。サスケの家族はどういう心境だろう。メキシコ人妻、長男、長女の家族構成だったと思う。妻はサスケのジュニアの大きさを知っているわけで、そんなサスケが「ヘビー級」と嘘をつき、リングの上でプロレスではなくセックスしているのだ。だが、最も深刻なのは息子(ジュニア)だ。なにせ、知らぬ間に「ヘビー級チャンピオン」にエントリーされているのですから。
■小泉純一郎首相と「小泉内閣メールマガジン」の読者が直接対話する「らいおんミーティングin官邸」が首相官邸で行われた…らしい。ある一人のバカが「日本国民がお世話になってます」と発言していた。なんだ、このバカは。プロパガンダに利用されるために、のこのこと官邸まで行く神経がわからん。


2003年6月25日水曜日

ザ・グレート・サスケ

――2003年3月15日
■「みちのくプロレス」社長で覆面レスラーのザ・グレート・サスケが、岩手県議選盛岡選挙区に無所属で立候補する…らしい。で、覆面はつけたまま…これには選管も困惑しているという。覆面は違法ではないのだ。
■いやぁ…なんて申し上げてよいのやら…ファンの心情はいかがなものか?プロレスで培った知名度を勘違いして、政治に色気を出すなんて…仮に、僕の好きな格闘家が「政治家になる」と言ったなら、興ざめだ。自分には見る目がなかった…と恥じるだろう。
■そもそも、「覆面レスラー」というのがわからないじゃないか。いい年した大人が、すこぶるセンスの悪いマスクを被ってリングの上ではしゃいでいるなんて、バカとしかいいようがない。あんな格好で人々の前に出て、恥ずかしくないのか。一度、自分の格好を鏡に映して見てみるとよいと思うのですよ、あれは。あんなマヌケな格好で主張されても、まったく説得力がないじゃないか。
■第一、「ザ・グレート・サスケ」という名前はどうなんだ。グレート?まさか…これも「偉大なる」か。「偉大なるサスケ」…自分で言うなよ、ってか自画自賛かよ。「偉大なるサスケ将軍」にゃぁ金正日将軍様もビックリである。
■僕は「覆面レスラー」に関してあまりにも無知だが、あの「獣神サンダーライガー」というのもどうかと思うのですよ。バカにしか見えない、という「覆面レスラー」の共通点を持つのだが、彼の場合は自分で「獣神」を名乗り、自信満々のバカなのだ。背も低くく、中肉中背という感じで、「あれで獣神なのか?」と物足りなさを感じる。ボブ・サップですら「野獣(ビースト)」と控えめなのに、ライガーは当たり前のように「獣神」なのだ。あの自信はいったいどこからやってくるんだ?「獣神」とは「獣の神」であり、「獣神>野獣」という構図なのだ。人々はそこに疑問を抱くべきだ。「あれは本当に獣神なのか?ことによると、ただのバカじゃないか?」と。
■百億歩譲って、ライガーがサップよりも強いとしても、あんなマヌケな「お面」を被った奴が「獣神」なものか。彼はあの「お面」を見て言うのだろうか…「よし!獣神の名にふさわしく、かっこいいマスクだな!」と。自分の姿を鏡や映像・写真で見て言うのだろうか…「俺、イケてるなぁ…」と。本人がそう思うのなら、そっとしておいてあげようとも思う。王様がハダカであることを指摘してはいけない。なぜなら、真実を知った彼のショックは計り知れないからだ。
――4月14日
■ドクター中松が大量得票したわけだが、そんななか、一人のバカ者が当選しました。「ザ・グレート・サスケ」というバカだ(※3月15日を参照)。今回、岩手県議にトップ当選したらしい。彼は自由党から推薦をもらっていたんだね…知らんかった。彼のような人を国民に推薦するなんて、小沢一郎が率いる自由党ってのは、ほんと「理念」がありますのね。たいしたもんだ。偉大なる(自称)サスケ氏は県議になっても覆面でいくらしい…これを「理念」と言わずして、何を「理念」と言えましょうか。きっとこの「理念」こそ自由党が今の政治に必要なものと考え、推薦したに違いない。小沢一郎が次の国会でどのようなお面をつけてくるかが楽しみだ。
――4月15日
■ザ・グレート(自称)・サスケは覆面を取るべきだ、と増田寛也知事や自民党に批判されているが、偉大なる(自称)サスケは取れば公約違反になると反論している。僕は覆面を取るべきではないと思う。自民党は「神聖な議場には顔の見えない人が入るべきでない」と言うのだが、あんなバカに議場の席が用意されるのだ、そんなものが神聖なものか。完全に失墜しているのだ。それに、このバカが岩手県民の代表です、と全国に示す必要もあるのだ。恥を知れ、岩手県民。
■それにしても、こんなバカなことを書いている暇がなくなってきた。こんな駄文を書くくらいの時間はたかが知れているのだが、自分自身にあせりが出てきたからいけない。こんなことをしてる暇があったら、勉強しなくてはという考えが僕を支配するのだ。かなり更新の速度を落とす必要がありますねこれは。
――4月18日
■小沢一郎は、剛腕コラムの中で、「サスケ氏は昨年秋、映画の試写会で初めて会ったが、救急医療体制の整備問題など、政治を真面目に考えている若者であり、他のタレント候補とはものが違う。間違いなく有権者の有益になる議員になることだろう」と自己を正当化している。まったくタレント候補を出すときってのは、どいつもこいつもこういった言い訳をするんだ…自分たちの理念や信念が疑われないために。
■政治をまじめに考えているだけで推薦させてしまうものなのかよ、小沢一郎の「理念」というのは。政治をまじめに考えている若者なんてそこら中にいる。たとえば、政治家を志して、政治家の秘書になる人間だっているんだ。そういう人の方がよっぽどザ・グレート(自称)・サスケよりもよっぽど政治のことを考えていると思うけど?
――5月9日
■偉大なる(自称)サスケ議員の覆面がよほど気に入らないらしく、県議会では「覆面禁止」規則案なるものを採択しようという動きがあったようだ(ひとまず延期になったらしい)。自由党の県議が弁護するように、「特定の人(バカ)を排除するための規則改正はフェアではない」。
■一方、県議たちの言い分もわからないではない。まぬけな「覆面」をかぶったバカが、同じ「岩手県会議員」を名乗るわけで、「バカ(サスケ)」の最も「バカな部分(覆面)」だけでも排除したいのだろう。が、岩手県民の「見識」に敬意を示すべきだ。覆面は「公約」であって、それを有権者は支持したのだ。それを寄って集って潰そうってのは「民主主義」とは言えませんね。もっとも、ザ・グレート(自称)・サスケが当選する時点で、既に「民主主義」は宙に浮いた言葉になってるけどね。
■それにしても笑えるなぁ…NHKのニュースで、大真面目にアナウンサーが言うんだよ…「ザ・グレート・サスケ議員の覆面の着用を認めるかどうかが問題になっています」って。で、偉大なる(自称)サスケのインタビュー映像が流れる…字幕にはもちろん「ザ・グレート・サスケ議員」。特に ・(←中黒)の部分が笑える。
■バカなのはどっち?…「タマちゃんを議論する埼玉県」と「覆面を議論する岩手県」。う〜ん、甲乙つけがたいですね。しかし、忘れてならないのは、どちらも「日本」でおきているということです。そう、僕もあなたもバカの仲間なのですよ。
――5月28日
■あの覆面レスラーの話題とあれば、取り上げないわけにはいかない…岩手県議のザ・グレート・サスケ(33)にAV出演疑惑が浮上している…らしい。出演しているのは別人…と本人は言っているわけだが。タイトルがすごい。こともあろうに、『サスケのジュニアはヘビー級チャンピオン!!』だ。
■「中肉中背」のザ・グレート・サスケ議員と違って、「息子」の方は「ヘビー級チャンピオン」らしい。AVのタイトルを考える人ってのはどうもおかしい。いったい、どこからこんなクレイジーな発想が浮かぶのだろうか。しかし、真偽はともかく、「グレート」を自称する以上、やっぱ「ヘビー級」じゃなきゃまずかったんだろうなぁ…と妙に納得させられた。これが「ミニマム級」とか「フライ級」「バンタム級」の「チャンピオン」だったら、「だから何だよ」と言われかねないのだ。
■県議会では、当選直後からご本人の覆面姿での議場入りが問題化し紛糾。マスク問題は継続審議となっており、「反覆面」県議からは、議会運営委などでAV疑惑の説明を求める動きもある…らしい。岩手はとんでもないことになっているのだ。かなりどうでもいいことで盛り上がっている気がするのだが。
■しかし、もしAV出演が真実だとすれば、偉大なるサスケ議員は「AVに出て何が悪い!」と開き直ればいいと思うし、岩手県議に聞きたいのは「AV出演ごときで何を騒いでいるの?」ということだ。じゃぁなにかい、AV男優やAV女優は議員になれないってのかい?となると、山崎拓の立場はどうなってしまうんだ。山拓は自分は「AV男優」であると語っていたらしいぞ。そんな奴が政権党である自民党の幹事長だ。
――6月17日
■岩手県議会運営委員会は本会議で覆面着用を禁止する議会規則改正案を採決することを決定した。容認派と反対派の議員はほぼ同数…らしい。以前にも述べたが、覆面を装着したザ・グレート・サスケ議員を選んだ岩手県民の「見識」を尊重すべきなのである。こんな奴が簡単に岩手県議になってしまうことは面白くないかもしれないが、岩手県議はこのバカを同じ岩手県議として認めなければなるまい。
■だいたい、こんなバカげたことを議論している場合か。よっぽど岩手県議の仕事はないと見える。一人のバカのマスクごときに、容認も反対も糞もあるか、ばかやろう。あんなバカは無視しておけ。ただ、小沢一郎には是非コメントして欲しいね。小沢や自由党の「理念」とか「政治哲学」をぜひ聞かせてください。それはそれは滑稽に違いない。
――6月25日
■あのバカ覆面レスラーの覆面を規制しようという法案が否決された。なんでも覆面容認・反対が真っ二つに割れて、議長裁定で否決されたとか。ものすごい盛り上がりだ。岩手県議はやっぱりバカだった。そして岩手県民もバカだった。そんな「岩手県」で、はなわ のベース漫談を希望。
■そんなザ・グレート・サスケ岩手県議が、県議会に虚偽報告した疑いが出ている。前に取り上げたが、『サスケのジュニアはヘビー級チャンピオン!!』というAVに出演した疑惑で、本人は『サスケのジュニアはヘビー級チャンピオン!!』に出演していないと主張したが、声紋を取ると本人であることが確認されたという。やれやれ…喜劇はまだつづくようだ。
■やはり『サスケのジュニアはヘビー級チャンピオン!!』のインパクトはすごい。サスケの家族はどういう心境だろう。メキシコ人妻、長男、長女の家族構成だったと思う。妻はサスケのジュニアの大きさを知っているわけで、そんなサスケが「ヘビー級」と嘘をつき、リングの上でプロレスではなくセックスしているのだ。だが、最も深刻なのは息子(ジュニア)だ。なにせ、知らぬ間に「ヘビー級チャンピオン」にエントリーされているのですから。


「市民派」菅直人と長男・菅源太郎

■菅直人HP>「菅直人の今日の一言」より引用…「阪神が優勝する年は政権交代がある。このジンクスを大事にしたい。阪神がんばれ。」

■阪神ファンの竹中平蔵大臣が阪神優勝の経済効果に期待することにも似ており、なんとも微笑ましい。いくら与党になれないからって、やけになってはいけません。阪神タイガースに頼っているようじゃぁ、もうだめだと思います。阪神は人をだめにする。やはり阪神はバカを作る、という僕の仮説は立証されつつある。

■そんな「阪神頼み」の党首・菅直人の長男、菅源太郎氏(30)が次の衆議院選挙で出馬するらしい。源太郎氏は東京都在住でNPO役員として選挙権を18歳に引き下げる活動に取り組んでいる。菅代表は山口県出身だが、本籍は岡山1区内にある。こうした縁もあって源太郎氏も立候補を決断した…らしい。

■当然、「二世議員」との批判が起きよう。菅直人は自らの選挙区が東京18区であることをあげ、「地元の要請で本人が決めたこと。おやじが政治家という意味では二世だが、私の後を継ぐ選挙区ではない」と語った…らしい。何を言ってやがるんだ。そんな屁理屈が通じるとでも思っているのか。「菅直人の息子」という時点で、他の候補者よりも有利に決ってるじゃないか。

■地盤・看板・カバンの無い一般人が当選するのは不可能だ。菅直人はこれまでずっと「市民派」を名乗ってきた。彼のホームページのプロフィールには次のような記述がある…「選挙を市民の手に取り戻そうと、故・市川房枝さんを参議院全国区に担ぎ出し、選挙事務長として活躍。」

■「市民の手に」という初心を持っていた菅が、政治家の世襲を批判するのではなく、自分の息子を政治家にさせようだなんて。「市民派」が聞いて呆れる。民主党は政治改革などするつもりはないのだろう。それを党首自ら示した模様。


【追記】
 現在のシステムで世襲議員を批判するのは、いささか危険なことである。それから、「菅源太郎には政治家の資質がない」と言っているわけでもない。

 僕が指摘したかったことは、民主党の戦略的な誤りと菅直人という政治家は「市民派」の仮面をかぶっているに過ぎないということだ。ただでさえ自民党と民主党の差異がわかりにくいと指摘されいるのに、「自民党は世襲政党である」という「わかりやすい違い」を失ったことにある。そして、「市民派」(僕はこの言葉が大嫌いだが…)を名乗ってきた人物が、このような変節的な行動をおこすとは何事かということだ。そして、民主党の世襲政党化が残念でならない。



■共産党の筆坂秀世政策委員長がセクハラをして、自ら職を辞した。党では不破哲三議長、志位和夫委員長、市田忠義書記局長に次ぐ実力者で、「党の顔」として活躍していた。これを聞いて…正直、驚いた。あまりにもいきなりだ。さすが共産党、内部の情報を漏らさないのはさすがの「密室」ぶりだ。もしや「柔軟路線」を勘違いして、はめをはずしたわけではあるまいが。

■自民党が来年夏の参院比例選で元広島カープ監督の古葉竹識の擁立を検討している。江藤・亀井派が中心に進めているもので、古葉氏は同日、青木参院幹事長らに会い、立候補の意思を伝えた…らしい。で、今年2月の広島市長選に立候補したが、落選していた。そういえば、立候補はずっと前に取り上げたものの、結果は知らなかった。落ちてたんだね。それはご苦労様でした。でも、懲りずにまた立候補するなんて…迷惑な人。


2003年6月24日火曜日

PRIDE

■深夜に放送された『PRIDE.26』を見た(2週間ぐらい前に開催されたのかな)。例のごとく、小池栄子というバカな乳タレがうざいっすよ。これは何回も言っていることだが、あのバカ女の解説や応援・悲鳴がうっとうしいんだ。だいたい俺は巨乳が嫌いなんだ…結局はこれに尽きる(笑)。
■「ミルコ・クロコップ×ヒース・ヒーリング」…どういうわけかミルコびいきの私としては、PRIDEのリングはいつも「グラウンドになりゃぁしないか」と冷や冷やしながら見ている。今回はミドルキックですか。で、PRIDEデビュー以来、言われ続けていた恒例の「ミルコの強さは本物」という紋切り型のコメントが出てくる。まぁ、今回は完全なPRIDEルールでヒーリングに勝ったわけで、理解するのには十分だっただろう。
■「エメリヤーエンコ・ヒョードル×藤田和之」…高田延彦曰く「いい試合」であり「藤田は惜しかった」となるわけだが、素人目にはとてもそうには見えなかったんですが。確かに、一回だけ藤田のパンチをくらってヒョードルがぐらついたものの、ただのラッキーパンチじゃねぇのかと思うのですよ。藤田が完敗したようにしか見えなかったが、高田延彦や小池栄子、三宅正治アナウンサーには接戦に見えたようだ。う〜ん。
■8月のPRIDEミドル級GP開幕戦に吉田秀彦が参戦することで注目が集まっているわけだが、吉田がヴァンダレイ・シウバやクイントン・ランペイジ・ジャクソン、あるいは桜庭和志に勝てますかね?まだまだ吉田の実力ってのは怪しいところだと思う。ちょっと過大評価しすぎている気がする。


2003年6月23日月曜日

マニフェスト

毎日新聞/社説「マニフェスト 政治を構造改革する好機」
 先週、小泉純一郎首相が「マニフェストを訳せば公約。カタカナに直せば新しく見えるというのはよくない」と語ったそうだ。その通りである。
 選挙で政党が、実現を目指す政策の数値目標や財源、期限を具体的に示すのが、マニフェストとされる。要するに厳格な選挙公約だ。次の選挙では、約束したことの達成度によってその政党が業績評価を受ける。これまた民主主義の基本で、当たり前のことだ。
 だが、この当たり前のことが実行されていないから、マニフェストの必要性が叫ばれていることを理解すべきだ。
 マニフェストは目新しいものではない。すでに96年の衆院選では新進党が具体的な数値や期限、財源を示して公約した。00年衆院選の民主党公約もそうだった。
 今マニフェストが注目されているのは、4月の統一地方選、とくに首長選で作成されたのがきっかけだ。それがあっという間に中央にまで広がった。それだけ今の政治が変わってほしい、その際マニフェストは突破口になり得るという世間の期待があることを見逃してはいけない。
 マニフェストとは、有権者と政党・政治家との間にできた溝を埋めるための方策で、民主主義成熟の政治改革運動だと考える。
 「ばら色」「総花的」とは日本の選挙公約の代名詞のようなものだ。政治家は選挙が終われば公約を忘れ、公約などどこ吹く風が実態ではなかったか。
 一政党から複数の候補が出て競う中選挙区制が長く続き、政党の公約軽視の風潮が生まれた。政権担当政党の選挙公約が政権の政策になりにくい官僚主導の弊害が消えない。これが、政党衰弱、政党政治の機能不全と指摘される政治体質の原因になっている。
 マニフェストを流行だけに終わらせないで定着させるには、政党は公約実行を日常活動の最高指針に位置付けることが必要で、「選挙綱領」「政策綱領」と訳される理由はここにある。
 英国のように、達成度を年次報告の形でそのつど国民に示すこと。これを積み重ねて次の選挙は業績評価投票を可能にする。
 べからず法といわれる今の公選法では、作っても「選挙中」配布できないという。改正が急務だ。
 選挙前の公約づくりがこれまでとはがらっと変わるから、各政党は日ごろ政策を調査・研究するシンクタンクが必要になる。
 重要なのは、第三者の役割だ。NPO(非営利組織)はじめ専門家や市民による比較や評価が欠かせなくなる。
 極端ないい方をすれば、政党は公約実現マシンに徹することだ。この積み重ねから信頼、支持を得る。マニフェスト運動は国民の政治参加の一つの方法でもある。この好機を大事にしたい。



共産党の現実路線

■共産党の不破哲三議長は、第7回中央委員会総会で、42年ぶりの全面改定となる党綱領改定案を提案した。天皇制の廃止要求を削除し、自衛隊とともに存在を事実上容認するなど、従来の「革命」色を薄める現実路線が最大の特徴。野党結集による連立政権構想に積極的な姿勢も打ち出し、90年代後半以降、不破氏が進めてきた柔軟路線を反映した形…らしい。
■「国民の合意」で天皇制や自衛隊の解消を示唆している。まぁ、これはいい言葉で言えば「妥協」、悪く言えば「ごまかし」だね。共産党支持層の高齢化を懸念してんのかな。で、変化をアピールして新らしい支持層を取りこもうとする姿勢と共産党支持者への配慮。だが、本音はどうなのかがさっぱりわからない。天皇制や自衛隊の廃止の世論が形成されていくとは考えられない。つまり、共産党は本気で廃止できると思っているのか、あるいは建前として言っているだけなのか。
■「柔軟路線」には一定の評価がされるべなのだろうが、どうも古臭い。さらに改定案は、「資本主義の枠内で可能な民主的改革」に取り組む方針を示す一方で、その後に社会主義・共産主義体制の実現を目指す方針は維持している。これも戸惑わせる要因になる。国民が本当にそんなものを受け入れると思っているのだろうか。結局、旧態依然のままの共産党がそこにはある。ただただ、いかがわしさだけは確実に強まっているように思える。
■僕としては、天皇制は全く必要性はないと思っている。皇太子サマの「よいパパ」や雅子サマの「母の愛」、あるいは「可愛らしい」愛子サマなんてのが出てくると吐き気がする。だが、このような報道を見る限り、天皇制がなくなることはないだろうし、あってもそれほど問題はなかろう。まぁ無駄なカネとありがちな皇室報道への嫌悪感という害はあるが、それは我慢するしかあるまい。
■自衛隊に関しては、僕は積極的に擁護する。自衛隊は平和主義と矛盾するものではなくて、むしろ平和主義のために自衛隊はあるべきだと考えているからだ。ただ、日米安保や自衛隊の活動は再検討を要するだろう。ここのところの政府の行動を見るとどうも不安になる。日本がどんどんアメリカに埋めこまれている。また専守防衛の原則を見直そうという動きも強まってきている。
■アメリカにどこまで協力するか、自衛隊は活動範囲をどこまでか、こういった線引きの原理原則がないまま、なし崩し的にずるずると進んでいる。タカ派の狙いというのは、そうやって漸進的に平和主義を崩していくことにある気がしてならない。いきなり過激な主張をしても、国民の反発で潰されることはわかっているからだ。北朝鮮という「脅威」はそれを大きく前進させた。彼らが意図するところに、もっと我々は神経を尖らせる必要があるのだろう。


2003年6月22日日曜日

ベッカム様

■『めちゃ×2イケてるッ!』の「やべっち寿司」にベッカムが出ていた。ナインティナインの矢部浩之が変わりだねの寿司を握って、ベッカムに食わすというもの。まぁ、ベッカムの「おいしい」というリアクションは見なくても予想できるだろう。
■結局、ベッカムに台本を覚えてもらうことは要求できないわけで、ネタ見せの形を取らざるをえなかったのだろう。だが、中川家や池乃めだか、FUJIWARAも見事にすべっていたし、ダンディ坂野の「ゲッツ!」の連呼なんて、どうリアクションすればいいのか困惑していたように思える。そもそも、通訳を介して理解が生じるわけで、言葉の壁やタイムラグを乗り越えることはできなかったように思える。また、ナイナイの岡村隆史や極楽とんぼが明治製菓のCMの歌を歌うのだが、ベッカムはそれを知っていたかどうかも疑わしい。
■見ていて、「ベッカムスマイルの安売り」だけが印象に残った。頭が悪いんじゃないかと思えるほど、へらへらと笑ってた。変な日本人に囲まれて、意味不明な芸を見せられる。ベッカムとしては笑って乗り切るしかなかったのだろう。「めちゃイケ」として、もっと面白い企画を考えられなかったのだろうか。
■それでも、来日した時からベッカムは終始笑顔だ。もう「ベッカムスマイルのバーゲンセール」ってわけでしてね。さらには「子供大好きアピール」ね。ファンの心理を掴もうと必死なわけだ。芸能人も大変ですな。レアル・マドリードはベッカムの移籍金に約49億円を用意した。タレントのデビット・ベッカムをそこから差し引くとどれくらいの価値が残るのだろうか。
■日本がベッカムの見積もりの大きなプラス要因になることは間違いなさそうだ。だが、この「ベッカムフィーバー」の性質を見誤ると痛い目に会うだろう。日本のファン(と呼ぶに値するかはわからんが)ってのは熱しやすく冷めやすい。そこらへんを勘違いすんなよ。ベッカムが引退間際に一花咲かせようと、Jリーグにでも来るんじゃないか。今からそれが心配だ。
■飲み会があったので『爆笑オンエアバトル』を録画したが、失敗した。『あすを読む』がイラク新法の特集で、時間が拡大したためだ。ちくしょう、ハゲやらヅラやらが集まって、何が「あすを読む」だ。お前らの頭髪がフェイクであることはお見通しだ。
■大リーグのヤンキースとメッツが対戦し、ヤンキースの松井秀喜は「5番・中堅」、メッツの新庄剛志も「7番・中堅」で先発出場した。こうなるとメディアは「日本人対決」などと言うわけだが、ピッチャーとバッターならまだしも、野手どうしが対決しているわけじゃあるまい。あくまでも「ヤンキース×メッツ」なんだからね。


2003年6月20日金曜日

小沢一郎の理念

■保守党(今は保守新党っていうんだっけ?何が新しいかわからないけど…)に見切りをつけた野田毅が自民党山崎派に入るらしい。自身の保身のために、変態・山崎拓の子分になったか。次の選挙、奴が落ちることを心から願おう。
■政治改革をめぐる宮沢内閣不信任決議、自民党分裂から丸10年。不信任決議のきっかけを作った自由党の小沢一郎は「信念に基づいて自民党を離党した。決断に間違いはなかった」と強調。そのうえで、「選挙制度も変わり、自民党戦後体制が大転換の方向に行っている。自民党の腐敗した権力体質を一新するよう励みたい」と述べた…らしい。
■何言ってんだ、バカ野郎。その「腐敗した権力体質」自民党で竹下登の汚い金にシッポ振りまくってたのはどこのどいつだ。自民党が沈みかかっていると判断するやそこから逃げ出し、「政治改革」の御旗を振ってごまかした。その後、田中角栄に憧れてか、キングメーカー気取りですよ。かと思えば、「腐敗した権力体質」の自民党と手を組みましたね?
■いったい「信念」って何だよ。この男、やたら「理念」とか「信念」「哲学」という言葉を使いたがる。そうやって国民に「小沢一郎は信念がある」と思いこませる洗脳を行っているわけだ。実際、小沢を「理念がある」と評価する声があるのは、それが功を奏しているからであろう(ここ数年はすっかり消えたかのようだが、根強く信じている人もいる)。
■ザ・グレート・サスケを推薦するような奴のどこにそれを求めればいいのだろうか?比例代表の非拘束名簿方式に対する批判はどこへ行ったのだろう。タレント候補を立てない?それだって「自由党は理念がある政党だ」とアピールにすぎなかったわけだ。小沢はしょせん権力の亡者じゃないのか?
■あと、過激な発言を行う人間を「理念がある」と思い込む傾向が強いようである。頭の悪い発言やパフォーマンス好きの石原慎太郎、あるいは、自民党をぶっ潰すと絶叫していたころの小泉純一郎もそうだ。最近の流行では、北朝鮮に対する強硬な発言で注目を集める安倍晋三といったところか。国民よ、だまされてはいけない。
■「新しい日本をつくる国民会議」(21世紀臨調)が新体制となり、佐々木毅東大学長、北川正恭・前三重県知事、茂木友三郎キッコーマン社長、西尾勝国際基督教大教授を代表に選出した。そして、次期衆院選で各政党が政策の財源や期限を明記した公約「マニフェスト」を提示するよう提言した…らしい。北川正恭が『ニュースステーション』と『NEWS23』に出てアピールしていたね。
■確かに、「マニュフェスト」は政策本位の選挙を促進する上では重要であろう(国民が関心を持つという前提はかなり疑わしいが)。ただ、その試みが成功するかどうかは厳しいものがあるだろう。「マニュフェスト」に対して、民主党は前向きだ。だが、自民党が作成する見込みはないように思える。象徴的なことに、江藤隆美先生は「横文字を並べるな!」とご立腹のご様子。こういったゾンビ議員がいる限り難しい。
■あるいは小泉首相だって「この程度の公約はたいしたことはない」と開き直ったこともあった。公約よりも、マニュフェストはやり明確に数値目標付きの政策目標を示すもので、厳格な国民との契約である。公約すら守れない小泉総理にマニュフェストを求めること自体、無理な話かもしれない。
■それに、民主党がマニュフェストを作成したからといって、政権与党になることは厳しいように思える。したがって、政策の数値目標が「絵に描いた餅」であってもいっこうにかまわないわけだ。しかし、政権与党である自民党は違う。無責任なことを書くと責任を取らされることになるわけで、マニュフェストが無くても選挙に勝てる以上、マニュフェスト作成へのインセンティブなど働くはずもない。マニュフェストを作成しても選挙に勝てないとなると、民主党のマニュフェストは「ネクストキャビネット(次の内閣)」同様にお飾りにしか見えなくなるし、「与党ごっこ」の一つと見なされることになるだろう。
■以上のように、現状ではマニュフェスト作成は厳しい。だが、政策本位の選挙を作り出すためには欠かせない物であることは間違いない。では、そうすればいいのか。国民に対して、マニュフェストの重要性を認識させていくしかあるまい。政治家、メディアや知識人が啓蒙していくしか道はあるまい。そこに国民を乗せなければ、政策による選挙など夢のまた夢だ。そして、民主党はどれだけマニュフェストを前面に押し出せるか。菅直人の見せ所だ。
■「トリビアの泉〜素晴らしきムダ知識〜」(フジテレビ系)がゴールデン進出したらしい(7月2日スタート、水曜午後9時)。この番組は、視聴者から投稿された無駄な知識(トリビア)を品評して、感銘を受けた度合いを「へえ〜」という単位で表す。前回同様、俳優高橋克実や八嶋智人も出演するが、品評会会長としてタモリも登場するらしい。深夜の枠だからこそ「好評」だったという気がするのだが。一般受けはしないんじゃないかなぁ…


2003年6月19日木曜日

SMAP、北朝鮮脱北者の亡命事件パロディー

■ウッチャンナンチャン内村光良との不倫騒動渦中にあるテレビ朝日・徳永有美アナウンサーが、人事異動でアナウンス部とスポーツ局の兼務になる。アナウンス部に籍は残るが、事実上はスポーツ取材などが中心になるとみられる…らしい。

■「内村プロデュース」ファンとしては、徳永アナに同情してしまう。なんだか内Pでウッチャン氏が笑っていると、この人はこの件についてどう責任を取るつもりなんだと思う。

■SMAPが出演した日本テレビの番組「スーパーテレビ情報最前線・SMAP×JAPAN」で、中国・瀋陽の日本総領事館前で起きた北朝鮮脱北者の亡命事件をパロディーにした映像を流し、視聴者からの抗議電話が殺到している…らしい。番組冒頭でSMAPのメンバー5人が、ある国の大使館に駆け込もうとして警備員に取り押さえられる場面を放送した。番組は日本を見限って亡命しようとした5人が説得され、日本のいいところを再発見するため旅に出るという設定で、その導入部だったという。

■まぁ、なんてアホなんでしょう。不謹慎極まりないですねぇ。絵になる「ハンミちゃん号泣」シーンは、しつこいぐらい流されたのにね。あのシーンの印象だけが強すぎて、事件の本質をわかっていない人間が作ったのかもしれないが。

■それにしても、日テレってのは「北朝鮮ネタ」を好む。そして、北朝鮮を面白がっているかのようだ。打ち切りになった「ブラックワイドショー」がその最たるものだが、他の番組も総じてその傾向がある。ワイドショー、あるいは報道番組でも、「喜び組」「律動体操」を興味本位で報じる。しかし、北朝鮮で笑いを取ろうとしていると思いきや、一方で核兵器やミサイル、金正日の残酷さを報じ恐怖感を煽る。いったい、何が目的なんだろうか。

■お笑いコンビ、テツandトモが、東京・巣鴨のとげぬき地蔵で初アルバム「テツandトモの『マンボ大漁節』ってなんでだろう」のPRライブを行った。また、お笑いタレント仲間で、ともに“一発屋”といわれているダンディ坂野、はなわ がそろってブレークしたことには、「3組で流行語大賞獲って、紅白に出場して、消えていきます」と宣言した…らしい。

■まぁ、本人としては自虐的な冗談で笑いを取ろうとしただけで、「一発屋」であることを自覚しているわけではないだろう。しかし、こうやって一発屋を眺めていると、やっぱり『爆笑オンエアバトル』の功績は大きいと思う。

■さて、ここで勝手ながら、数年後の芸能界生存確率を…まず、最も確率の低いのはダンディ坂野だ。36歳なのに32歳と年齢詐称した彼ね。どう考えても「ゲッツ!」とか「おひさしブリーフ」では生き残れまい。生存確率2%。

■二位は、テツandトモ。彼らもダンディ同様、「なんでだろう♪」だけではきつかろう。もちろん「なんでだろう♪」以外にネタを探せればいいのだろうが、その望みも低いだろう。だが、単発モノで需要があるかもしれない。生存確率5%。

■一位は、はなわ だ。佐賀県以外の都道府県の歌の作成をしているという情報からも容易に想像のできることだが、以外にしぶといかもしれない。さらには、彼の場合は違ったネタも誕生しうる。さらに、極めて小さなオマケであるものの、松井秀喜のものまねもある。生存確率15%。■まぁ、例によって、いいかげんなことを言ってしまいました。だが、芸能界には「なんでこんな奴が生き残ってんだ?」って状況も多々あり、何が起こるかわからない。ただ、言えることは、これ以上のブレーク(たとえば冠番組を持つこと)はありそうにないということだ。まぁ、生き残るとしても、程度は知れている。

■イングランド・プレミアリーグ、マンチェスター・ユナイテッドからスペインの名門レアル・マドリードへの移籍が決まったデービッド・ベッカム選手が、CMのプロモーションのために歌手のビクトリア夫人と一緒に来日した。成田空港では約180人と「過去最大級」の報道陣が囲んだ…らしい。

■あぁ、テレビに映し出されるファンたち。中には泣いている者もおり、「バカじゃねぇか」と笑うしかなかった。あぁいう人は恐らく熱病におかされている病人だから、モザイクでもかけて人権を守ってやったらどうか。しかしまぁ、どいつもこいつもカメラ付き携帯でぱしゃぱしゃと撮りやがって。VodafoneのCMか?明治製菓とTBCのために来日したんじゃなかったっけ?


2003年6月18日水曜日

内閣改造という茶番

■インターネットコム株式会社 と 株式会社インフォプラント が、10代〜60代の無料ホームページサービスを利用して個人ホームページを運営している人300人を対象に調査を行ったところによると、ホームページの運営をやめようと思ったことがある人は55%。その大半が、更新がめんどうになったことをあげている…らしい。

■ふーん。そんなもんかいね。僕は思ったことないなぁ…これは日記みたいなもんだからね。で、2冊つけていることになる。これの他に公開していないやつ。個人的な日記ですな。めんどくさい…と思うこともあるけど、日課のようなものだからな。それに僕の場合、CGI使ってるから、更新にそれほど時間がかからないし。

■ニュースがある以上、このノートに書くことはいくらでもある。WEBのニュースサイトからコピペ・編集して、「…らしい」をつける。あとは感想を書く、それだけ。後で読み返してみるのが面白い。いかにバカなことを書いていたかを認識できる。

■小泉さん、自民党総裁再選直後に内閣改造密約ですか。それに対して、野中広務や亀井静香は「まやかしのアメ玉」とお怒りのご様子。確かに竹中平蔵金融・経済財政担当相を更迭するのは厳しいんじゃないか。いわば、構造改革のシンボルとなっているわけでね。まぁ、仮に更迭になったとしても、「抵抗勢力」の意向とは違った人物になるだろう。…しかしまぁ、この茶番、なんとかならんもんか。内閣改造は政争の道具ですか。自民党による政治の私物化をいつまで国民は許しておくつもりだろうか。

■阪神タイガースの優勝に備えて、「いい機会なので、底ざらえなどの浄化をやっていきたい」と道頓堀川をきれいにしようと言い出した愚か者がいる。こともあろうに、大阪府の太田房江知事だ。いつから川に飛び込むことを推進し出したのだろうか。あぁ、阪神の周囲はやはりバカばっかだ。

■岩手県議会運営委員会は本会議で覆面着用を禁止する議会規則改正案を採決することを決定した。容認派と反対派の議員はほぼ同数…らしい。以前にも述べたが、覆面を装着したザ・グレート・サスケ議員を選んだ岩手県民の「見識」を尊重すべきなのである。こんな奴が簡単に岩手県議になってしまうことは面白くないかもしれないが、岩手県議はこのバカを同じ岩手県議として認めなければなるまい。

■だいたい、こんなバカげたことを議論している場合か。よっぽど岩手県議の仕事はないと見える。一人のバカのマスクごときに、容認も反対も糞もあるか、ばかやろう。あんなバカは無視しておけ。ただ、小沢一郎には是非コメントして欲しいね。小沢や自由党の「理念」とか「政治哲学」をぜひ聞かせてください。それはそれは滑稽に違いない。

■オールスターの川崎憲次郎(中日ドラゴンズ)がついに阪神タイガースの井川慶を抑えてトップになった。なぜ主催者側が川崎票を無効にしなかったのかが不思議だ。削除してしまえば済むことなのに…。川崎はおそらく辞退するだろうが、それをニュースや新聞で報道しない方がいいだろう。きっと投票している暇人ってのは、メディアに取り上げられることに喜びを感じているのだろうから。


2003年6月17日火曜日

阪神ファン

■このノートを書かなかったのは、忙しいからではなく、ただ机に座らなかったからである。勉強もしていない。
■それにしても、あれだ…SARSはどこへ行ってしまったんだ。まったく聞かないが…
■松井秀喜がやっとエンジンがかかり出した。だが、冷めきってしまった報道熱を再び呼び戻すには至っていない。これにイチローの活躍や新庄剛志のおもしろコメントが加わっても、まだ阪神フィーバーには勝てない気がする。
■今、考えているのは「阪神ファン」だ。どうも人々は、阪神タイガースのファンはいつも熱狂している、というイメージを持っているのではないだろうか。テレビに映し出される巨人ファンというのは、けっこう普通なコメントが流されることが多い。それに比べて、阪神ファンのバカ騒ぎはなんだ。あれがどうもいけない。バカなファンのバカ騒ぎには、「バカだなぁ」の一言ではすまされない何かがある。
■どうも阪神ファンのイメージが出来あがっていて、メディアもそれに合致した映像を意図的に流しているような気がしてならない。冷静に語っている阪神ファンは「阪神ファン」のイメージとは合致しないからだ。あるいは、本当の「阪神ファン」は陽気でなくてはならないという「暗黙のルール」があり、皆それを演じているのではないか。そうなることでやっと自分も「阪神ファン」になれる。きっとそうに違いない。じゃなきゃ、阪神ファン・バカ率の高さを説明できっこない。
■「イラク新法」なる法律ができそうだ。実際は「戦闘協力法案」なのに、「復興支援法案」と粉飾している。ごまかしごまかし…いったいどこまで行ってしまうんだろうか。
■過失致死・致傷罪で禁固1年6月の実刑判決を受けた毎日新聞元写真部記者、五味宏基受刑者がアブドラ国王による特赦を受け、釈放される見通し…らしい。なんだか日本に迎合した特赦という気がしてならないのだが。この人、毎日新聞を解雇されちゃったのかなぁ…
■川崎市川崎区の古本店で今年1月、漫画本などを万引きして逃走した中学3年の男子生徒が踏切で電車にはねられ死亡した事故で、警察に通報したことを「人殺し」などと非難された店長が店じまいした…らしい。おそらく店長はひどく自分を責めたに違いない。自分が通報した結果、志望したのだからなぁ。
■ここから出てくる論点は、中学生の万引きを警察に突き出すかどうか、ということだが、この事件の場合、店主の行動は正しい行動をとったまでだと思う。この中学生は、親や学校に知られたくなくて、正しい情報を喋らなかったというし、万引きの被害が深刻で、厳しい処置をとらなければならかったはずだ。店長に他の選択肢があっただろうか。
■「ごめん」で済んだら警察いらん。親や学校に知られたくないばかりに、何も語らない。そんな子供に「反省しているから許そう」「喋らないから見逃そう」と思うだろうか。店主は厳正な対応をしたにすぎない。列車で死亡するということは、予想できなかったことであるし、それは正当な対処の不幸な結果に過ぎない。
■カメラ付き携帯電話で盗撮して逮捕されたというニュースを聞いた。まぁ、当然こういった事件は今後増えるだろうなぁ、デジカメ携帯の性能アップで。


2003年6月13日金曜日

ネバーギブアップの精神=スポーツマンシップ

■イラクは、米国にとって脅威となる大量破壊兵器(WMD)を本当に持っていたのかという疑問を抱かせる報道が米国で相次いでいる。議会も、WMDの存在を示唆してきた情報機関に対する調査を本格化。ウォーターゲート事件をもじって「WMDゲート」とささやかれ始めている…らしい。

■ブッシュ政権がCIA報告に圧力をかけたなんてことも言われてますわな。アメリカではサダム・フセインを排除せよということ自体に国民的な合意があったように思われるが、「大量破壊兵器排除」でアメリカ支持を打ち出したイギリスなどの同盟諸国にとっては痛いところかもしれない。

■日本は、アメリカが「大量破壊兵器がある」ということを盲信しちゃったからねぇ。どうするつもりだろう。アメリカ支持を全面的に押し出した産経新聞では、この大量破壊兵器問題を完全に黙殺している。

■イスラエルは、エルサレムで起きた自爆テロの犯行声明を出したイスラム原理主義組織ハマスとの「全面戦争」を決定した…らしい。う〜む、こりゃとうぶんテロは続くだろうなぁ。中東和平の指針であるロードマップ…やっぱ、そう簡単には行かないよなぁ。

■暴力団関連企業から秘書給与の肩代わりを受けていた松浪健四郎衆院議員(保守新党)に対する議員辞職勧告決議案が与党3党の反対多数で否決された。これにより、松浪議員の秘書給与の肩代わり問題は、事実上幕引きとなる見通し…らしい。

■いやぁ、松浪健四郎の「ネバーギブアップの精神もスポーツマンシップだ」という妄言がすんなり通ってしまいましたよ。ちなみに、辞書によれば、スポーツマンシップとは「フェアプレーをし、勝負にこだわらない、明るい健康な態度・精神」だそうです。永田町では、暴力団とつるむ事もフェアプレーであって、議席へのこだわりを見せるのが通例だ。

■ハリウッドスターのアーノルド・シュワルツェネッガーがカリフォルニア州知事選に意欲…だそうな。レーガン大統領という先例があるから、そのまま大統領に…なんてことを考えている可能性だってある。やれやれですな。

■なんでも、「ぜひカリフォルニア州知事になりたいものだ。州が私を必要とし、自分より良い人物がいないと思ったら、その時は選挙に出る」などとほざいているらしい。「必要とされている」と思うような奴にろくな奴はいない。往々にして、こういう自意識過剰なバカは有害であって、非常に厄介だ。大迷惑なのです。

■シュワちゃん、「自分より良い人物がいないと思ったら」出馬するらしい。彼にそんなことを思わせるほど、アメリカは人材不足なのだろうか。あぁ、そうか。おそらく彼も「ブッシュ大統領」を見て、同じことを思ったのかもね。なにせ、アメリカのトップである大統領が、あのジョージ・ブッシュだ。彼がアメリカの人材不足に憂慮したり、あるいは、「アイツでも大統領ができるなら、俺にもできるんじゃないか」と思ったとしてもなんら不思議ではない。


2003年6月12日木曜日

ビル・クリントン/モニカ・ルインスキー

■ビル・クリントン前大統領夫人のヒラリー・クリントン上院議員の回顧録『リビング・ヒストリー』が売れているらしい。AP通信のすっぱ抜きで事前に漏れ、不倫に苦悩する様子がセンセーショナルに報じられた。話題作りとしてはよい効果になっただろう。なんだか話題作りのために意図的に漏らしたようにも思われる。夫とモニカ・ルインスキーさんの「不適切な関係」までも政治的道具に利用するたくましい女性ですねぇ。

■鳥取県の片山善博知事が、政府の地方分権改革推進会議(西室泰三議長)について、「議長の西室氏は同会議を非民主的に運営した」などと批判、同氏が会長を務める東芝製品の不買を含め検討を始めたことを明らかにした。これに抗議が殺到しているらしい。ホテル税で対立した石原慎太郎知事はコメントしてないのだろうか。まぁ、石原知事よりも片山知事の方が少なく見積もっても100倍は優れていると思うが、今回のはねぇ。いや、苛立ちはよく理解できるんだけど、「東芝不買」は行き過ぎだろう…

■ソニーから退職慰労金16億円が支払われる見込みの大賀典雄名誉会長が、手取り分の全額を長野県軽井沢町に寄付する…らしい。いやぁ、すごいなぁ。もっとも現役時のソニーからの給与だけでも膨大な額だろうから、これ以上のお金は必要無いんでしょうね。で、16億で名声をお買いあげです。


2003年6月11日水曜日

マイケル・ムーア/アメリカの猪瀬直樹

■『噂の眞相』(7月号)の「七人のバカ」を立ち読みして驚いたのだが、『ボウリング・フォー・コロンバイン』(アカデミー賞受賞スピーチでマイケル・ムーアが「ブッシュよ、恥を知れ!」とわめいていたのは記憶に新しい)に猪瀬直樹が推薦文を寄せていたらしい。
マイケル・ムーアは「アメリカの猪瀬直樹だよ」と言ってしまいました。――猪瀬直樹さん(作家)
 …だって。思わず笑ってしまった。こいつ何を言ってんだ?猪瀬よ、ムーアはお前のように権力に擦り寄ったりはしない。

■じゃぁ、批判していればいいかと言えば、それも内容次第である。同誌の「筆刀両断」で、佐高信は竹中平蔵を批判しているのだが、その内容の無さはまるで素人レベルだ(お前が言うなよ、という声が聞こえてきそうだが)。相変わらず、「マック竹中」とか「居直り平蔵」とかくだらんことを言っていたり、竹中が持ち上げている松下幸之助を例によって批判してみたり(佐高の松下批判って、ほんとしつこいよ)。あんなんで金もらえるなんて、楽な商売だよなぁ。

■巨人の渡辺恒雄オーナー(読売新聞グループ本社社長)が1年以内にオーナー職を退き、後任に堀川吉則球団社長を指名する意向である…らしい。まぁ球団のご意見番的な存在としてはどうせ居残るんだろうが…ヒールがいなくなって、野球の話題が少しは減ると期待しよう。

■「FLASH」によれば、お笑いコンビの極楽とんぼ・山本圭壱が、東京・六本木のクラブホステス(23)を妊娠させ、5月に中絶させていたことが発覚した…らしい。おいおい、極楽、大丈夫かぁ。こういったことでどんどん芸能界の隅へと追いやられていく気がするなぁ。


2003年6月10日火曜日

万景峰号

■万景峰号、新潟入港を中止ですか…テレビ各局は生中継をしようとしていただけに、予定がはずれて残念ですね。まぁ、お祭り騒ぎにならないですんでよかった。
■それでも、せっかくだからとばかりに、メディアは新潟港から中継していた。蓮池透さん、各局に中継で出演して大活躍。
■延期した要因には?海上保安庁による安全性検査、PSC(ポート・ステート・コントロール)が厳格に実施され、安全基準を満たしていないことが明らかになれば、航行停止命令が出る可能性が高い。?万景峰号に燃料の重油を供給してきた日本の大手石油会社が今回、販売自粛を表明したことで重油不足におちいった。というものがあげられている。
■しかし、来航を禁止させようと活動している人たちがよくわからない。なんだか北朝鮮に批判させる材料を提供しているだけのような気がするのだが。別に検査を厳格化すればいいだけの話という気がする。
■韓国の盧武鉉大統領が帰っていった。国益無視の麻生太郎の創始改名発言や有事法制成立のせいで、最低限、過去や安保や憲法に言及せざるをえなかったが、終始「未来志向」を強調していた。日本側も「未来志向」で報いなければなるまい。
■過去や有事法制、憲法改正の動きを盧大統領が牽制したことに、産経新聞は「過去への固執を見せた」と記述している。ちょっと茫然とさせられる。自覚がないのだ。有事法制を訪日中に成立させたことや、訪日直前の麻生の創始改名発言によって言及せざるをえない状況に追いこまれたことを。韓国が「未来志向」を目指そうとしても、産経新聞的なものがそれを妨げようとしている。
■韓国では、大統領が「未来志向」の日韓関係を強調したことに関して、日本の右翼勢力が勢いづくのではないかと懸念する声が出ている(事実はそれとは逆で、過去を出すから右翼が反発するのだ)。韓国に「過去に固執」して欲しくないのであれば、産経新聞などは黙っていることが一番であろう。彼らが好きな言葉を拝借すれば、それが日本の「国益」にもなるというものだ。


2003年6月9日月曜日

石原新党

■最近、雑学本にはまっていまして…。その勢いで、『雑学サプリメント』と題したコーナーでも作ろうかと考えた。まぁ、実現可能性はかなり疑わしいですがね。ってか、そんなことをしている暇があるのか、俺は。まったくの初耳だ。

■それにしても、午前中、テレビばかり見ていた気がする。これでいいのか、俺は。いや、たぶんダメだと思う。

■『報道2001』や『サンデープロジェクト』に石原慎太郎が出ていた。あいかわらず、石原新党について聞かれるとうれしそうだった。あぁ、嫌だ嫌だ。「石原総理待望論」がある…なんて煽てると、石原は「名誉だが迷惑」と言うんだ。ほんとはうれしそう。顔がほくほくじゃねぇかよ。豚もおだてりゃ何とやらってなわけで、その気になりゃしないかと気がかりだ。

■『ザ・サンデー』は例のごとく北朝鮮ネタ。ほんと北朝鮮が好きだなぁ。「独占スクープ」なんてことをやってるわけだが、そんなに得意になるようなことでもなかろうに。だいたい口ばっかで、中身はちっともたいしたことがない。ほんとオカルトが好きなんだな。

■6月4日に取り上げた『笑っていいとも!』の「キリンプロ事件」…『笑っていいとも!増刊号』のリクエストで一位を獲得していた。へぇ…カットして逃げるかと思ったが、放送するんだなぁ。まぁ、あれが一位にならなきゃ嘘ですがね。

■あそこをカットしなかったのは偉いとは思うものの、番組からの言い訳や謝罪の言葉がないのはなぜだ。「仕込み」をしていたことを「ハプニング」と言って終わらせるのはまずいだろう。ナレーションで「キリンプロは0歳〜60歳までのタレントが所属するプロダクション」みたいな説明だけされてもなぁ…

■『アッコにおまかせ!』に、川村ひかるが電話出演して千代大海との交際について語っていた。和田アキ子にも突っ込まれていたが、4連泊で「お友達です」なんて、そんなバカな話があるものか。どう考えてもセックスしてるだろ。いや、それともエッチなんて誰とでもできまんねん、っていう告白だろうか。

■いずれにせよ、相撲取りとのセックス…地獄絵図だ。クーラーがなかった時代はなお深刻だっただろう…力士とのセックスは命がけだったに違いない。

■ドコモの「505i」シリーズのCMがうざい。加藤あいに「びっくりした?」と聞かれても、「その必死さにびっくりしました」と言うしかない。「カメラ付き携帯」を買わせようとする洗脳は止めてください。僕はドコモ派なのだが、tukaの松本人志のCMは「我が意を得たり」という感じなので、健闘を期待したい。もっと冷や水を浴びせ掛けろ!携帯会社に踊らされてはいけないんだ!

■ただ、「お金大事でしょう?」…なんてことを松本人志に言われてもねぇ。なんだか「(お前ら少ない稼ぎなんだから)お金大事でしょう?」と聞こえて、ひどく嫌味に聞こえる。これって庶民のやっかみだろうか。たぶん世間一般にはイメージの悪いCMだと思うな。そうそう、ツーカーさん…お金が大事かと問うぐらいだ。ツーカーさんはよほど安い料金でサービスを提供している自信があるんでしょうな。


2003年6月8日日曜日

サミー・ソーサ 違法バット

■大リーグ、サミー・ソーサの違法バット問題…関係者への事情聴取や、野球の殿堂に納められたバットを含むソーサ選手のバット自体の検査などで他にコルク入りバットが見つからなかった。しかし、これでソーサの言い分通り、「シロ」とはならないようだ。専門家によれば、持っただけでも違いはわかるという。スウィングをすれば当然「軽いな」と気づくようだ。

■大リーグ機構の出場停止8試合とする処分には不服として異議申し立ての手続きをしている。違法バットを使ったのは事実なんだから、処分はいさぎよくうければいいのにと思うけどなぁ。

■自民党総務会、「創氏改名」発言めぐり賛否両論…だって。訪日している盧武鉉韓国大統領にとっても、麻生発言は迷惑なものだろう。国内の反発に配慮しつつ、「過去を教訓に未来へ」といった趣旨の発言にとどめている。天皇陛下も同様の発言をしている。しかし、この種の発言が出てくる時点で、すでに「過去」が日韓関係にもたらしている不幸を見ることができる。

■「過去」がいまだに日韓関係に深刻な影響を持っているのは、ある種の「憎しみの連鎖」だろう。日本が「いつまで謝罪すればいいんだ!」「植民地支配でいい事をもした!」となれば、韓国は「開き直り!」「歴史を美化している!」と反発し、それに対して日本が反発し、韓国がさらにそれに反発をする。結局、お互いが感情的になっていて、いっこうにやむ気配がない。

■また、韓国では盧大統領が訪日と同時に有事法制3法が成立したことに失礼で傲慢だという反発があった。韓国にとって、有事法制は「戦争準備法制」であり、日本の「右傾化」の懸念が強まることだろう。なかには「軍国主義への回帰だ!」などという見方まであるようだ。

■韓国の新聞の論調は「北朝鮮の危機を口実に日本が再軍備にはしっている」といったもので(まぁ、保守派の一部にそういう奴らがいることは事実だが)、有事法制の照準は「北朝鮮」以外にないことをまず韓国の人々は冷静に理解できているのかが気がかりだ。

■『ポンキッキーズ』にテツandトモが出ているのを目撃した。例のごとく、「なんでだろう〜♪なんでだろう〜♪」とやっていた。しかし、ガチャピンとムックに「なんでだろう〜♪」と疑問をぶつけなかったのは何でだろう。ガチャピンとムックなんて存在そのものが「なんでだろう」である。「なんでだろう」の塊じゃないか。たとえば、あのガチャピンの毒々しい皮膚の色はなんだ。


2003年6月6日金曜日

パレスチナ国家樹立へ

■ブッシュ米大統領は、アカバでイスラエルのシャロン首相、パレスチナ自治政府のアッバス首相と初の3者会談を行い、2005年までのパレスチナ国家樹立への道筋を示した新和平案「ロードマップ」(行程表)の受諾が公式に表明された。「暴力と流血の連鎖」が断ち切れなかったパレスチナ情勢は大きな転機を迎えた…らしい。
■3段階から成る行程表は、第1段階で双方の暴力停止やパレスチナ自治区の民生向上などを挙げ、第2段階で暫定境界を持つパレスチナ国家を創設。第3段階で難民や聖地を含む難問の2005年までの最終的な解決を目指している。
■最大の問題は、聖地エルサレムの帰属と過激派を抑えられるかだろう。イスラエル、パレスチナ(国家)が共有が現実的のように思われるが、それで丸く収まるかどうかはわからない。そして、そんなことで過激派は納得するのだろうか。あと、アメリカのスタンスが公正たりうるかということも懸念材料だろう。大統領選挙で勝てるように、せいぜい点数稼ぎしてくださいな。あぁ、勝っちゃ困るか。
■アメリカの世論調査機関ピュー・リサーチ・センターによると、世界の指導者で信頼度が高いのは、欧米ではブレア英首相とアナン国連事務総長、イスラム圏ではシラク仏大統領とアラファト・パレスチナ自治政府議長だった。ブッシュ米大統領への信頼度は、イスラエルを除くほとんどの国で低かった…らしい。
■イスラエルではブッシュ大統領が最も信頼されている。まぁ、イスラエルびいきのブッシュ政権のこと…予想される結果ではあるが、あのバカ大統領を信頼できるイスラエルってのはすごい。やっぱ、これも「テロへの恐怖」がなせる業だろうか。
■中東和平の困難性がより明示的に示されているのは、同調査で、パレスチナにおける信頼度は「国際テロリスト」のウサマ・ビンラーディン(71%)が1位となっていることだ。イスラエル支援を続けてきたアメリカ…アメリカへの憎しみは相当強いはずで、それがアメリカに一撃を食らわせた「英雄」であるビンラディンを信頼する所以だろう。そんなアメリカが仲介する和平プロセスを、パレスチナ人はどれだけ信用できるだろうか。
■「燃焼系〜♪燃焼系〜♪アミノ式♪」ってわけで、ちょっと前に話題になったあのCM(ちなみにあの飲み物の正式名称は「アミノ式の明るい生活計画」と言うらしい)…手をつかずにその場で宙返り、足の屈伸だけ棒上りをしたり、といろいろやってきたわけだが、それだけでは飽き足らず、今度は子供を足でくるくると回し出した。
■そこで、急に思ったのは、足でくるくると回されている時、人はどのようなことを考えるのだろう…ということだ。それはそれは複雑な気持ちだろう。いったいどんな顔をして回されればいいのだろうか。ちょっとした罰ゲーム(幼児虐待と呼んでもいい)じゃないか。
■実際に、あの回されている子は何を考えて回されているんだろう。あるいは、将来自分の映像を見てどう思うのだろう。親は子どもが出演しているCMは大事に取っておくだろう。そして、成長した我が子に幼少期の子どもの活躍を見せる。映し出されているのは、奇妙な特技を持った女に足で回される自分だ。それはそれで複雑な気持ちにさせる。


2003年6月5日木曜日

キリンプロ

■ノートを修復。でも、6月2日ぶんのやつが消失。何を書いたっけ…TVタックルネタで、田嶋陽子と舛添要一はいらん、ヒットラー金子勝、なんてばかげたことを書いたことだけは記憶している。
■あぁ…あと、福田康夫が官房長官の連続記録が歴代一位ってのに対して、「福田赳夫のお坊ちゃん」だから小泉純一郎も森喜朗もクビを切れない…ってやつ。そうだ、テレビで見る映像では、いつも小泉総理はいつもブッシュ大統領に首根っこつかまれている…ブッシュ所有のテキサスの牧場に呼ばれて、身も心も「家畜」になった、ってなことを書いたっけ。
■愛媛県伊予三島、川之江両市、土居町、新宮村の4市町村による合併協議会が、来春の合併後の新市名を「四国中央市」と決めたことに対し、住民から「名前負けしそう」「センスがない」などと反対の声が強まっている…らしい。
■なんだよ…「四国中央市」って。確かにセンスないなぁ…長いしね。でも「名前負けしそう」って反対の声は不可解だな。「四国中央市」って名前はそんなに立派かい?「四国」の「中央」の「市」ですよ。なんだか「田舎の中の田舎」って宣言しているみたい。なにもそんなことで威張らなくてもいいじゃないですか。
■一方、岐阜県南濃町など3町が合併し、来年3月に発足予定の「ひらなみ市」の名称をめぐり、南濃町の住民ら、「無理なこじつけで、土地の顔が見えてこない」として撤回を求める請願書と、町民約1万7000人のうち約4400人分の反対署名を町議会に提出、受理された…らしい。気をてらって、ひらがなですか…まぁ、よくあることだね。
■「親しみやすい」のが選ばれた理由らしいが、地名にひらがなが使われていることが本当に親しみやすいだろうか。政治家がよく自分の名前をひらがなにしていることが多い。あれと同じで、どうも人をバカにしている気がする。
■大リーガーのサミー・ソーサが、バットにコルクを入れていたらしい。まぁ、飛距離が伸びるんだろうね。せっかく偉大な記録を積み上げてきたのに。これは深刻な影響を与えそうだ。
■ソーサは、「練習用のバットを誤って使ってしまった。残念で、謝罪したい。責めは負う」と釈明した。 違反バットを持っていたかについては「打撃練習の時、ファンを喜ばせたかった」と語っている…らしい。確かに、その言い訳はもっともらしい。が、たまたま間違えたと言われて、はいそうですかでは終わらないだろう。
■『笑っていいとも』(フジテレビ)のオープニング・コーナー、「ドリームズ・カム・チャイルド」で、自己紹介で、2番目に出演した4歳の女の子が「キリンプロの〇×です!」と所属プロダクション名まで喋ってしまった。さらに、追い討ちをかけるように他の男の子も「キリンプロって言っちゃダメってママに言われてたのに!」とつられてしまった。
■芸能プロダクション所属のいわゆる「仕込み」であることを子供たちが白状してしまったわけだ。生放送と子供ならではのハプニングに、藤井隆は「吉本興業の藤井です!」と笑いを取りにいった。他の出演者も必死に笑いを取ろうとする。さらに、その日のテレホンショッキングのゲスト・千原兄弟も「ぼくもキリンプロだ」と発言した。
■当然、こういったことがあると、『笑っていいとも!』の他の「素人」出演コーナーも疑いの目が向けられるだろう。こういった「仕込み」は、だいたいテレビ業界では当たり前のこととなっているようだ。たとえば、その露骨な例が「ガチンコファイトクラブ!」であった(『ガチンコ!』自体、「やらせ」無しでは成り立たないわけだが)。名の売れない芸能プロダクションから「素人」を使う。まぁ、売れていないだけあって、竹原慎二に反抗している「芝居」など見ていられなかったが。


2003年6月4日水曜日

掲示板

 「生活ノート」を置いていたサーバーの調子がまた悪くなった。最初は「またかよ」と思ったが、今回はかなり状況が違い、極めて厄介なことになった。 同じサーバーを利用している他のサイトは普通に表示されるため、どうやら僕のアカウントは削除されてしまったようだ。 容量は小さいものの、無料・広告表示義務無しでCGIが使えたお気に入りのサーバを失うかもしれない。 どうやら、前に「生活ノート」を置いていたサーバに障害がおきた時、事業者側が、サーバの負担を軽減させるために、更新されていないページのアカウント削除に乗り出したようだ(僕の予想)。 諸事情があって、そのサーバのトップページ(index.html)は「Forbidden」としていたため、削除対象になったのだろう。 まぁ、トップページを公開できない事情を話して、利用再開を頼み込むしかなさそうだが、復活のめどは立っていない。だから、「仮・生活ノート」を設置しました。ただし…広告表示あり・最下部を見よ(泣)。あぁ、「読みやすく、シンプルなデザイン」をこのホームページのデザインのコンセプトだったのに…
■ちょっと前に、「掲示板はなぜ設置しないのですか?」というお便りをいただいた。「書き込む人がいないから」というのもなきにしもあらずだが、一番の理由は他のところにある。
■たとえば、「○○のファンです。」といった情報が書かれたとする。となると、僕はその「○○」に対して、批判をしにくくなるんですね。その人のことがどうしても、多少は脳裏によぎってしまう。僕の知人にこのサイトの存在を教えていないのも、そういう事情があるからなんですね。■前は「相互リンク募集!」なんてことを言っていたわけですが、同じ理由で止めました。
■そういえば、かつて掲示板があった頃、ありがたいことにこのページを毎日チェックしていてくれた方がいたんですね(現在、訪れてくれる方で、彼のことを知っている人は2〜3名かな?)。で、その人は「プロレス」と「野球」が好きだったようなんですね。でも、僕は「プロレス」を「SMショー」「コント劇」と呼んだり、「野球なんて壊滅してしまえ!」なんて言ってるわけです(この時も彼のことが頭によぎらなかったわけではない)。それでも何とかそれを受け入れてくれた。
■しかし、ある時を境にピッタリとアクセスがなくなるわけです。3月15日以降、つまり「ザ・グレート・サスケ」や「覆面レスラー」のバカさを指摘したとこですよ。さすがに、我慢の限界だったんでしょうね(笑)
■まぁ、このサイトは細々とやっていこうとも思っているので、「去るもの追わず」と開き直っていればいいんですが、やっぱ長い付き合いだったんで、それなりに寂しいものだった。■で、そこからも導き出される結論は、特定した人物の存在を知ってしまったり、見てくれる方の選好を知ってしまえば、このサイトを何のために作ったのかを見失ってしまうということ。
■まぁ今後も、僕は好き勝手言ってますので、おそらく皆さんの気持ちを逆撫ですることもあるでしょう。しかし、気に障った部分があっても、「ふーん」と寛容に読み飛ばしていただければ幸いです(別にお便りで指摘してくださっても、それはそれで歓迎ですが)。それが無理で、見るに耐えないのであれば、そっと抜け出してください。「これまで楽しみに見てきたのですが、○○に関する記述は…」などという「別れの挨拶」は全く無用ですので。 ※覆面レスラー問題で離別した方(この人は何も言わず去っていった)とは、別の人でいたんすよ。


2003年6月2日月曜日

ゴキブリ法則

■ゴキブリを部屋で見つけて、ショックを受けた。というのも、あの有名なゴキブリ法則が思い出されるからだ…1匹いたら、あと数十匹いると思え。このことは、ゴキブリというが集団を作る生き物であることに根拠づけられているのだろう。あの黒く気持ち悪い生物がうじゃうじゃといて、そいつらと同居していると思うと、何だか気分が悪くなる。
■あの気持ち悪さは何事だろうか。あの物体を発見した時、かなりビビった。あの「カサカサ…」という動きがどうもいけない。しかし、一方で、それだけで排除されるゴキブリというのもかわいそうな存在なのかもしれないなどとも同情している。確かに、感染病などを運ぶという害の面はあるが、日本は感染症が深刻であるというわけではあるまい。やはり、ゴキブリは「醜い」「不潔」という論理で排除されている。なんだかかわいそうだな奴だ。
■ここで気になるのは、ゴキブリを忌み嫌うのは世界共通なのだろうか、ということだ。これは調べてみないとわからないが、少なくともゴキブリを食用・薬用として利用する地域は存在するらしい。
■どうでもいい豆知識コーナー。ゴキブリの名前の由来…蓋つきの食器(五器、御器)をかじることから、五器噛(ごきかぶり)と言われ、その後、フリガナの間違いなどによりゴキブリとなったようだ。
■そういえば小学校の頃、「ゴキ」と呼ばれる子がいた。汚い格好と肌が黒いことから、不名誉にも「ゴキブリ」と命名され、クラス中から「ゴキ」と呼ばれていた。ちょっとしたイジメだったなぁ…子供ってのは残酷だ…
■…などと他人事のように発言してしまったが、最初にそう呼び始めたのは、他ならぬ僕である。いや、ほんと何気なく呼んだだけなんだ。もうあっという間に広がったなぁ…ゴキブリ。その後、周囲からゴキブリのようにしつこく「ゴキ」と呼ばれ続けた。(そう言えば、彼は一時期「しらみ」とも呼ばれていたなぁ…)
■麻生太郎が「(創氏改名)朝鮮の人たちが『名字をくれ』と言ったのがそもそもの始まりだ」と発言した。創氏改名は、朝鮮の皇民化政策の一環として実施されたと一般的には理解されている。一方で、日本との経済交流の中では、日本名を名乗った方が都合が良かったという理由から、強要されたものではないとする主張も存在する。だが、経済のためと割り切って、自己のアイデンティティを捨て、日本名を求めた人はいったいどれだけ人数だというのか。麻生は「強制された人はいない」と言いたいのだろうか。
■また、麻生は「ハングル文字は日本人が教えた。義務教育制度も日本がやった。正しいことは歴史的事実として認めた方がいい」と発言。さらに、「歴史認識を一緒にしようと言っても、隣の国と一緒になるわけがない」と述べ、根本的解決は困難との見方を示した。
■確かに、歴史認識の問題は難しいだろう。だが、だからこそ、慎重に議論をしなければいけないはずだ。政権与党の政調会長という重役についている政治家ならなおさらのこと。軽々に発言することで、「(日本に対する)韓国の感情的な反発」と「(麻生に対する)保守派の喝采」を得ることができようが、いったいそれがどれだけの意味があるというのか。よっぽど、小林よしのり みたいな奴に「歴史認識がしっかりしておられる」と誉められたいのだろうか。
■韓国は感情的になりすぎている。そのことをまず認識すべきだ(保守派は誰よりもそのことを知っているはずなのだが)。そこに、麻生のような頭の悪い政治家が、何も考えずにべらべらと喋り、火に油を注ぐ…これでは溝は深まる一方だ。根本的な解決の困難性は、溝を埋めようとはこれっぽっちも考えない政治家にある。そのことをまず麻生は知るべきだろう。 ■彼のような人間に「日本はいつまで謝罪すればいいんだ!」と言って欲しくない。それよりも私は、「いつまで日本に謝罪をさせるつもりだ!」と麻生に言いたいんだ。
■カレーにはコーヒーを入れるとコクが出ていいと聞いて、作ってみた。よくわからなかった。これは対照実験でもしないとわからんかも。いや、コーヒーを入れる量が少なかったのか。
■貴乃花の「一台年寄貴乃花襲名披露パーティー」と称して生中継番組が放送されていた。まぁ、断髪式、引退セレモニーだね。おもしろかったのは、兄である花田勝や母である藤田憲子がほとんど出てこなかったこと。「若貴」などはNGワードに指定されていたみたいね。
■貴乃花、挨拶の台本を用意してた。それぐらい見ないでやれよ…感情が入ってないし。しかも、そのわりには凡庸な表現しかしていないし。頭の悪さを改めて見せつけて終了。


2003年6月1日日曜日

パチンコ辞職

■5月も終わり…梅雨の到来ですか。なんだか「じめぇ〜」っとした感じが嫌だが、雨の音は嫌いではない。
■パチンコで辞職した秋田県の千葉隆副知事。パチンコ…そんなに面白いものかなぁ…ギャンブルってのは、どう考えたって儲かるシステムにはなってないわけで、純粋にゲームとして楽しめる人なんだろうな。パチンコみたいな単純なゲームで楽しめる人は幸せだと思う。いや、けっこう本心からそう思う。
■愛媛丸事件で、森喜朗がゴルフを続けた騒動を思い出した。森総理がナイスショットしすぎて、ゴルフボールが愛媛丸に当たって沈没した…そんなイメージを抱かせるぐらい、悪意を持ってマスコミは報じたなぁ。
■森総理がやっていたのが「ゴルフ」でよかったと思う。これが「パチンコ」だったら、かなりまずくはないか。一国の総理が「パチンコ」を興じるのだ。もっと深刻な問題をはらんでいたのだろう。
■「タマちゃん」のイラストが描かれた「タマちゃんバス」が川崎市で運行しているらしい。車体を広告に利用できるとPRするため、タマちゃん人気に頼る作戦…らしい。「タマちゃん」も汚いけど、それを利用するバス会社も根性が汚い。
■あと、汚いつながりで言えば、バスの広告って、ものすごく景観を損ねている気がする。ますます日本の町並みが醜くなっていく。企業からの広告でそりゃぁお金が入ってくるだろうさ…でも、町がますます醜くなる、そういう代償を払っていることを忘れてはいけないのではないか。ついでに言えば、そこに描かれているのが「タマちゃん」だった場合、いろんな意味で「汚い」のです。
■木村拓也の弟、木村俊作がアメフトの日本代表に選ばれたらしく、ちょっとした話題になっている。「キムタクの弟」ともなれば、当然そのルックスが話題になる。で、彼を見て、人々は「全然、似てない」と勝手なことを言うのだろう。「キムタクの弟」と呼ばれる彼に、私は心から同情する。いや、それこそ「勝手なこと」であることは承知しているのだが。