2004年9月29日水曜日

新聞社説/小泉改造内閣

■毎日新聞/社説「小泉人事 守勢目立つイエスマン政権」
・攻めが身上の小泉純一郎首相は守りに入っているのではないか。自民党総裁の任期切れまでの2年。自民党役員と内閣改造人事は、小泉政治の総仕上げに挑む人事のはずだったが、首相の視線は内向きで、改革断行に打って出る意気込みが伝わらない。
・象徴的なのが武部勤氏を起用した党幹事長人事。武部氏は、首相が「人事の踏み絵」としてきた郵政民営化実現に積極的で、昨秋の衆院選で「小泉改革」を党のマニフェストにまとめた実績も評価された。確かに首相には忠実であるかもしれないが、党内の反対を抑えて改革関連法案を成立させるには、実績も知名度も不足している。
・首相の本音は、安倍晋三氏の続投。しかし、安倍氏が固辞してシナリオが狂った。反主流派の古賀誠氏ら党内実力者を起用し、党内融和を重視する道を選べば、「改革抵抗勢力との妥協」と国民に受け止められる。さりとて、改革積極派には適任者がなかなか見つからない。そんな手詰まりの中での武部氏起用。
・党との対決をあおることで政権浮揚を図ってきた小泉首相だが、「軽量執行部」で果たして乗り切れるか。しかも、今回の人事が、首相が頼りにしてきた内閣支持率のアップにつながらないとすれば、首相の立場はいっそう苦しくなる。
・重要閣僚人事も、外相の川口順子氏が代わったほかは大きな変化はない。新外相の町村信孝氏は森派で首相の身内ともいえる存在だ。これまで、女性や民間人、若手の起用でサプライズ効果を狙ってきた首相だが、自民党全体の人材不足も手伝ってか、話題作りもままならない。
・参院選敗北のけじめをつけるため党幹事長を辞任したはずの安倍氏は幹事長代理になった。自民党の若手の中には安倍氏を「ポスト小泉」に担ぐ動きが既に出ている。首相は国民的人気がある安倍氏が党や内閣の要職を外れ、首相と距離を置き始めるのを恐れたのではないか。
・国民の関心を引き寄せられない一方で、「首相の保身のための人事」という印象さえある。内向きに郵政民営化の踏み絵をつきつけた結果が、「軽量イエスマン」政権だった。「改革実現内閣」というには何とも頼りなげなスタートではないか。
「自己保身のための軽量イエスマン政権」とは、ずいぶんと辛辣だなぁ…。
■武部勤(山崎派)起用は、山崎拓が操縦しやすいようにと見てよいのでは。落戦中の山拓を「幹事長」にするにはこの手法しかないんだよね。安倍晋三の時もそうだけど、幹事長には実力者をおかずに、自分に忠実であることを条件にする。で、実際は、森派(森喜朗や中川秀直ら)を中心に運営していくってパターン。
■朝日新聞/社説「小泉人事――分からぬ幹事長選び」
・あっと驚く自民党幹事長人事ではあった。小泉首相が選んだのは武部勤氏だった。党務や行政面で目立った実績もなければ、若さも国民的人気もあるわけではない。昨秋の安倍晋三氏の抜擢とは正反対の驚きだ。
・武部氏の起用は、郵政民営化を支持してきたことが理由とされている。だが、民営化の法案をつくり、来年の通常国会で成立させるには、反対論が根強い自民党を強力に引っぱっていく政治力が欠かせまい。
・武部氏と言えば、農水相時代に牛海綿状脳症(BSE)をめぐる責任問題で官僚に振り回され、野党から不信任決議案を突きつけられた。さらに、自民党内からも批判を浴びた。そんな武部氏に党をまとめる力があるとは思えない。
・安倍氏が幹事長代理になったのも驚きというほかない。参院選敗北の責任を取って辞任したなら、役職に就かないのが筋だろう。なぜ降格に甘んじて執行部に残ったのか分からない。小泉改革の仕上げをめざす党の布陣としては、なんとも不思議な印象だ。
・首相の方針や政策に逆らわない人々を政権の中枢に集め、政策を強力に進めようということだろう。首相の居心地はよかろうし、閣内に波風は立つまい。問題は、そうした顔ぶれで自民党内の抵抗を抑え込み、目に見える改革を実現できるかということだ。改革をしようとすれば、党内でそれを担える人は限られ、政権への逆風は強まる。今の首相に、それをはねのけるだけの人気があるとは思えないが。

■日経新聞/社説「鮮明になった郵政民営化シフト」
・小泉純一郎首相が内閣改造・自民党3役人事を行い、郵政改革シフトを鮮明にした。首相は人事を通じて政権の最大課題である郵政民営化法案を来年の通常国会に提出して成立させるための布陣を固めた。その目的を優先するために、民間人起用や女性閣僚増員などこれまでの首相の人事手法にはこだわらず、政権の命運がかかった郵政民営化や三位一体改革の実現を優先した政策重視の実務型人事を貫いたといえよう。
・小泉人事にサプライズはつきものだが、武部勤氏の幹事長起用は意表をつく人事だった。しかし、武部氏が首相の盟友である山崎拓氏の側近で、郵政民営化を盛り込んだ自民党のマニフェスト(政権公約)作りに中心的役割を果たしたことを考えるとうなずける。与謝野馨政調会長は首相と同じ大蔵族で、自民党では数少ない郵政民営化論者である。
・こうした自民党3役の顔ぶれに加えて、閣内では首相の信任が厚い竹中平蔵経済財政担当相が郵政民営化担当相を兼務する体制になった。首相の公約である2007年4月からの郵政民営化を実現するには、来年の通常国会に法案を提出して成立させなければならない。首相は挙党態勢より郵政民営化シフトを優先する姿勢を明確に示した。
・人事を通じて首相が何をめざそうとしているのかを明確にすることは大事なことである。派閥人事は良くないが、人気目当ての人事も困る。今回の内閣改造が政策重視の人事だったと評価されるためには、首相と閣僚が仕事を通じて目に見える成果を上げなければならない。
 無難にまとめるのが日経の特徴。
他紙が社説2つのうち一つを内閣改造にあてているが、読売はすべてを内閣改造をあてている。で、提灯持ちの読売は、政策課題を並列する「応援歌」となっているので、分量が多いわりには、残しておきたいと思った部分は少ない…
■読売新聞/社説「『小泉政治』をどう仕上げるのか」
・郵政民営化シフト。首相自身が「郵政民営化実現内閣」としたように、構造改革の本丸と位置づける郵政民営化を、自らの主導で推進する体制作りを最優先させた人事。
・武部氏は、昨年の衆院選を前に、郵政民営化などを柱とする自民党の政権公約作りを担当した。与謝野氏は財政通で、かねて郵政民営化を主張している。久間総務会長は、郵政民営化に反対論が強い旧橋本派所属だが、首相とのパイプが太い青木参院議員会長と近く、必ずしも「抵抗勢力」ではない。首相の党三役人事の主眼は、郵政民営化の正念場を前に、忠実な側近型の実務者を起用したところにある。
・首相が掲げる政策は、与党の協力で法案が成立して初めて実行に移される。だからこそ、歴代首相は与党との政策調整に意を用い、時に妥協を図った。しかし、小泉首相は、道路公団民営化など党内の抵抗が強い場合も、高い支持率を背景に、持論を通してきた。党主導では、既得権益擁護のための抵抗などで政策がゆがめられる恐れがあるという考えもあるのだろう。
・小泉首相は「憲法改正」も「消費税率の引き上げ」も自らの任期中には実施しないとしている。憲法改正は、二十一世紀の日本が目指すべき国家像を築く作業だ。消費税率引き上げは、社会保障の財源としては無論、財政再建の観点からも避けて通れない。首相の残り任期は、その道筋を付ける重要な時期だ。
・連立のパートナーである公明党は、憲法改正、消費税率引き上げのいずれにも消極的だ。小泉政権の基本政策が公明党との調整によって、内容が希薄化する可能性がある。
 「歴代首相は与党との政策調整に意を用い、時に妥協を図った。しかし、小泉首相は持論を通してきた」ってさ。なかなか言える言葉じゃないよ。
■産経新聞/社説「小泉改造内閣 基軸ぶれない外交に期待」
・評価できるのは、日本の平和と安全を担う外交・安全保障の陣容を強化したこと。また郵政民営化などの小泉構造改革を仕上げる政府・与党の態勢も一応整った。
・大きな焦点であった外相には町村信孝元文相が起用され、「国益を増進したい」と語った。北朝鮮との国交正常化問題や北方領土問題を担当する外相は内政における手腕も必要になっている。国際的にも存在感を示せる外相が求められており、基軸のぶれない骨太な外交を望みたい。
・防衛庁長官には党内有数の政策通の大野功統氏が起用された。戦後防衛政策の見直しに着手した石破茂前長官の路線を貫徹してほしい。米軍再編問題でも町村外相とともに国益を実現する好機ととらえるべきだ。
・党三役には知名度や清新さに物足りなさは残るが、派閥均衡を無視した小派閥や無派閥からの異例の起用によって首相は「小泉流」を貫いた。
・三役に望みたいのは、自民党立党の原点に立ちかえることだ。結党時の党是である「現行憲法の自主的改正」をいかに実現するかが党勢回復のカギであろう。自民党は来年十一月の結党五十周年に合わせて憲法改正案をまとめるが、改正案作りを急ぐべきだ。自民党がこうした問題を片付け、真の保守勢力としての信頼を取り戻さなければ、衰退の一途をたどるのは明白だ。
 あまりにも産経っぽさが出ててちょっと笑った。「真の保守勢力としての信頼を取り戻さなければ、衰退の一途をたどるのは明白」なんだそうです…いやはや。


山崎拓・武部勤

■「しんぶん赤旗」の批判記事を中心に…

首相補佐官に起用された山崎氏(しんぶん赤旗)
「政治家の適格性」問われたのに…

 「政治家としての適格性」が問われる――。二十七日、首相補佐官に決まった山崎拓前副総裁は昨年九月、週刊誌を相手取った民事裁判の東京地裁判決のなかでこう指摘されました。そのような人物をあえて首相補佐官に起用した小泉首相の「適格性」も問われています。

 この裁判は、山崎氏と統一協会関係者の女性との親密な関係を報道した『週刊文春』を山崎氏が名誉棄損で訴えたもの。

 東京地裁判決は、(1)山崎氏と女性が“愛人関係”にある(2)女性は統一協会の関係者である―との事実関係について「真実であるか真実と信じうる相当な理由がある」と真実性を認定。報道内容の公益性についても、山崎氏の「政治家としての適格性」にかかわる事柄と指摘し、山崎氏の訴えを全面的にしりぞけました。
 ずいぶんと大人しい批判。いくら赤旗でも、さすがに変態プレイを使ってまで批判はできないか。


■山拓重用エロエロ不安、愛人変態疑惑で支持率?(夕刊フジ)
超優遇措置に他派閥から怨念の声

 エロ拓重用、小泉内閣の時限爆弾に−。今回の内閣改造・党役員人事で最大のサプライズは、やはりなんと言っても小泉純一郎首相(62)が、愛人変態疑惑で落選中の盟友、山崎拓前副総裁(67)を首相補佐官として抜擢し、幹事長も山崎氏側近の武部勤氏を登用したこと。ただ、山崎氏重用は党内の怨嗟を生むだけでなく、「女性中心に内閣支持率が激減する」との不安が広がっている。
��略)
 永田町で変人扱いされてきた首相にとって、山崎氏は「顔を見るだけでホッとする」という唯一の盟友。山崎氏から酒に誘われると必ず行くといい、今回の抜てきも「首相の精神安定剤」的な役割を期待してとみられる。

 だが、山崎氏の愛人変態疑惑が党内外に与えた影響は少なくない。以前から、女性に関する話題が多い同氏だったが、昨年春から週刊誌が「元愛人の赤裸々手記」を連載。その異常な内容に女性中心に嫌悪感が広がり、「昨年11月の総選挙では、自民党候補の足をかなり引っ張った」(ベテラン秘書)。

 こうした悪感情が党内に残っている中、首相は今回、山崎派に首相補佐官と幹事長のポストを与えたうえ、当選6回の大野功統氏(68)も防衛庁長官として初入閣させるという“超優遇措置”を授けたのだ。
 私自身は、愛人とどんな変態プレイしようとも関係ないと思うが、山拓にとって不幸なのは、世間はそう甘くはないということ。

■永田町で変人扱いされてきた首相にとって、山崎氏は「顔を見るだけでホッとする」という唯一の盟友…って。「変人」と「変態」という対比。しかし、「変人・変態もいろいろ」ですよ。

■“イケメン議員”の古賀潤一郎が学歴詐称事件で議員辞職し、来年4月の補欠選挙が決定している。山拓の復活はなるか。

■一番喜んでいるのは、山田かな子だったりして。山拓の凋落で、ネタに困ったから野村監督を出してきたわけだし。


��SE問題で批判浴びた あの武部氏(しんぶん赤旗)
 自民党の新幹事長に武部勤氏が就任――このニュースに「あのBSE問題で失態を演じた大臣」と思い出した人も多いのでは。

 武部氏といえば、二〇〇一年四月発足の小泉内閣で農水相を務め、BSE(牛海綿状脳症)問題で厳しい批判を浴びた当人です。

 国内三頭目の感染牛が見つかっても、「まだまだ出るから、驚かないでください」(〇一年十二月)と放言。地元での懇談でも、「感染源が解明されないことは大きな問題か」「給食に牛肉を出さないのは情緒的」「野党もバカ」などと次々と暴言を繰り返しました。

 国会で追及されると、被害総額も「詳しく調べていない」、日本での危険性を指摘した欧州委員会の評価についても「中身を詳しく知らなかった」としどろもどろとなり、農水行政への不信を高めました。
 だが、小泉首相は彼のとった行動を評価していた。ってか、武部語録を集めるだけで、何とも手抜きな批判。


■この顔ぶれで狙うもの−第二次小泉改造内閣(しんぶん赤旗)
アジア軽視のタカ派起用

 小泉内閣は二〇〇一年四月の発足以来、イラク戦争など無法を繰り返すブッシュ米政権のもとで対米追随をいっそう深める一方、アジア諸国との関係にはきしみがたえません。なにより首相自身の靖国神社参拝が、中国、韓国をはじめとするアジア諸国からきびしい批判をまねき、ことに対中外交では、両国首脳の相互訪問がいまだに実現していません。

 こうしたなか、党内きってのタカ派である町村信孝氏の新外相起用が新たな波紋を広げることは必至です。町村氏は森内閣の文部科学相として、日本の侵略戦争を美化し、歴史をゆがめる「新しい歴史教科書をつくる会」の歴史教科書を検定合格としました。

 このほか、総務相留任の麻生太郎氏は〇三年六月、「創氏改名は朝鮮人が望んだ」と発言し、歴史をわい曲するものと批判を受けました。環境相留任の小池百合子氏は「歴史教科書問題を考える超党派の会」の役員で、八月十五日に靖国神社を参拝しています。

 町村氏は就任の記者会見で「近隣諸国との関係」を外交の重要事項としてあげましたが、それを悪化させてきた首相と新閣僚のもとでは現状打開の見通しはありません。

 また小泉首相は、川口順子前外相を外交問題の補佐官、山崎拓自民党前副総裁を特命事項担当の補佐官に任命しました。山崎氏の「特命事項」は明確にされていませんが、米軍再編問題ともいわれています。小泉外交を担ってきた川口氏の起用をみても、対米追随、アジア軽視という小泉内閣のこれまでの外交政策をあらためようとはしていません。
 他にも、改憲シフトくっきり、消費税増税へ「道筋」、郵政民営化へ「布陣」…という項目があった。これらははっきりと賛否が分かれる問題だし、赤旗読者への危機感を煽るための記事なので割愛。


【追記】首相補佐官の給与について…
山拓、補佐官でボロもうけ…日給は3万8000円(夕刊フジ)
 山拓ボロもうけ−。第2次小泉改造内閣の発足に伴い、首相補佐官に任命された自民党の山崎拓前副総裁が28日、さっそく官邸に“出勤”した。

 記者団から「毎日官邸に来るのか」と問われると、「そうです」と宣言。「首相から特命があれば、処理していく」と意欲満々に言ってみせた。

 内閣府によると、非常勤の山崎氏が得る給与は、1日に付き約3万8000円。官邸4階には専用の部屋が設けられ、秘書と専用車両までも割り当てられた。

 非常勤の立場でも、「毎日来る」と豪語しているだけに、1カ月間皆勤すれば、約117万8000円(31日×日当)の破格の報酬を得ることになる。

 来年4月の衆院補選で再起をねらう山崎氏。仮に3月末までの半年間、週休2日の月平均22日のペースで働いても、収入は500万円超えの501万6000万円と、大きなバックアップになりそうだ。
 夕刊フジや日刊ゲンダイはよほど変態山拓が許せないらしく、連日の批判記事。


2004年9月27日月曜日

普通の国家

【時論】日、安保理常任理事国になるならば(中央日報)
21世紀に入って以来、日本は過去の戦争を総決算し、新たに普通の国家として生まれ変わろうという強力な動きを見せている。 日本は「普通の国家」として、通常の軍事・外交活動を行う軍隊を保有するために平和憲法の改正を中心に軍事力を増強し、世界に占める経済力にふさわしい政治・外交上の国際的地位を得ようとしている。
 憲法改正を推進する小泉政権や自民・民主党の保守グループが、戦争や原爆の被害を忘れまいとする平和主義者の反対を無力化するためには▽北朝鮮による安保の脅威▽テロ発生の危険性▽米国を中心とした国際的圧力−−などが必要だ。 よって、国連安保理の常任理事国に加入するためには憲法改正が不可避となれば、これほど憲法改正推進派にとって絶好の口実はない。 日本は米日同盟を強化する時期を迎え、米国の支援と圧力を利用した憲法改正と軍事力増強による「普通の国家化」および軍事大国化を追求している。 国連安保理の常任理事国加入も、これと並行して推進し、相乗効果を狙っている。
朝鮮半島の危機的状況に際し、常任理事国という自動的に半島問題に介入して戦争や信託統治などの重要な決定を下す立場に立とうというのなら、日本はそれなりの資格を備えるべきだ。 歴史への徹底した反省と謝罪・改革をたどったドイツが、ヨーロッパ連合の指導的立場に立ってヨーロッパをリードしているのとは対照的に、日本は過去の歴史問題についての反省と改革をしっかりと行わないまま、自国の利益のために軍事大国化の道を進んでいるため、周辺国から信望を得られずにいる。 日本が国連安保理の常任理事国に加入するためには、まずは韓国・中国を含んだ東アジア国家から信頼を獲得するべきだ。
 後半は「やっぱりそうきますか」って感じだけども。
■「国際貢献」と「脅威」が憲法改正の原動力となっている。日本が「普通の国」へと転落する日も近そうだ。
 こちらは違った視点から…
■西川恵「日独の政治協力 外交の幅広げる契機に」(毎日新聞;グローバル・アイ)
 国連改革で、日本、ドイツ、ブラジル、インドが安保理常任理事国に名乗りを上げたが、日独協力がどう進展するか注目したい。日本と英仏独の欧州主要3カ国の関係を眺めると、日独関係が一番目立たないし、緊密さに欠けていると私は感じてきた。
��略)
 日独にあるのは、相手への関心の薄さであるように思われる。特にドイツは欧州拡大によって、旧東欧諸国との関係がより重要で、経済的には中国に目が行っている。ただ同じように敗戦から復興し、世界2、3位の経済大国の地位を築き、国際社会における新しい役割を模索している日本とドイツが、緊密に協力し合わない法はない。
 日独協力とは、ともに安保理常任理事国になるため頑張ろうという狭いことではない。これに関しては両国に温度差がある。ドイツにとって最重要の多国間機構は欧州連合(EU)であり、次に北大西洋条約機構(NATO)。国連はその後にくる。地域機構を持たず、日米安保以外は国連しかもたない日本とは異なる。
 むしろ大きいのは、国連常任理事国入りという政治目標を共有したことで、幅広い日独協力に向けての基盤が出来たことだ。
 例えば対米、対露関係。ロシアにとって米と並ぶ最重要国はドイツであり、そのドイツとロシア問題について突っ込んだ意見交換を行うことは、日本にとって有益だ。また良好な対米関係を維持しつつ、いかに自主性を確保するかは日独共通のテーマである。相似形の両国には、共通の関心事項は多いはずだし、グローバルな問題の解決でも、対等な提携相手となれる。
 欧州にドイツという第三の支点をもつことで、日本外交の幅はより広がるはずである。
 外交の幅ねぇ…日本外交は狭すぎるよな。アメリカ、アメリカ、国連…って感じか。


厳罰化による犯罪抑止効果

■刑罰強化を主な内容にする刑事法の改正案が国会に提出される…これについて。
■日本経済新聞/社説「厳罰だけで治安は守れない」
 狙いは二つある。一つは、凶悪・重大犯罪が増加していると認識して抑止の手段にすること。二つ目は「量刑の適正化」つまり、被害感情の軽重や、犯行の悪質さに見合う刑罰を科せられるようにすること。同じ罪名にあたる行為でも、時代とともに犯罪の態様・手口、悪質さの程度は違ってくる。世間一般の価値観や、何が正義かの基準も変わる。今の刑法は100年前に作った法律だから、そうした世の中の変化に応じた改正は遅すぎたくらいだ。
 少し考えたいのは、厳罰化による犯罪抑止効果である。政府は「犯罪に強い社会の実現のための行動計画」をまとめ「国民の治安に対する信頼回復を目指して」おり、今回の法改正も同計画に盛り込んでいた。
 しかし、あえて重大な犯罪に手を染める者が、刑罰が重くなったり、人身売買のように処罰規定ができたからといって犯行を手控えるとは考えにくい。法務省自身、今回の法改正は「むしろ、どういう犯罪を重大視するかのメッセージ性に意味がある」としている。メッセージを伝える相手は、国民一般と犯罪被害者だ。犯罪被害者は応報感情を今よりは満たせるようになるし、国民には、当局として対策をとっている証しになる。
 「治安に対する信頼回復」を実現するには、警察、検察をはじめ入国管理、税関、麻薬取締など関係官庁の適切な活動がまず要るし、地域社会の防犯対策への協力なども必要だろう。刑罰強化と並行して刑務所での矯正教育も改善しなければならない。刑罰の強化は、治安への信頼回復という仕事の手始めにすぎないと、もう一度確認しておきたい。
 当たり前っちゃぁ、当たり前の話。


常任理事国入り 内外の壁

■産経新聞/社説「常任理事国入り 内外のハードルの克服を」
 首相が日本を代表して決意を表明した以上、今後は、それら内外のハードルを克服し、条件を整える作業に全力をあげることが肝要である。
 第一のハードルは、米国のより積極的な支持を得ることだ。ブッシュ大統領は、日本の常任理事国入り支持の方針に変わりはないとしながら、国連改革には消極的姿勢を見せた。
 その背後には、米国が抱く国連への不信感と、憲法で海外での武力行使ができない日本が常任理事国として他の加盟国に武力行使を促す立場になるのは偽善だとする米議会の存在がある。小泉首相は「現憲法のままでも常任理事国入りは可能だ」というが、米議会をいかに説得するかが課題だ。
 憲法論議をより積極的に進めるとともに、軍事的貢献に限界はあるが、非核保有国の大国、日本が参加することの意味を説くのも一法だろう。
 第二のハードルは中国、韓国など近隣国の消極姿勢だ。とりわけ拒否権をもつ常任理事国五カ国の一員、中国への対応は軽視できない。
 中国外務省の孔泉報道官は先に、日本の常任理事国入りのためには「歴史問題ではっきりとした認識をもたなくてはならない」と述べた。
 この発言自体は、国連改革を利用して中国が考える「正しい歴史認識」を日本に迫ろうとしているともとれる不当なものだが、今後は、近隣諸国に日本の参加が地域の安定、利益にもつながることを政治家、外交官らが総力をあげて説いていく必要がある。
 産経的には、首相の靖国参拝と国連常任理事国入り…どっちのプライオリティが高いんだろ?


根来泰周

根来コミッショナー「野球界は無責任社会」 講演で言及(朝日新聞)
 プロ野球の根来泰周(やすちか)コミッショナーが26日、和歌山市内で講演し、プロ野球再編問題に触れ、「一般社会は損得や法律に沿っているかを考えるが、プロ野球界は感情の社会なんです」「無責任社会」などと語った。
 根来氏は検察庁や公正取引委員会での経験について語った後、現在のプロ野球界の体制について「オーナー会議や実行委員会の責任者が表に出てきちんと説明していない」と批判した。自身の進退については「辞めてやろうという気持ち」と改めて辞任の意思を示した。

 逃亡した根来コミッショナーが「無責任」ですって。いったいどんなジョークなんだよ。


動物愛護

■今日までが「動物愛護週間」だったそうですが…
■福岡賢正「ゆがんだ動物愛護」(毎日新聞,発信箱)
 「必要悪というやろう。私らはそん必要悪たい」
 九州のある動物管理センターで、飼い主が持ち込む不要なペットや徘徊犬を処分している現業職場の人が語った言葉だ。別の施設で30年間その仕事をしてきた人は「今も仕事の内容を両親や家族に話していない」と明かしてくれた。
 社会の安全と快適な環境を守るために働く人たち。その彼らに自らの存在を「悪」と卑下させ、30年もの長きにわたって家族を偽り続ける苦悩を負わせてきたもの。それは、目的を問わず動物の命を絶つことを「残酷」と決めつけ、冷たい視線を浴びせてきた世間の姿勢にほかならない。
 人の迷惑を顧みず、飼育動物を野に放つ行為こそ本当は「悪」なのに、なぜか世間はそれには寛大だ。それゆえ、アイガモ農法に取り組んだ農家が、成長したアイガモを肉にしてやることができず、川や池に放つ現象まで、日本ではしばしば見られる。
 自然界に存在しない家禽は地域の生態系を乱し、鳴き声は騒音の元になる。その結果、「アイガモ公害」なる言葉まで登場する事態になった。
 古来、人は動物を管理し、利用してきた。今は分業によって、自分が直接動物の命を絶たなくても生きていけるようになっただけだ。そのことには目をつぶり、動物をかわいがることだけを求めるかのような風潮に、いびつさを感じるのは私だけか。
 我が意を得たり…って感じですね。いや、まさに正論ですよ。
■動物ってのは、人間が利用するために管理されてきたし、これからもそうだろう。その否定しがたい事実を直視せずに、「動物を殺す=残酷」と決め付けるのは間違っている。「アイガモ公害」なんてのは自分の手を汚したくないだけ。自分だけ「いい子」になって、社会の秩序を犠牲にする無責任な行為だ。
■ミドリガメなんかを飼えなくなって逃がしてしまう人がいる。誤解を恐れずに言うならば、どこかに逃がすぐらいなら、自分の手で殺すべきなのだ。そうした方が、飼うことができないのにペットにした自分への責任を自覚することができる。逃がしてしまえば、「きっと、どこかで生きている」という免罪符を与えることになってしまうからだ。
■東京都がカラスを捕獲した時も一騒動あったけど、あぁいうのも、ちょっと感覚がずれている。「今は分業によって、自分が直接動物の命を絶たなくても生きていける」わけだが、社会全体で誰かがその「残酷な仕事」を担わなければならない。我々は自身の手を血で染めず、他人に任せているだけだ。そして、その「残酷な仕事」をしている人は自身の存在を「必要悪」とし、「仕事の内容を両親や家族に話していない」という。同じ人間にこのような状況を強いておいて、何のための「動物愛護」なのか?


2004年9月26日日曜日

曙(マケボノ)

曙、KO負け! ハイキックに沈む(スポーツナビ)
 曙が大の字に倒れた! 元横綱・曙が25日、日本武道館で「K1 WORLD GP 2004 開幕戦」に出場し、前年の王者レミー・ボンヤスキーに3RKO負けを喫した。K−1転向後、勝ち星なしの4連敗であとがない曙は背水の陣でボンヤスキー戦に臨んだが、中盤以降は完全にペースを失い、最後は右ハイキックを食らって大の字に倒れた。壮絶なダウンで5連敗を喫した曙は、ノーコメントで病院へと向かった。

 大会終了後、谷川貞治K−1イベントプロデューサーは、曙のGP決勝大会(12月4日、東京ドーム)出場は「当分、1回リセットしなくちゃいけない」とリザーブマッチなどを含めて行わないと明言。しかし「アンディ・フグのように復活してもらいたい。新しいアンディ・フグは曙選手だなと期待を込めて思っている」と元横綱の再挑戦を望んだ。
 今やすっかり「マケボノ」と愛着を込めて呼ばれる曙太郎さん。それもそのはず、ついに五連敗となり、このままだとハルウララの連敗記録も更新しそうな勢いだ。K1人気にも陰りが見えつつあっから、それもいいんじゃないかな。

■やっぱさ、曙は24時間テレビで他人を応援してる場合じゃないって。ボブ・サップに敗けた時も、平面ガエルみたいになってて笑ったけど、(曙には悪いけど)今回も笑ったな。ケリをスコーンと食らって、上からぐしゃっと脂肪塊が潰れる…なんともすっきり爽快な負けっぷり。しかも、レミー・ボンヤスキーはローキックを意図的に多用しなかった感じがするからね(チャンピオンのプライド?主催者側とのお約束?それとも単に空気の読める人だったのか?)。

■こんだけ負けてても、試合前の曙はビックマウスを続ける。だからこそ人々は、そんな曙を痛々しく思い、あるいは、「そんな大口叩いて大丈夫か」とハラハラさせ(親御さんのような心境?)、この「格闘技界のハルウララ」を見守り続けるのかもしれない。「ノーコメントで病院へと向かった」ってのも、なんとも物悲しい。

■鞭打たれて走っているハルウララよりも、自分の意志で闘い続けるマケボノの方がよっぽど「ひたむき」だ。まけぼの…次こそがんばってくれ、そして、綺麗に散ってくれ。そんなマケボノを私は応援している。

■曙もう限界…失神KO負け K−1 WORLD・GP開幕戦(スポーツ報知)
 曙(35)が壮絶に散った。昨年GP覇者レミー・ボンヤスキー(27)=オランダ=とワンマッチ対決で3回33秒、右ハイキックで沈没。バンザイしながら大の字にあおむけに倒れる失神KO負けを喫した。デビュー以来、白星なしの5連敗となり、K―1限界説も再燃。総合格闘技、プロレスへの転向も浮上した。

バンザイ…あおむけバッタリ…
大の字…病院直行

 曙が豪快に沈んだ。3回30秒過ぎの衝撃。ボンヤスキーの放った右ハイキックが曙の首をとらえる。右ロー、左パンチを浴び、両手のガードが下がったところを狙われた。ボブ・サップ(29)=米国=とのデビュー戦では前のめりに沈没したが、今回はバンザイしながらあおむけにバッタリ。さらに、大の字で失神する醜態をさらした。試合後は精密検査を受けるため都内の病院に直行。「頑丈」が売りの曙だったが、会見を初めて欠席した。

 出口の見えないトンネルからの脱出を図ったが玉砕した。消化不良の判定負けが続きマッチメークに不満を爆発。「真っ向から打ち合える相手」との特例の試合を認めさせた。ゴリ押し要求を通した試合だけに、試合直前にはストレスとプレッシャーから円形脱毛症も発症。だが、やるしかない。曙は序盤からエンジン全開で突進した。王者をコーナーに押し込み、パンチを連打。厚い脂肪で防御して、飛びひざ蹴りが飛んでくれば、得意の突きで吹き飛ばした。だが、すぐにスタミナ切れ。3回には王者の巧みなテクニックでサンドバッグにされた。ボンヤスキーは「やせた方がいい。あの体重では動けない」とアドバイスした。

 バンザイしてましたか(笑)。ぜひ画像を手に入れたいな…何かに使えそうだ。


エロ教師の女子高生ルポ

■藤沢市内の県立実業高校で技術科目を教える男性教師が「女子高生にドッキドキ」と題して、エロ表現、生徒の個人情報、入試合否判定の評価を掲載したとして、神奈川県教育委員会に停職3月の懲戒処分を受け、辞職…だってさ。


■25歳バカ教師の暴走女子高生ルポ「パンツ丸見え」(夕刊フジ)
 教師は平成13年ごろ、趣味のバイク(ホンダApe)や乗用車改造のHPを開設。「はなさか先生」と名乗り、改造技術を自慢し始めた。同時に教師生活をつづった日記を公開。15年4月ごろから問題の「女子高生にドッキドキ」コーナーを設置し、学園生活で教え子にドッキドキしたことを物語風に書き込んでいった。

 ある日は「今日は草むしり。(中略)俺が一生懸命草むしりをしていて、フト目の前にいる子を見ると、ど〜ん…パンツ丸見え…オイオイ…見るつもりはなくても見えちゃうんですけど」と秘部のノゾキを堂々と暴露している。

 別の日は「この子は、モーニング娘を超えるスーパー美少女。(中略)ドキィィィ…なんて…かわ…ああああ…もう惑わさないでくれぇ…」と犯罪にもなりかねない葛藤を、そして生徒から「先生大好きだよ〜」といわれたことや身を寄せられ、迫られた体験までいけしゃあしゃあと書きまくった。

 さらに悪質なのは「登場人物」欄に「サッカー部マネジャー。ミニモニに入れる条件を持ち合わせた娘。思春期真っ盛り。非常に気難しい娘」と詳細に“取材”したプロフィル約10人分を記載。「98%は実話です」と断言していた。

 バカっぷりはこれだけに留まらず、自己紹介欄では「夢」として「シビックで某峠の伝説になる」「モー娘のヨッスィー(吉澤ひとみ)が教え子だったら」とロリコン癖かつ走り屋という教師失格の素顔を自らさらけ出している。
 こんなんで、停職三ヶ月?はっきし言って、そんな大したこと書いてないと思うけど。確かに気持ち悪いけどさ、もてない教師なんだから、これくらいの妄想しててもおかしくないじゃん。別に害はないし。

■匿名で書いていたことまで、問題にするんだったら、そこら中で停職者が出そうだけども。それとも、モー娘オタクは採用しないっていう決まりでも作るか?私の見立てでは、モーヲタの98%はこんな人間である。このことは、モー娘を自衛隊のポスターに起用したのがいかにミスキャストかを示すデータともなっている。

 今年6月、このHPを見た他校の教師が「学校名が特定できる」と教師の勤務する高校に通報。即座に教師は教壇から下ろされ、先月、辞表を提出した。

 教委の調べに「大げさにいうと、自分の人生を残したいと考えた」とHP開設の動機を説明した。同教委は「生徒に慕われていたようだが、同僚教師と付き合うときは身構えることがあった。HPには47カ所も問題点があり、実在する生徒のことだった。本当にバカですよね」(教職員課)とあきれ顔だ。

 すでに閉鎖されたHPは年1万件ものアクセスがあり、“読者”からうらやむ声があったのか、「自慢話をしたいわけではありません」と注意書きをしていたが、実際は“職務”上の自慢話ばかりだった。
 結局のところ、この教師がバカなのは、「学校名が特定できる」情報を掲載させたことだな。いくら停職三ヶ月で反省しましたっても、「変態教師」として有名になっているから、顔は出せないよなぁ。「47カ所も問題点」ねぇ…他にも記事に書けないようなことがあるのかなぁ。でもって、「自分の人生を残したい」って…あーたねぇ、モー娘に熱狂して、女子高生に妄想をふくらましている人生に、どれほどの価値があると思ってんすか?

■「“読者”からうらやむ声」だって?「パンツ見た」とはしゃいでるモーヲタをうらやむ奴がいるのか。それがまず疑わしいじゃないか。「自慢話をしたいわけではありません」って、お前を見ても哀れむ一方だ。ってまぁ、パンツへの執着心がある夕刊フジの記者は「うらやましい」と思ったそうです。そんな奴が「変態教師」を糾弾している。そう考えると「HPを見た他校の教師」ってのもうさんくさいぞ。お前はなんでそのホームページをのぞいていたんだ?


2004年9月25日土曜日

涙は男の武器

石郷岡建「首相の涙」(毎日新聞,発信箱)
 小泉純一郎首相が訪問先のブラジルで涙を流した。日系人歓迎集会で、人々の望郷の念が強いのに胸を打たれ、思わず涙したという。現地からのテレビ映像を見ると、思わず涙したというよりは号泣に近い。顔をくしゃくしゃにし、こぶしで流れ出る涙をぬぐっている。

 私はちょっとびっくりした。国家の最高指導者がこんなにあからさまに涙を流してもいいのだろうかと思ったからだ。 少なくとも、欧米諸国では許されない。涙を流すということは感情に左右される弱い性格であり、国家の運命を決める指導者の器ではないとみなされるからだ。
 特に軍最高司令官を兼務する場合、感情に流されて戦争の決定を行いかねないとの評価になる。軍人は涙を流さないのが普通だ。公衆の面前で涙を流した世界的指導者の話はあまり聞いたことがない。
��略)
 ただ、日本では、涙は必ずしも「弱さ」を意味しない。「人間味あふれる」とか「情が深い」とか、肯定的評価になるケースが多い。
 あの涙を見て思い出すのは、田中真紀子が涙した時に、「涙は女の武器って言うからね」と評したことだ。涙を流さないことが「美徳」とされる男性にこそ「男泣き」は最大の武器になる。こういうくだらない固定観念は早急に捨て去るべきだ。


2004年9月24日金曜日

ケロヨンクラブ

■オウム真理教分派「ケロヨンクラブ」の女性信者が竹刀で体をたたく修行中に死亡(FNNニュース)
 オウム真理教の麻原彰晃こと松本 智津夫被告(49)を今でも信奉しているオウム真理教の分派「ケロヨンクラブ」の女性信者が、竹刀で体をたたく修行中に死亡していたことがわかった。教団の幹部信者が、すでに警視庁に出頭していて、警視庁では過失致死などの疑いもあるとみて捜査している。教祖への帰依を強め、オウムの原点に立ち戻ろうとする団体で、かつてのオウムをほうふつとさせるような惨事が起こった。

 死亡したのは、オウム真理教の分派「ケロヨンクラブ」の36歳の女性信者で、9月10日に練馬区内の教団の関係先で死亡した。この教団の関係先について、近所の人は「いろいろな人が出入りしていた。子どもが3人くらい学校に行かず毎日いたり」、「オウムじゃないかといううわさもある」と話している。

 遺体には無数の傷があったため、行政解剖をしたものの、死因は特定できなかった。しかし、22日までに教団の幹部信者が警視庁に出頭し、「カルマを落とすために竹刀でたたく修行中に死亡した。自分がやった」と供述した。警視庁では、過失致死などの疑いもあるとみて、この男性信者ら教団関係者からくわしく事情を聴くとともに、教団の活動実態を解明する方針。
 誰もが食いつくとこだろうけど、「ケロヨンクラブ」って。そんなすっとぼけた名前のくせに、竹刀で叩く修行をするなど言語道断だ。

■実はこの「ケロヨンクラブ」、すでにニュース記事になっていた…

■「ケロヨンクラブ」の奪還テロを警戒(スポーツニッポン2004/02/28)
 今でも麻原被告を絶対とする、分派グループなどの教祖奪還を警戒した警視庁は、ダミーの護送車まで用意。厳戒態勢の中、麻原被告を東京地裁へ護送した。全国に5つあるとされる分派のうち、東京都練馬区のグループは麻原被告の教義の「原点に返る」という目標から「ケロヨンクラブ」と呼ばれ、最も過激なグループ。公安当局には、実際に奪還テロを計画していたとの情報も寄せられており、東京・小管の東京拘置所から地裁までの道のりは緊張感に包まれた。
 

ケロヨンクラブ(同記事より)
 関係者によると、ケロヨンクラブは麻原被告が逮捕された翌年の96年ごろから活動を開始。教団が麻原色の払しょくに力を入れる中、麻原被告の教義の「原点に返る」に引っ掛け、カエルのマスコットをメンバーが持っていることからこう呼ばれる。教団を脱会した者が中心となって組織した。

 「(麻原)尊師絶対」が大前提で、元信者の女性(39)をリーダーにメンバーは約30人。拠点には麻原被告の写真が多数張られ、麻原被告の教義が載っている冊子やテープを用いて活動している。麻原被告の前世は「徳川家光だ」などとし、栃木県日光市の日光東照宮に参拝したこともあるという。リーダーの女性は昨年10月、麻原被告の最終弁論を傍聴していた。

 ダジャレかよ(笑)。「カエルのマスコットをメンバーが持っていることからこう呼ばれる」ってことは自称じゃないのかな。となると、警察が「ケロヨンクラブ」って呼んでるのか。それはそれで深刻だ。だって、捜査会議などでも「ケロヨンクラブの件だが…」などと大の大人が言い出すわけだろ…取り締まる気があるのかと問いたい。


2004年9月23日木曜日

三木谷浩史VS堀江貴文

��T2社、仙台争奪戦 新球団構想の楽天とライブドア(朝日新聞)
 22日夕、記者会見に臨んだ楽天の三木谷浩史社長は濃い色のスーツに白いシャツ、ネクタイ姿。「ノージャケット・ノーネクタイが基本」のネット業界では珍しい。

 三木谷氏は大卒後に日本興業銀行(現みずほ)に入り、米国に留学、MBAを取得。帰国後、企業合併・買収担当となり、孫正義ソフトバンク社長や南部靖之パソナ代表らと知り合う。起業のために銀行を去り、電子商店街にたどり着いた。

 一方、ライブドアの堀江貴文社長は東大在学中の96年にウェブサイトの委託製作を始める。古くからのネット参入組で、会見にもTシャツ一枚で現れる。

 プロ野球参入に当たる姿勢も違う。三木谷氏は「オリックスの宮内義彦さんや西武の堤義明さんとも親しくさせていただいている」「自ら各経営者に説明にいきたい」などと述べ、既存球団との融和策も視野にある。一方、堀江氏は「来季参入することで損する人はいない」と語り、球団経営者らに挑戦的な姿勢を見せている。
 先に手を挙げたのはライブドアだけども、楽天に分があるように思える(ただ、世間的には楽天の印象は悪いな)。「Tシャツ会見」は、旧態依然とした球界とコントラストをなしたが、この「球界の救世主」は敵を作りすぎた。そして、オーナーたちへの挑発は「売名行為じゃないか」と思わせる。

■それを見越して、楽天社長はオーナーとの親和を強調する。本拠地を仙台市にしたのは、(球状を除けば)どこよりも条件がよかったということと同時に、ライブドアに勝つ自信のあらわれだろう。

■三木谷社長の「スーツに白いシャツ、ネクタイ姿」、堀江社長の「Tシャツ姿」。これも象徴的だし、両者の差異はあまりにも大きい。これはもともとのスタイルなんだけども、ネット業界と違って、野球はオヤジ中心社会だ。我を通す信念よりも、郷に入れば郷に従う決断が堀江社長には必要だ。信者の目を気にする「カリスマ社長」に、その決断を下す勇気があるだろうか?


■堀江社長“待ち伏せ”で三木谷社長を奇襲(スポーツニッポン2004/09/25)
 仙台を本拠地にプロ野球への新規参入を表明しているライブドアの堀江貴文社長(31)が25日、楽天・三木谷浩史社長(39)をNHK仙台放送局前で待ち伏せ。同じ仙台を本拠地とされた不満と疑問をぶつけるための直談判だったが、企業のトップが自ら行動に出ることは異例だ。堀江社長は会談を申し入れたが三木谷社長は拒否。杜の都を舞台に新規参入を争うIT企業2社が散らした激しい火花。スト回避は実現したものの、球界再編をめぐるドラマにシナリオはない。

 NHK仙台放送局の玄関。収録を終えた堀江社長はすぐに帰らず、三木谷社長を待っていた。5分、10分…。そして20分後の午後2時35分。ライバルが登場すると笑顔で出迎え、こう言った。「時間ないですかねえ?」。不意打ちされた三木谷社長は笑顔もなく「いや、ちょっと…」とつれない返事。握手さえない。カメラマンの強い要望で写真撮影は行ったが、距離は微妙に離れている。それでも堀江社長は一緒のエレベーターに乗り込むと、同じ仙台を本拠地にした経緯を事情聴取。さらに「争って禍根を残したくない。できれば何とかなりませんか?戦わずして落としどころがあれば」と訴え、会談を申し入れた。だが、三木谷社長は「NPBが公明正大に審査をすると表明しているのにわれわれ2社が会って密談のような形で落としどころを見つけていいのか。難しいと思う」と拒否した。

 奇襲を仕掛けた堀江社長だが、相手のつれない態度に困惑しきり。「今後のシミュレーションとかを話したかったんだけどできなかった。彼は戦いたいみたいだった。納得はできない。でも阻止するわけにもいかないし…」。実は前夜、楽天側に三木谷社長との会談を要望。だがこの日朝になって「会談拒否」のメールが届いた。「会うと何かまずいんですかね。一番先に手を挙げたところが貧乏くじを引く世の中でいいのか。それじゃあ誰も後に続かない」と不満を爆発させていた。

 同じIT産業で六本木ヒルズに本社を構え、食事にも行ったことがある間柄。デジタル化が進む時代の最先端を行く青年実業家同士である。だが、堀江社長はNHKでの収録が30分違いということを知ると“待ち伏せ作戦”という何ともアナログ的な手法に打って出たのだ。しかし、アポなし作戦は見事に不発。その背景には楽天有利といわれる展開がある。Jリーグのヴィッセル神戸での球団経営のノウハウはもちろん、企業規模も圧倒している。そんな焦りもあったのだろう。
  「奇襲攻撃」しておいて、「彼は戦いたいみたい」ってさ、あなたも戦いを意識してパフォーマンスしてんじゃん。こういう楽天ネガティブキャンペーンはどうかと思う。

■「一番先に手を挙げたところが貧乏くじを引く世の中でいいのか。それじゃあ誰も後に続かない」ってのもさ、それに最初に手を挙げた奴にアドバンテージが認められるのなら、それこそ後に続く奴はいないって。早押しできまったら、そら単純でいいけども。


【記者】ライブドアの方が劣勢という見方もありますが?
「どういう基準でそう判断しているのか分からないんですけども、楽天さんが3年連続大赤字を出しているとか、みんな知ってますか?楽天は今期最終赤字500億円くらいですけど、そういう会社でもいいんですか」(ライブドア 堀江貴文社長,24日・成田空港で)
 こういう発言を本人がしちゃまずいよね。他人に言わせないと…


自民党、希望ポスト「自己申告書」

自民議員、希望ポストへ「自己申告書」 副大臣など人事(朝日新聞)
 自民党は22日、月末の内閣改造で副大臣・政務官候補となる中堅・若手議員を対象に、希望ポストや得意な政策分野などを記入してもらう「自己申告書」を配布した。

 申告書はA4判2枚。党や国会での主な経歴、資格・免許、賞罰に加え、「現在まで取り組んできた政策課題」「今後取り組みたい政策課題」を記述するようになっている。希望ポストは第3希望まで記入が可能で、議員立法の提出歴についても細かく尋ねている。

 派閥順送りを廃し、「公正、公平で開かれた人事」(幹部)をアピールする狙いがあるが、党内からは「国会議員のサラリーマン化を助長する」との声も出ている。
 やる気がある人がやることになるのであれば、非常にいい試みだ。ただ、公正・公平というんだけども、実際にそうであるかは疑ってよい。パフォーマンス臭は消えないね。


新聞社説/国連常任理事国入り

■毎日新聞/社説「首相の国連演説 常任理入りの理念なぜ語らぬ」
 だが、肝心の演説の中身は奥歯に物が挟まったような官僚的な語り口に終始した。
 「平和に向けたグローバルな貢献は、平和と繁栄に向けて尽力する国際社会において名誉ある地位を占めたいと考える日本国民が大切にしている根源的な信念に基づくものです」
 「わが国の役割は、まさに安保理の権限である国際の平和と安全の維持において、一層不可欠なものとなってきています」
 これでは日本が常任理事国になって何をしたいのかよくわからない。むしろ小泉首相が1カ月ほど前に記者団に語った話の方がわかりやすいし、メッセージがよく伝わってくる。
 首相は「今の常任理事国は全部、核兵器を保有し、海外で戦闘行為も辞さない国々ばかりだ」と指摘し、「日本はあたかも同じことができる常任理事国になるような表明をすべきではないというのが私の立場だ」と述べていた。
 憲法の精神を堂々と掲げて国際社会に貢献したいと常任理事国入りの決意表明をするはずだったのに、首相は演説でそのことに触れなかった。
 PKO(国連平和維持活動)やODA(政府開発援助)など国際協力の実績は強調したものの、平和憲法のもとで活動する新たな常任理事国像を加盟各国に訴えなかったのも残念だ。
 国民に十分な説明がないまま、いきなり国連で決意表明したのも理解に苦しむ。
 首相はこれまで常任理事国入りに慎重または否定的な発言が多かった。通常国会の施政方針演説でも国連改革の必要性にわずかに触れただけだ。それに比べれば、大きな方針転換だ。なぜ常任理事国入りするのか。その場合にどんな責任が生じるのか。自分の口で丁寧に国民に説明すべきだ。
 「憲法の精神を堂々と掲げて国際社会に貢献したい」というのなら、日本が常任理事国入りする意味があるのだが、他国には、アメリカがもう一票手に入れるとしかうつらないのではないか。
■朝日新聞/社説「小泉演説――常任理事国を語るには」
 積極的に世界の平和に貢献する日本。小泉氏が語るわが国の像は、方向性としては好ましい。日本は巨額の分担金で国連を支えてもいる。国連の改革が必要なことも、言うまでもない。常任理事国をめざすこと自体は間違いではない。
 だが、この演説が世界の人々の心にどれだけ響いたか、はなはだ心もとない。何より、目下の国連の危機に、日本自身がどう対処しようとしているかが語られなかったからだ。
 国連は、各国の利害や理念がぶつかり合い、調整されてはじめて動く。発足以来、その国連を機能させてきた大きな力が、米国と欧州の結束と協調だった。
 ところが、9・11後に加速した米国の単独行動主義は米欧の連帯を壊してしまった。安保理がイラク再建の青写真を描いた決議を採択したものの、多国籍軍への参加が広がらないのは、その一例だ。安保理決議の空文化である。
 小泉政権は国連のこの危機を救うために、米国と欧州に対してどれだけの働きかけをしてきたろうか。イラク戦争を強く支持し、その後も欧州世論やアナン氏が求める「法の支配」を軽んじてきたことで、むしろ、手足をみずから縛ってしまったと言えるだろう。
 その現実と「強い国連を」と言う首相演説が何ともうまく重ならない。

■読売新聞/社説[常任理事国入り]「21世紀の日本外交を築く課題だ」
 国連加盟国は、創設時の五十一から百九十一にも増えた。にもかかわらず、P5は六十年近くたっても同じ顔ぶれである。大きく変化した国際情勢を反映しない安保理では、新たな事態に的確に対処することはできない。
 日本などが常任理事国に加わることが安保理の活性化に不可欠だ。国連の正統性と実効性を高めることになる。安保理を改革して平和維持・創出の成果が上がれば、日本の国益にもかなう。
 常任理事国入りの実現に、国内では憲法改正問題、対外的には困難な国連外交という、高いハードルが控えている。
 一つは憲法の問題だ。首相は「改正してもしなくても、常任理事国としてやっていける」と述べている。
 だが、自衛隊をどこまで活用するかについては、集団的自衛権など憲法改正問題に関する議論が欠かせない。
 現行憲法下でも、国際平和協力活動の幅をかなり広げることができる。「持っているが行使できない」とする集団的自衛権の政府解釈を、首相が自らの政治判断で変更すればよい。その上で、実際に自衛隊をどう活用するかは、政策判断に委ねるべき問題である。
 やっぱ憲法を変えたいみたい。アメリカの外圧を利用しつつね。常任理事国になるべきだ→憲法改正が必要…だとさ。
想像がつくけど、韓国の論調…
■日本の常任理事国入り 道徳的障害を乗り越えなくては(朝鮮日報2004/09/22)
 実際に、今年の日本の国連分担金280万ドルは、米国の363万ドルに次ぐもので、他の常任理事国4か国の分担金合計220万ドルよりも多い。発展途上国への政府開発援助(ODA)も、年間約100億ドルに達し、米国に次ぐ第2位である。国連の平和維持活動にも多くの経済的・軍事的支援を行っている。
 にもかかわらず、日本が常任理事国になる十分な資格を備えているとは言いがたいのが現状だ。現在の常任理事国である米国やロシア、中国、英国、フランスは、第2次世界大戦の戦勝国としてその資格を獲得したのが事実だ。しかし、単に戦勝国であるからではなく、その戦争がファシズムという世界悪を相手にした道徳的戦争であり、この善悪の対決を勝利に導いたという道徳的名分がその基底に横たわっているのである。
 つまり、日本の安保理常任理事国資格審査においても、日本の国力と国連に対する経済的な寄与のみならず、道徳的姿勢が問題にならざるをえないのである。しかし、この道徳的基準については前世紀に日本が起こした戦争被害国だけでなく、相当数の日本国民もあっさりとは同意しがたいはずだ。
 小泉首相が隣国の批判を尻目に、第2次世界大戦のA級戦犯が合祀された靖国神社を堂々と参拜し、それを日本の伝統と慣習として合理化しようとしているのが、その証拠である。
 日本が世界政治で主導的な役割をし、そのためには国連の常任理事国入りが必要だとしても、その資格基準は日本自らが名乗り出るよりは、日本から被害を受けた国々が世界の現実を国連に反映するため、あるいは日本から道徳的更生意志が見られ「もう日本が常任理事国になる時期だ」と支援してくれる環境を作り、そうした段階を踏むことが順序と言えるのである。
 「道徳的」ねぇ…ちょっと頭を抱え込みますね。百歩譲って、戦勝国側における第二次世界大戦が「道徳的戦争」であったとしよう。さて、では現在の常任理事国のなかに、「道徳的」と呼べる国が一つでもあるのか? この「常任理事国」なる既得権を引きずっている限り、「国連改革」など不可能じゃないか。


安倍晋三・安倍派結成?

ポスト小泉、安倍派集結…3年後の衆参ダブルの顔(夕刊フジ)
 9月下旬の内閣改造・自民党役員人事で、退任する意向を固めている安倍晋三幹事長(50)。今後は無役となって、新たな飛躍を目指すとみられるが、党内の中堅若手には、51歳の岡田克也代表が率いる民主党の伸長ぶりに危機感を強め、安倍氏を「ポスト小泉」の筆頭候補ととらえる向きも多い。世代間闘争といった側面も見えるなか、事実上の「安倍派結集」といえる動きまで急浮上してきた。
��略)
【安倍派結集】
 参院選で民主党に敗北した自民党のショックは大きく、中堅若手の間では「このままでは次期総選挙で民主党に政権を奪われかねない。民主党が51歳と若い岡田代表を担いでいる以上、『ポスト小泉』が60代では勝負にならない」という声が支配的となっている。
 こうした中堅若手の旗頭になるのは安倍氏しかいないのだ。
 前出の安倍氏に近い中堅は打ち明ける。
 「安倍氏は最近、中堅若手による派閥横断の政策勉強会などによく顔を出すようになった。自らの立場を意識しているのだろう。メンバーの中には旧態依然とした派閥を飛び出し、安倍氏を中心に『世代交代』を旗印にした新グループ結成を狙ったような動きも見え隠れする。ただ、安倍氏自身は慎重に行動している」
 いよいよ「安倍総理」の現実味が出てきた。ま、安倍は危険人物なんだけども、小泉さんよりは政策論争を期待できるかな。課題はやはり内政問題か。
【世代間闘争】
 「安倍派集結」とも受け取れる党内の動きは、「ポスト小泉」を虎視眈々と狙う、亀井静香元政調会長(67)ら「派閥領袖クラス」、麻生太郎総務相(63)や平沼赳夫元経済産業相(65)、古賀誠元幹事長(64)ら「士志の会」メンバーである「中二階世代」も警戒しており、世代間闘争に近い対立構図が浮上しつつある。
 こうした党内情勢を逆手に取ってか、首相は先のニューヨークでの記者懇談で「中二階世代」について、「改革を推進しようという意欲が足らない。そこが『小泉の後をやれ』という声が出ない原因だ」と、「ポスト小泉」と目される「士志の会」の面々に“踏み絵”を迫った。
 一方で首相は、安倍氏には「これからの政界を背負う人」と持ち上げている。
 当然、中二階組周辺は今回の首相発言に「首相は独裁者だ」と猛反発。ただ、中堅・若手からは「民主党との対決を考えると、中二階組がポスト小泉になることはない」と、首相発言を支持する声が出ている。
 首相には世代交代の歯車を一気に回す構えを示すことで、内閣改造後も政局の主導権を握る狙いがありそうだが、安倍氏の今後次第では世代間闘争が一気に火を噴く可能性も強い。

■中堅若手は勝ち馬に乗ろうと、安倍にパラサイトし始めてきた。こうなると、自分らの世代の終焉を宣言されることを恐れる長老たちは、当然この動きに対抗しようとするだろう。まさしく「世代間闘争」状態になってしまうと、なんか馬鹿げた方向にいっちゃうな。
■不幸にも国民は「小泉改革VS抵抗勢力」という馬鹿げた芝居を見せられたが、これには続編があるようだ。小泉首相が引退したかと思えば、新たに安倍率いる「若手」が2代目主人公として登場し、「守旧派」「老害」と対決するというあらすじだ。自民党内に最大野党がいて、民主党の存在感を薄めるというずっこい仕組みも維持される。
■石原おじいちゃんも複雑な心境だろう。まぁ、小泉純一郎が総理になった時から、石原の野望は終わったって感じですが。
■麻生、平沼、古賀、高村なんて、むごいもんだよ。「中二階!中二階!」って連呼されてさ。いかにも宙ぶらりんで、マヌケってイメージであり、何とも滑稽だ。ちょっと同情する。


高市早苗&山本拓、結婚

高市早苗が電撃入籍、同じ森派の山本拓議員と(夕刊フジ)
 自民党元衆院議員の高市早苗氏(43)が、なんと電撃入籍をしていたことが22日、分かった。お相手は同じ森派に所属する、ニュー・山拓こと山本拓衆院議員(52)。高市氏といえば、当選同期の野田聖子元郵政相(44)に結婚で先んじられ、自らは昨秋の総選挙で落選の憂き目にあうなど、ライバルに大きく水をあけられていた。「30歳以上、独身、子なし」という“女の負け犬”の条件をすべて満たしていた高市氏にも、ついに遅すぎる春がきた。

 「2人が結婚しました」

 22日昼の森派の在京議員昼食会。会長の森喜朗元首相(67)が高市、山本両氏を前にこう報告すると、議員たちから「サプライズ人事だ!」と大きなどよめきが起こった。

 その後、あいさつに立った高市氏。山本氏との馴れ初めについては、「落選して(自らの秘書をしていた)弟とFAXを(山本氏に)引き取ってもらってから」と説明。今年6月初めに山本氏から「高市さんも引き取らせてください」とプロポーズを受け、高市氏も「喜んで天命に従います」と応じたという。

 山本氏は法政大卒業後、福井県議を2期務め、衆院議員に当選。現在3期目で党内閣部会長を務めている。ちなみにバツイチとのこと。2人は今月17日に山本氏の地元、福井県鯖江市で入籍を済ませた。

 高市氏は夫婦別姓反対論者で、賛成派のライバル・野田氏が3年前、鶴保庸介参院議員(37)と結婚したときは、悔しさのあまり、猛烈なダイエットに励んだという伝説も。そんな挫折を乗り越えてつかんだ女の幸せ。同僚議員からは早くも、「2人で少子化対策を」とリクエストされていた。
 見出しを見たとき、山本一太と結婚したのかと錯覚し、かなり驚いた。記事を読んで、そういえば山本一太は既婚者か?と思ったのだった。

■「30歳以上、独身、子なし」という“女の負け犬”の条件…って、誰が決めたんだ。これが男の場合、「負け犬」と呼ばれることはなく、そこには「家庭を築くのが女の幸せ」みたいなステレオタイプが存在する。そんなしょうもない呪縛があるせいで、高市は「悔しさのあまり、猛烈なダイエット」をするのだった。それはすさまじい状況だったに違いない。

■「高市さんも引き取らせてください」だって、小寒いなぁ…こういうのは発表しなくてもいいと思う。

■それにしても、森派の議員だ。「サプライズ人事」などとしょうもないことを言っているうえに、「2人で少子化対策を」とお下劣極まりない。さすが「女は子供を産むための生物」と思っている森喜朗が会長を務める派閥だ。

■なお、記事中にあるように、高市は議員時代に有数の「夫婦同姓」論者として知られていたが、政治活動上の名前については「今後、検討する」とのこと。おいおい、とツッコミを入れたくなる。そこは即答しろよ。いまさらになって、選挙活動に不利になるってな理由だけはしないでいただきたい。


2004年9月22日水曜日

夫の肥満→ヘルシア緑茶

結婚して夫が最も変わったのは…「太ったこと」(夕刊フジ)
 結婚後、夫が最も変わったのは「太ったこと」−。花王が21日発表した「夫の健康に関する意識調査」で、妻の67%がこんな回答をした。「会話が減った」(31%)「2人で出掛けなくなった」(27%)を大きく上回り、花王は夫の肥満を「夫婦の重大な健康課題」と分析している。
 調査によると、現在の夫を「太っている」と答えた妻は74%に上り、自身を太っていると感じる夫も73%いた。妻は結婚して平均5年目に夫の太り始めを意識。夫の肥満を感じる場面として「風呂上がりなどで裸や下着姿を見たとき」とする回答が66%に上った。
 夫の体重を上下2キロ差でほぼ正確に把握している妻は84%と高水準。花王は「現代サラリーマン夫婦が密接にコミュニケーションを取り、健康について会話を重ねている結果」ととらえている。
 調査は、首都圏に住む30−50代のサラリーマン夫婦450組を対象に、6月に実施した。
 花王が調査しているあたり、うさんくさいよ。最初っから「太っている」という回答が上位にくることを意図して作られている気がする。
■なんか聞こえてきません?
「体脂肪が気になる方に、ヘルシア緑茶…高濃度茶カテキンが体脂肪にガツン」
ってわけで、花王による「ヘルシア緑茶」の宣伝でしたとさ。


セックス禁止条例

慎太郎「中学生以下セックス禁止」…条例制定も(夕刊フジ)
 石原都知事、中学生以下にセックス禁止令? ますます低年齢化する性のトラブルを防ぐため、東京都はきょう22日、「青少年の性行動について考える委員会」を開催する。半年後までに具体案を作成するが、委員会内からは「安易なセックスをさせない法制度が必須」との声も出ており、都が中学生以下の性行為を禁止する条例を設ける可能性もあるのだという。
 都内の教師らが平成14年に実施した調査では、中3の性交経験率は男子6.8%、女子8.7%。都の記録では、18歳以下の性感染症(クラミジア、淋病、梅毒など6種)の昨年の発祥数は男子2880人、女子2634人。いずれも女子の急増が目だっている。
 性トラブルの低年齢化を受けて、全国的にはいわゆる「淫行条例」で青少年(18歳以下)との性交渉そのものを禁じている自治体は少なくない。
 神奈川県の青少年保護育成条例では「何人も青少年に対し、みだらな性行為またはわいせつな行為をしてはならない」として、2年以下の懲役または100万円以下の罰金という罰則規定が設けられている。
 東京都にも「青少年の健全な育成に関する条例」があるが、いわゆる売春や周旋を受けての性交渉を禁じる条文があるだけで、合意による性交渉は禁じていない。
 都では「異性との性交に安易に走った結果、望まない妊娠や性感染症が増加している。大人がある程度指針を決めていかないといけない」としており、今回の委員会で、条例に罰則のない禁止規定を盛り込む方向だ。
 なんだよ…「慎太郎」って見だしだから、石原おじいちゃんの妄言を期待したのに…つまんないの。
■この記事だと「都が中学生以下の性行為を禁止する条例を設ける可能性もある」なんて言ってるけど、んーっと、大人と中学生って組み合わせダメってこと。まさか中学生同士もダメだっての?さすがにそれは無理があるんじゃないか。そんなもん禁止しても、どうにかなるもんじゃあるまい。
■じゃぁ、性感染症をどうするかってぇと、性教育って話になるけど、これまた性行為を助長するなんて産経方面から声が聞こえてくるしな。ともかく罰則を強化して、防ごうってわけね。
■「中3の性交経験率」という調査ってのは、誤差ありそう。ほら、中学生くらいって見栄をはりそうじゃん。


「交渉人 真下正義」「管理官 室井慎次」

フジテレビがドル箱映画で頭を抱える“ある事情”(日刊ゲンダイ)
 映画「踊る大捜査線」の1、2で合計300億円の興行収入を挙げた織田裕二が「踊る――」には「もう出演はしない」と大激怒していることが原因らしい。
 事の発端は、今年8月にフジが「踊る――」のパート3製作について織田に出演依頼をしたことから始まる。
「簡単にOKが出るかと思ったら、織田は“長さん(いかりや長介)が亡くなったばかりで、それは考えられないでしょう”とヤンワリ出演を辞退した。それに月9の主演を受けたこともあり、ドラマに集中したいという本人の希望もあった」(フジテレビ関係者)
 ところが、フジサイドは、織田の了承を取らずに「踊る――」の準主役であるユースケ・サンタマリア主演の映画「交渉人 真下正義」の製作を発表してしまった。
「この製作発表に本来の主役である織田がすねたというのが関係者の解説です。『踊る――』は、織田あっての作品。ところが映画タイトルは『踊る――』ではないにしろ、映画から派生したキャラクター。しかも映画と同じスタッフで製作される」(フジテレビ関係者)
 ついに織田を激怒させる事態が勃発する。
「『真下正義』の後は、織田と犬猿の仲で知られる柳葉敏郎主演の『管理官 室井慎次』の映画化が明らかになった。一時は月9降板も織田は口にしたらしい」(関係者)
 っぽいけどね。柳葉敏郎と「犬猿の仲」とはよく聞くけど、さすがに『管理官 室井慎次』はないんじゃないか。


松本伊代・ヒロミ

亭主が落ち目でノンビリできなくなった松本伊代の奮闘(日刊ゲンダイ)
 松本伊代の“奮闘ぶり”が関係者の間で話題になっている。
 17日には「笑っていいとも!」(フジテレビ)で久々の伊代スマイルを披露したし、その数日前には藤沢薬品の広告で新聞に登場した。「子育て中心」だったひところに比べれば大車輪の活躍だ。
「住宅ローンの返済で、家計が火の車らしいのです。目黒の豪邸はだんなのヒロミが全盛期に建てたもので、総計3億円ともいわれる。ところが、このところヒロミの本業がサッパリで、レギュラーは次々に消え、副業でやっていたスポーツショップも閉鎖に追い込まれた。そこで、“ここは一つ”と、かつてのアイドルが“女の細腕”を見せているのです」(芸能関係者)
 ヒロミの不調は、「たけしやタモリなどの大御所にタメ口をきいて嫌われた自業自得」ともっぱらで、同情論はあまり聞こえてこない。でも、カミさんの伊代ちゃんが頑張るとなれば話は別で、放送関係者からは「ウチもゲストで出してやろう」「80年代のアイドル特集でもやるか」なんて声も。
 もっとも、松本のギャラはせいぜい1本30万円程度。これで「ローン返済だけで月々約80万円。8歳と5歳の子供の教育費も大変」といわれるヒロミ家の不安が一気に解消されるかとなれば別問題だが……。
 そういえば、数年前からヒロミを見なくなったよね。「大御所にタメ口をきいて嫌われた」…なるほどねぇ、そういうとこはあるのかも。
■でも、松本伊代は育児に余裕が出てきたから働き始めただけかもしれないのに、ヒロミのせいでこんな見方をされちゃうんだねぇ。どんな動機であっても、夫がリストラされて、妻がパートで働きました…みたいな苦労話系の美談になっちゃう。


ストライキと視聴率

スト突入で視聴率↑ スト明け巨人戦は↓(スポーツニッポン)
 プロ野球選手会と球団側との交渉が決裂、史上初のスト突入が決まった17日夜のテレビ各局のニュース番組の平均視聴率(関東地区)が軒並み高い数字をマークしていたことが21日、ビデオリサーチの調べで分かった。

 交渉は午後5時の期限を2時間延長。結果が発表されると思われた同7時からのNHK「ニュース7」は20・8%(前4週平均18・6%)だった。最終的に結論は同9時前に判明。選手会と球団側の会見を生中継した同局「ニュース9」は24・3%(同20・0%)を記録した。午後9時54分にスタートしたテレビ朝日「報道ステーション」も15・4%(同10・8%)と高い数字を示した。そのほかのニュース番組もおおむねね、前4週の平均視聴率を上回っていた。

 その一方、“スト明け”の20日にフジテレビが中継した中日―巨人の視聴率は9・8%にとどまった。18、19の両日にNHKとTBSが放送した巨人戦ナイターの代替番組はそれぞれ13・5、11・8%。スト関連ニュースに高い関心が集まる一方、茶の間でのゲームの“集客力”が低下していることをあらためて示す結果となった。
 まぁね。セ・リーグは勝負がついているから、視聴率はとれないよ。

■ストライキ問題、「正義VS悪」の劇に興味があるだけであって、必ずしも野球に関心があるってわけでもないし。


銃口権力論

【噴水台】銃口権力論(中央日報)
権力は銃口から出てくるという信念は、ゲリラ戦で中国を建設した毛沢東らしい政治観だ。 共産主義の銃口は党と軍だ。 党は理念を細菌のようにまき散らし、軍は暴力で反対者を除去する。 理念は扇動に、扇動は敵がい心に発展する。 敵がい心と暴力はいったん作動すると、対象が除去されるまで拡大する性質がある。 このため銃口の権力は除去と断絶の権力である。

革命1世代の毛沢東が絶対権力を行使したのは文化革命(1966〜76年)の時だった。 理念と扇動と敵がい心の時代だった。 この期間中に他殺されたり、自殺を強要されたり、獄死したりした人は、少なくとも数十万人にのぼる。

文化革命の被害者であり、2世代指導者である小平も銃口で執権した。 毛沢東理念の忠実な継承者を自負した4人組と生死をかけた権力闘争(76年)で勝利した。 は当時、同志らをこのように扇動した。

「虐殺される運命に身を任せて党と国家を破滅させるのか、やつらと闘争を続けるのか。4人組の命を絶つ戦闘を敢行しよう」

��世代指導者の江沢民がから権力を譲り受ける過程(87〜89年)に流血粛清はなかった。 しかしこの当時は、自由を要求する学生・知識人勢力が共産党集団権力に挑戦した時期だった。 その最後は89年6月、の決定で行われた天安門広場の集団虐殺だった。 人民に銃口を向けたのは人民解放軍だった。 毛沢東の語法を借りれば、権力内部の量的矛盾が権力の外部の質的矛盾に転換したのである。

こうした権力移動の歴史で、江沢民権力が4世代の胡錦濤国家主席にすんなりと移譲されたのは驚くべきことだ。 権力内部の生死をかけた暗闘も、権力外部の市民の抵抗もなかった。 中国政治は権力が銃口から出てくるという断絶の政治観を15年ぶりに克服した。 譲る者と譲り受ける者に連続性が生じた。 共産党権力とその外部の人民間の葛藤は、統制可能な水準に緩和された。

中国政治の成熟は、断絶の権力史から政治指導者らが得た教訓のためだろう。 文化革命は悪夢だったし、天安門虐殺は誰かが責任を負うべき現在進行形の事件という教訓だ。 過去の危険と現在の脅威を共有した彼らは、闘いよりも妥協を選ぶしかなかった。
 それなりに成熟してきているってわけね。ま、楽観もできないわけだが。


田代まさし逮捕

■田代まさし がまた逮捕された。

■田代まさし容疑者、覚せい剤と大麻所持で逮捕(読売新聞)
 警視庁野方署は21日、東京都杉並区梅里2、元タレント田代まさし(本名・政)容疑者(48)を覚せい剤取締法違反と大麻取締法違反の疑いで逮捕した。

 調べによると、田代容疑者は20日夜、中野区内に止めた乗用車内で、覚せい剤約2グラムと乾燥大麻約4グラムを知人の女(37)と所持していた疑い。

 同容疑者は、同署員の職務質問を受けた際、バタフライナイフを持っており、銃刀法違反の現行犯で逮捕された後、車内から覚醒剤などが見つかった。

 田代容疑者は2001年12月にも、のぞきの現行犯で逮捕された。その後の調べで覚せい剤の使用が明らかになり、2002年2月、覚せい剤取締法違反罪で有罪判決を受けて執行猶予中だった。
 でも、ちょっと面白みに欠けるな。やっぱ盗撮・風呂場のぞき というマヌケな行為と違って、覚醒剤はネタとしては劣る。それとも、「『ミニにタコができる』っていうギャグのために…(盗撒をした)」以上のマヌケな弁明はできるのだろうか…

■与えられたお題は「覚せい剤」「バタフライナイフ」…これはかなり難題だ。


ちょっと前にも、こんなことがあったんだね…

■お騒がせ田代まさし今度は人身事故(夕刊フジ2004/06/17)
車でオートバイに衝突、男性左太もも骨折

 またまたお騒がせ−。元タレントの田代まさしさん(47)が16日未明、東京都杉並区で乗用車を運転中、Uターンの際にオートバイに衝突する事故を起こしていたことが17日、分かった。オートバイを運転していた中野区の専門学校生の男性(18)は左太もも骨折のけがを負った。警視庁杉並署は田代さんが後方をよく確認しなかったのが原因とみて調べている。

 調べだと、事故が起きたのは16日午前1時ごろ。杉並区梅里の青梅街道で、田代さんの乗用車がいったん路肩に停車後、Uターンしようとした際、中央寄りの車線で、後方から来たオートバイに衝突した。



ニビル星と金星人のUFO艦隊総司令官

白装束集団が分裂「千乃会長の予言虚構」(夕刊フジ)
会員も寄付も半減し“貧乏”に

 あの白装束集団が分裂−。あざらしのタマちゃん捕獲騒動にはじまり、「スカラー波」から逃れるため渦巻き模様の白い車列で山中を走り回った「パナウェーブ研究所」(福井市五太子町)が、千乃裕子会長派と反会長派に分裂してしまい、会員数が激減していることが21日までに、分かった。

 公安当局などによると、同研究所内部で今年5月以降、運営方針をめぐり千乃会長と一部メンバーの意見が対立。反会長派は五太子町の拠点施設から“家出”し、千乃会長に入院を勧める建白書を提出した。また、反会長派は機関誌『LR』の特別号を発行して会員に送付。その中で「これまでの会長の予言はすべて虚構」とまでコキおろした。
��略)
 そんな中でも、あの電波っぷりは健在。先月中旬には施設近くに植林されたスギ30本を「UFOの着陸地点を緊急につくる」と地主の許可を得ず伐採し、トラブルに。今月3日には石川県小松市の民家に新たなアジトがあることが発覚するなどしたため、公安当局は引き続き監視しているが、「ニビル星の接近で人類が滅亡」する前に、集団がビンボーで滅亡する可能性も出てきた。
 なんか笑ってしまった。

■いや、「反会長派」っていうけど、会長が「虚構」だとするならば、どうやって会の権威を保つのだろうか。千乃がカリスマ的な役割を持っていると考えていたのだが…わけのわからん「理論」だけで、信者はついてくるものなのだろうか。その「理論」も千乃によるところが大きいし。

■それにしても、「タマちゃんを助けてください」と言っていた頃の千乃裕子は、数日中に自分は死ぬと言っていた。なぜまだ生きているんだ?

■最後の部分は、なかなかユニークだ。白装束も大変だなぁ…タマちゃんを救おうとしたり、スカラー波から逃げたり、今度はUFOの着地点を作ったり…。なによりもわからないのが「ニビル星」だ。

■彼らのホームページ( http://www.panawave.com/ )によれば…(ネタが古いよなぁ)
 多くの科学的データや他方からの助言を元にマクロ分析を進めた結果、およそ3600年周期の遠大な楕円軌道をもつ太陽系内の通称「惑星ニビル」(惑星X=第10惑星=褐色矮星)が地球に接近していることが数年前に判明しました。
��略)
 しかしながら、地球への危機的影響があまりにも莫大なため、公的機関の観測写真等は殆んど即隠蔽され極秘にされてきました。実は、このニビル星は2003年5月15日に地球に最接近し、現在太陽の近傍を周回、迷走しており、地球にも重大な影響をもたらしているのです。

 何故、確信を持ってこの危機的状況に対し警告を発することが出来るのか。それは当研究所の精査のみならず、米国や東欧で正式に承認されている霊能力という科学的に未開拓な分野の力を借りているからです。世界を代表する霊能者で地球最後の救世主、千乃会長、そして千乃会長を守護しておられる金星人ヴァリアント・ソーUFO艦隊総司令官(ヴァル司令官)からのご助言により確固不動の宇宙情報を得る事ができたからです。
��略)
 現在、宇宙文明の発展によって齎されたUFO艦隊のフォース・フィールドという人工重力場により惑星ニビルの影響力が最小限に抑えられています。このフォース・フィールド(F・F)を維持するためには壮大なエネルギーを使用するため、艦隊の損失もこれまで経験したことがない状態になっております。このF・Fを張れなくなればニビル星は再び地球に最接近し、大地震や洪水といった天変地異により原発の放射能漏れ等で地球人類や動植物の殆んどが滅び、又、地球の形質も一変してしまいます。

 このような状況下を避けるため、艦隊の維持及び補修(メンテナンス)が必要です。現在の地球人類の科学力ではその対応が不可能なのです。

 自分を愛し、家族を愛し、社会を愛し、国を愛し、地球を愛し、人類だけでなく動植物を含む総ての生命あるものを愛し、この碧く美しき地球を今後とも自分の生命を懸けて守って行きたいと思う崇高で真摯な方のみに呼びかけます。

 是非ともこのプロジェクトに御参加を!
 やべぇ…フォース・フィールドを維持しなければ、地球が危ない!! 私もプロジェクトに参加せねば…って、ニビル星の再接近は、もう過ぎているんですけど…地球が助かったのは、フォース・フィールドが強化されたから?

■それよりも、「UFO艦隊」って何だよ。そんなもんがあるのに、なんでヘッポコな車に乗ってんだ? いや、そんなことよりも「金星人ヴァリアント・ソーUFO艦隊総司令官」ってのが不可解きわまりない。いったい、誰なんだそいつは。とりあえず信じてやるから、まずそいつを出せ。

■何でもこの金星人は、「アイゼンハワー米国大統領、ニクソン副大統領に警告」したものの、「余りにもショッキングな内容であったため、その事実を隠蔽し極秘扱いにしてしまった」らしい。すごいな金星人。ってか、よくそんな胡散臭い奴にアメリカの大統領が会ったな。UFO艦隊を使って大統領を拉致したらどうするつもりだ。

■「宇宙文明の発展によって齎されたUFO艦隊のフォース・フィールド」というのに、地球みたいなローテク環境で協力を求めるよりも、「宇宙文明」の力を借りろ。


2004年9月18日土曜日

新聞社説/プロ野球スト

■ついにストライキ決行…まぁ、やむをえないでしょう。

■社説を拾い読み…朝日・毎日・産経は、経営側に歩み寄りを求めている…

■朝日新聞/社説「プロ野球――このストを生かせ」
 だが、これまでの動きを振り返れば、今回のストはやむをえないと考える。
��略)
 先週の労使交渉で、選手会は近鉄とオリックスの合併を1年延期する可能性が残っていると判断し、ストの延期を決めた。しかし、経営側には合併を凍結するつもりはなかった。

 ではどうするか。新規参入を認め、来季もパ・リーグの6チームを維持する。合併後に選手たちがどの球団に行くかを選べる。そう選手会は要求を変えた。

 時間を延ばした交渉で、選手会は新規参入について、来季に向けて最大限努力してもらいたいとまで譲歩した。選手会の古田敦也会長は「セ・パ11球団は本来の姿ではない。新規参入をうながすよう交渉してきた」という。

 だが、経営側はこれを認めれば、合併の意味がなくなると考えたのだろう。新規参入について「最大限努力する」という約束さえも拒んだ。

 これは理解できない。あまりにもかたくなではないか。

 状況はパ・リーグ5球団を決めたオーナー会議のころとは変わっているはずである。早くから参入をめざしていたライブドアに続いて、同じインターネット業界の楽天が新球団をつくることを明らかにした。

 経営側も、根来泰周コミッショナーの「私の見解」という形で新規参入の壁を低くする策を打ち出した。加盟料60億円を撤廃し、預かり保証金を導入する、外部の有識者が審査をする委員会を新設する、などだ。

 ここまで言うのならば、来季からの新たな参入も、やる気があればできるはずだ。改革機運が盛り上がっているせっかくのチャンスを逃してはならない。

 改めて気になるのは、根来コミッショナーの言動だ。選手たちに会って話をすることもしないまま、今日の事態を招いたのは野球関係者すべての責任であるとして、選手会にストを自重するよう求めていた。しかし、混乱を招いた大きな責任が、長いこと事態収拾に積極的に動かなかったコミッショナーにあるという自覚はうかがえなかった。

 ストを続けるのは選手もファンも望まない。経営側はこれまでのいきががりを捨て、早く歩み寄るべきだ。
 シロクロをはっきりつけ、最も明確に書いている。やっぱ読売が相手となると燃えるのかな。

■根来泰周ってのはつくづく卑怯な奴だ。「(法律家として)“理屈の世界”に生きてきたが、野球界は“感情の世界”。理屈が通らなかった」ってな泣き言を吐きつつ、「今すぐにでも辞めたい」と逃亡。でさぁ…根来ってのは、公正取引委員会委員長やってたってんだから、悪い冗談としか思えない。彼によれば、新規参入を認めない談合は引っかからなかったみたい。


■毎日新聞/社説「プロ野球スト突入 責任はNPBの怠慢にある」
 来シーズンに間に合うように認めるべきだと求めた選手会に対して、NPB側は「9月8日のオーナー会議で、来季はセ6、パ5でいく」と決めたことをタテに、新規参入は早くても06年シーズンからと譲らなかった。

 野球協約によれば、新たに参加しようという球団は、前年の11月30日までに実行委員会、オーナー会議の承認を得なければならない(第31条)とされ、実行委員会及びオーナー会議は、新たな球団設立の申請があった場合、30日以内に受け入れるかどうか決定する(第35条)と定めている。

 これから新規参入を希望する企業を募るならともかく、すでに参入希望社が名乗りを上げている。新興の情報技術(IT)関連企業、ライブドアと、インターネット上でショッピングモール(電子商店街)を運営している楽天の2社である。

 ライブドアは仙台市を本拠地とすることで、すでに地元宮城県、仙台市の了解を得ており、16日に日本プロ野球組織に加盟申請の手続きをとった。楽天もプロサッカー、Jリーグ1部のヴィッセル神戸を経営する実績を持ち、来週中に正式申請する予定だ。

 カレンダーに照らし合わせてみるまでもなく、来春に間に合うだけの十分な時間はある。「公正な審査をするには、時間がない」というNPB側の言い分には協約上、説得力はない。時間があるのに1年後回しにするのは、NPB側の職務怠慢である。その結果、ストが行われるのだから、「どっちが悪い」と聞くまでもなくストの責任はNPB側にある。損害賠償など、論外の話だ。
 「時間がない」ってのは、やっぱ納得がいかないよな。引っかかるところはみな一緒か。


■産経新聞/社説「球界再編 今からでも間に合うはず」
 周囲の協力や既成球団側の受け入れの気持ちさえあれば時間はさほど問題ではない。特にライブドアの場合、すでに宮城県の協力をとりつけており、あとは選手の確保だけだ。

 新球団の受け入れを再来年以降に先送りにすると、せっかく盛り上がってきた企業のベンチャー精神をしぼませる恐れがある。むしろ、再編に揺れているこの時期にこそ決断すべきだ。

 問題は、経営者側がチーム数を少しでも減らし、互いに「縄張り」を守りながら共存共栄をはかる、という縮小再編の基本方針から一歩も出ようとしていないことである。

 ここは、新規参入を可能なかぎり受け入れ、互いにファンを呼ぶための競争をする気概をもってほしい。そうしない限りプロ野球はどんどんファンから見はなされていくだろう。

 選手の側も、新球団発足となれば、球界改革という大義のもと、自己中心的な考えを捨て協力すべきことは言うまでもない。
 パリーグ5球団に固執するのは、将来の1リーグ制のためか?来年5球団でやる→収益がますます悪化→新たな合併ってな感じでね。それとも、新規参入で自分たちのパイが減ってしまうことを恐れているのか?

■経営側としては、選手会が口を挟む前例を作りたくないのだろう。選手会との競技などやってられるか…決めるのは我々だ…ってな感じで。

■一方、神経を逆撫でするのが、読売…「億万長者のスト」ってまだ言ってる…

■読売新聞/社説[プロ野球]「ファン裏切る“億万長者”のスト」
 プロ野球の選手会は「スト決行」を決めた。プロ野球史上、初めての事態だ。試合を楽しみにしていたファンへの裏切り行為である。

 一週間前、双方が歩み寄りを見せ、ストの延期を決めたばかりだ。その後の話し合いは何だったのか。

 選手会は、最後まで近鉄の存続にこだわった。だが、これはそもそも球団の経営事項に関することである。実現が難しいとみると、今度は新規球団の来季からの参入に固執した。

 経営側も、そこまでは譲れなかった。新規参入には、きちんとした審査が必要だからだ。

 中立的立場にいたコミッショナーが、最終局面で出した調停案も、結果的に選手会に踏みにじられた。コミッショナーは「ストに入れば球団がさらに疲弊し、解散、倒産に至ることもあり得る」と警告していた。

 今後、ストの違法性が議論されることになるだろう。試合の中止で経営側は相当の損失を被る。経営側も、当然賠償請求を検討している。

 入場料収入や放映権料など、球団側の被る損失は数十億円という試算もある。球場周辺の交通機関や店舗、旅行会社の売り上げなどにも影響するはずだ。
 使用者側とはいえ、読売の腹立たしい内容をどうしてくれようか…「億万長者のスト」ってタイトルからして、悪意に満ちている。まぁ今回は、タイトルだけ。見だしにだけのっけて、大衆の反発を煽ろうとする。金満ジャイアンツが不当に吊り上げているって側面もあるんだが、そのあたりは↓を参照。
超高額所得者たちの労働組合
社説比較・プロ野球スト回避

■近視眼的な損失ばかり振りかざすのではなく、もっと遠いところまで見とおせないものか。

■で、読売さんから選手たちにお願い…
 野球界が今後、「労使対決」のイメージに染まってしまうことを恐れる。選手会が、ストの「引き際」を心得ていると信じたい。

 ずるずる続けば一九九四年の米大リーグストの二の舞いだ。高額年俸の抑制制度導入を図る経営側に選手側が反発し、ストは二百三十二日に及んだ。多くのファンが離れ、翌年、リストラや年俸カットが選手たちを待ち受けていた。

 ファンの期待を思えば、正常なペナントレースに戻す努力を選手会、経営側双方でぎりぎりまで続けるべきだろう。スト中止もまた英断である。



■それに比べて、我らが中日を見よ!

■中日新聞(東京新聞)/社説「スト決行 一日も早く解決せよ」
 選手会側も、近鉄、オリックスの合併はもはや不可避と感じている。残るは新規参入をめぐる温度差の問題だ。複数の企業が、早期参入に強い意欲を表し、本拠地の選定、練習環境の確保など、具体的な条件整備を進めているのをファンはよく知っている。候補地とされる仙台や東北全体の期待も膨らんでいる。

 新規参入を受け入れて来季のセ、パ各六球団の維持を求める選手会側に、「最大限の努力」さえ約束できないプロ野球組織側の姿勢は、ファンの目にも奇異に映るはずである。

 パ・リーグ五球団での運営が、そもそも不自然なことなのだ。早期参入が困難な理由があるならば、もっと具体的に示すべきではあるまいか。「審査の公正、公平」を期す姿勢は大事だが、その上で多くのファンが「迅速」を望んでいることも忘れてはならないだろう。

 話し合いは今後も継続されるという。ストが一日長引けば、何千何万のファンが傷つき、プロ野球を離れていくことを忘れずに、何としても来週中の解決を探ってほしい。
 読売みたいな社説じゃなくて、ホッとしている。ずいぶんと遠慮ががちな批判だけど、ジャイアンツファンではなく、中日ファンでよかったと思える。まぁ、1リーグ制になっちゃぁ困るって気持ちがお偉いさんにあったから、書きやすかったのかな。その点、読売は見事に統制が取れている。北朝鮮の一糸乱れぬマスゲーム状態。

■「広島・嶋重宣選手のシーズン最多安打のセ・リーグ記録、中日・立浪和義選手のプロ野球最多二塁打記録の達成などにも影響が及んでくる。」「プレーオフへ向けて盛り上がるパ・リーグの三位争いにも水を差すことになる。」とも語っている。でも、もっとも気になるのは中日の優勝では…それは言うまでもないって?


【追記2004/09/19】
■日経新聞/社説「来季からの新規参入を認めるべきだ」
 不可解なのはNPB・球団側の対応である。新規参入を妨げていた加盟料60億円、参加料30億円を撤廃し、新たに保証金制度を導入して新規参入を促すとしながら、選手会側が求めた「来季からの新規参入」を「審査に時間がかかる」という理由で拒否したのは説得力に乏しい。

 すでにIT企業のライブドアが宮城県の支援を得て加盟申請し、近日中には同じIT企業の楽天が加盟申請する予定だ。このほかにも手を挙げる企業が取りざたされている。プロ野球を担うにふさわしいかどうかを十分に審査する必要はあるが、はじめから「来年はダメ」と決めつけるのはおかしい。表向きは新規参入を促す制度に変えて、実際は審査の段階で新規参入を排除するようなことがあってはならない。

 来季のセ6球団、パ5球団の体制では交流戦を導入しても日程の編成に無理が生じ、特にパ・リーグの運営は相当困難になることが予想される。にもかかわらず、NPB・球団側が「来季パ5球団」にこだわるのは理解に苦しむところである。再来年はもう1球団削減して10球団体制にすることをめざす一部球団の思惑に振り回された結果だとしたら実に残念である。選手会側もそうした疑念をぬぐいきれなかったのだろう。

 親会社の経営不振や球団経営の行き詰まりで撤退を余儀なくされ、新たな買い手が見つからなければ、合併で球団数が減るのも仕方のないことである。しかし、新規参入を意図的に妨げ、当該球団の意思を無視した強引な合併で球団数を減らすような不透明なやり方は好ましくない。NPB・球団側はファンの視線を意識し、公明正大な手法でプロ野球の改革に取り組むべきである。
 合併やむなし…選手会は譲歩した。なぜ球団側も歩み寄れない。パリーグ5球団だと、ますますパリーグは打撃を受ける。新規球団を参入させる努力をなぜ惜しむ?


読売新聞/社説[プロ野球スト]「何が選手たちの真の望みなのか」
 「来季から(球団を)増やす」「最大限努力する」。この文言を選手会は合意文書に入れたがった。

 経営側は、これでは来季に十二球団の態勢で臨むことが前提となってしまい、「新規参入球団の公正な審査にタガをはめてしまう」と、受け入れなかった。

 この点を「かたくなだ」として、ストの責任を経営側に転嫁する声がある。そうだろうか。

 新規参入を目指す球団の「審査」は、慎重の上にも慎重を期す必要がある。経営側がこだわるのは、過去にいくつもの失敗例を知っているからだ。
��略)
 プロ野球界の一翼を担う責任感と自覚が経営者にあるのか、そのための経営基盤は盤石か、これらの点に、慎重な見極めが必要だ。

 コミッショナーが提案した「新規加入球団審査委員会」に、来季から、公平で透明な審査を託そう。経営側の考えは一致していた。

 選手会の希望で“密室”の中、続けられた交渉は、時間切れ寸前に一度合意に近づいた。新規参入について「最大限誠意をもって審査する」という妥協案だった。だが、「二〇〇五年」の挿入にこだわる選手会の弁護士と一握りの選手によって、議論は振り出しに戻った。

 「勝ったのは弁護士だけ。第三者を介在させたのは間違いだった」と、パの元球団代表が分析していた。
 選手一人一人に聞いてみたい。来季、絶対にパが六球団でないとダメなのか。それが実現しない限り、ストを続けるつもりなのか、と。
 経営に失敗した近鉄・オリックス両球団が身売りをすれば、こんなにこじれる話ではなかった。合併をしたからといって、うまくいく確証もない。「プロ野球界の一翼を担う責任感と自覚が経営者にあるのか」と言うが、とりあえず、現在の球団経営者にそれがあるのか調査すべきだろう。それどころか、失敗した経営者たちが「見極め」をするというのだから、理解に苦しむ。

■「12球団にする」とか「審査にタガをはめてしまう」ってのはおかしい。球団数を増やすために来季から最大限努力するってだけであって、「12球団ありき」という話ではない。なぜ2005年からではいけないのか…やはりそこには1リーグ制を視野に入れているのではないかという企みが見てとれる。選手会側が不信感を持つのは当然だ。

■ストはやるべきではなく、ペナントが終わってから協議すべき…などという意見がよく聞かれるが、それは違うと思う。なぜ球団側が選手会との協議を持ったか…それはストライキがあったからだ。ストをやって、ある程度の譲歩を引き出しておかないと、シーズンが終わった後だと、選手会無視でどんどん話が進んでいってしまう可能性が高い。

■産経新聞/社説「プロ野球再編 オーナーが決断する時だ」(2004/09/22)
 オーナーや球団代表ら経営者は、ファンの声、行動をもっと率直に受け止めなければならない。しかし、これまでの経営者側の言い分は、ファンの声を理解せず、球団経営の苦しさばかりを強調している。「どうすれば、ファンから支持されるプロ野球に生まれ変われるのか」という理念が全く感じられない。

 多くのファンは、労働組合・日本プロ野球選手会が提示した二リーグ制の存続、新規球団の来季からの参入を支持している。しかし、経営者側はあくまでも来季からの新規球団の参入を認めようとしない。選手会がストに踏み切ったのも、新規球団参入時期の一点にかかっていた。

 スト決行について、読売新聞の社説は、「ファン裏切る“億万長者”のスト」との見出しで、選手会を激しく非難した。非難されるべきは、選手会の主張に耳をかさず、当初は話し合いのテーブルにも着かなかった経営者側にあるのではないか。

 経営者側は新規球団の参入審査には時間がかかり、とても来季からの参入には無理があるという。これだけでは、説得力に欠ける。ライブドアや楽天の若い起業家が、来季参入を強く希望し、意欲を見せている今こそ、プロ野球改革の最大のチャンスだ。

 根来泰周・コミッショナーが強い指導力を発揮、仲裁に乗り出すのが、本来のコミッショナーの役目である。改革案は示したが、調整をせずに辞任を表明したのは無責任ではないか。



戦争の大義

■産経抄
 またぞろ「戦争の大義はどこに?」と“鬼の首”でもとったように言い立てている新聞がある。パウエル米国務長官が上院公聴会で「イラクで大量破壊兵器の備蓄が見つからず、今後も発見の見通しは少ない」と述べたことに、小躍りしているらしい。
 小欄はこれまで再三、戦争に大義や正義を主張することのおかしさや、うさん臭さを書いてきた。「歴史を振りかえれば、客観的な大義に立って行われた戦争はない」とは作家・塩野七生さんの卓見だが、その見解を借りるまでもない。戦争の大義はすべて相対的なのだ。
 大東亜戦争も同じこと、一方には「白人のアジア侵略に対する聖戦」だったが、一方には「日本の野望をくじき民主主義を守る義戦」だった。かりに米英のイラク戦争が大義なしなら、ではサダム・フセインのクルド人虐殺などの側に正義ありなのか。
 誤解を恐れず率直に書けば、イラク戦争の大義を問うても始まらない。戦争は正邪善悪の尺度でなく、どう対応するのが究極の国益にプラスか、それを冷徹なリアリズムで量るしかない。イラク戦争はそれを肯定するのがつまるところ国益であり、選択の余地がなかったのだ。
 思わず小躍りしたくなるではないか。
■「国益」という尺度で、アメリカを支持したと誇らしく宣言している。こんなこと考えてる奴の「普通の国」とは何ぞや?「唯一の被爆国」などと被害者意識丸出しでやってきた日本が、どの面さげて「国益」のために戦争をすんのさ?
■でもさぁ、「国益」を考慮するのであれば、わざわざ「靖国神社」という外交カードを中国や韓国にプレゼントするお人好しは、どう説明すんのかね?それこそ売国奴ですぜ。「国益」よりも大事なものがある…そうは思いませんか?(誤解を生む表現かな?もちろん皮肉ですよ。私は靖国などどうでもいいわけで。)
■おまけ…
 そんな時、アナン国連事務総長が英BBC放送のインタビューで「イラク攻撃は違法」と語ったらしく、また喜ぶ新聞がある。アナン氏はこの二月、日本の国会で「日本はイラクでの困難に向かい合い、称賛されるべき連帯を示した」と自衛隊派遣をほめそやした。
 国連総長といえば国連の顔であり、同氏はノーベル平和賞を受けたほどの人。その人があっちではそういい、こっちではこういい、“風見鶏”さながら言行がやや一貫していない。こういう始末だから国連に幻滅を感じるのである。
 これは妙な言いがかりをなさる。だって、日本はアメリカの占領に協力しているのではなくて、イラクの人道支援に行ってるはずじゃなかった?アナンは、その建前が嘘っぱちであることを知りつつも、リップサービスしてくれたのにねぇ…。
■同日…日経新聞・春秋
 どんな戦争にも戦端を開く大義はある。だがそれが思いこみや独りよがりの「正義」に振り回されて歴史の歯車を狂わす失敗を、日本人はあの大戦で経験した。植民地からの解放を掲げて占領したインドネシアで戦犯として処刑された若い学徒を描く劇団四季のミュージカル『南十字星』はその鎮魂の物語である。
 「その時代の若者と無辜(むこ)の民に巨大な犠牲を強いる戦争は悪といいきっていい」。演出の浅利慶太氏は大戦と日本人の運命を主題にした舞台を作り続けた動機をそう説明する。9・11以降、テロとの対決へ向けて米国を包む愛国的な空気が世界を巻き込んだが、米軍の死者も1000人を超えてイラクの硝煙は消えない。
 国連のアナン事務総長がイラク開戦を「違法」と発言したことに対しブッシュ米大統領が「国連の承認を得ている」と反発している。テロとの戦いに世界が連帯を強める必要がますます高まる一方で、時代の空気や人々の情念をよりどころにして戦争の「大義」が独り歩きする危うさは、過去の歴史が教えている。
 だからこそ「大義」などいらんのだ…産経はそう言うかもしれないけど。若者と無辜の民に犠牲を強いる戦争は悪? 国益至上主義者にしてみれば、何人死のうとも知らんがな…ってことだ。


ハルウララ・安西美穂子

ウララ休養で馬主を批判 高知競馬で調教師ら会見(共同通信2004/09/16)
 高知競馬(高知市長浜)でデビュー以来113連敗中の牝馬ハルウララ(8歳)が休養に入った問題で、宗石大調教師らが16日、高知競馬場で記者会見し「必要な手続きもできないまま、いきなり連れて行かれた」と、馬主で競馬エッセイストの安西美穂子さんの対応を批判した。
 安西さんは「休養入りは調教師と同意の上」と話しており、両者の意見は食い違ったまま。高知競馬側は安西さんとの話し合いを続ける意向だ。
 宗石調教師は会見で「今すぐ安西さんとの預託契約を解除したいと思うほど、感情的になっている」と怒りを隠さず、「ウララが高知競馬で1日も早く走れるよう、ファンの協力をお願いしたい」と訴えた。


■もっと見たいハルウララ…馬主会見「引退前もう1回」(読売新聞,2004/09/17)
 放牧は約2か月で、来年3月の引退レース前に出走させることを明らかにしたが、「1回でも多く走って欲しい」と願う高知県競馬組合は、人気馬の突然の休養に戸惑いを隠せないでいる。

 安西さんによると、ハルウララは、隣の馬房の年下の馬と鉄格子越しに顔を寄せ合ったり、じゃれ合ったりしているという。出走については「引退までに1回は走らせたい」と話した。

 一方、競馬組合は、引退レースを含め10回の開催を計画していた。ハルウララの出走日には約2000人が訪れ、売り上げも800万―1000万円に上る。出走しない日は、半減するという。
 ハルウララはやっぱりお金を落とすんだなぁ…「1回でも多く走って欲しい」高知競馬…で、安西美穂子さんはハルウララを休養させたい…という対立?

■ハルウララが負け続けても、金稼ぎのために走らせ続けてきた…その両者が急に対立とはねぇ…ぶざまったらないね。安西さんの心変わりが妙だ。年老いたハルウララをさんざんこき使っておいて、なぜ急に休養させようと思ったのか。自らの欲得のために、搾取してきたハルウララが急にかわいそうになったのかねぇ?


一方、こんな記事も…

■ウララ馬主 グッズ関連トラブル否定(スポニチ)
 宗石調教師との対立について安西オーナーは「放牧の了解はとっている」と否定。「わが子(ウララ)に対する愛情は同じだが、教育方針をめぐって言い争うパパとママという感じです」と、表現した。

 一方で、ウララグッズのロイヤリティーに関する契約で金銭トラブルが発生していることも明らかになった。グッズの販売を行っている高知県競馬組合の関連法人サポートKRAと、安西オーナーが代表取締役を務める(株)エムエイオフィスが、売り上げの取り分をめぐり、双方が弁護士を立てる事態となっている。

 この問題に関し安西オーナーは「サポートKRAが得た利益は高知競馬の救済のために使うという約束。目的通りに使われていない可能性があり説明を求めただけ」とし、今回の放牧騒動とは関係ないことを強調した。しかし、トラブルの背景には、あらゆる点で主張が食い違っている高知競馬サイドと安西オーナー側の根深い対立があるとみられる。
��略)
 負け続けてもひたむきに走り続ける姿が支持を集めたハルウララ。意見の相違が「最後の花道」に水を差すことにならないか。ファンの反応も含めて注目したい。
「教育方針をめぐって言い争うパパとママという感じ」だってさ。笑わせんなよ。子供を芸能界に入れて荒稼ぎする親に似てる。その結末は金稼ぎの路線対立。離婚秒読み状態。

■「負け続けてもひたむきに走り続ける」って、まだ言うか。これに関してはハルウララ引退を参照のこと。


大量破壊兵器

「大量破壊兵器、見つからないだろう」米国務長官が断念(朝日新聞)
 パウエル米国務長官は13日、上院政府活動委員会の公聴会で証言し、旧フセイン政権による大量破壊兵器について「いかなる備蓄も発見されておらず、我々が発見することはないだろう」と述べ、従来の「未解決の問題だ」との発言内容を修正した。
 すでに同長官は大量破壊兵器の保有に関する個々の情報について、誤りだったことを認めていたが、今回の発言は備蓄の発見を最終的に断念したものだ。イラク開戦の主要根拠が事実上否定されたことになり、大統領選での論議にも影響を与えそうだ。
 米情報機関の情報収集能力や分析力を高めるための情報機関改革をめぐる公聴会で発言した。長官は開戦前の機密情報について、「なぜ(実態と)異なる判断を下したのか検証しなければならない。情報には欠陥があり間違っていた」と述べた。誤った原因については「情報機関の中には情報源が怪しいと知っている人もいたが、私には伝わらなかった」と述べ、情報の確度に関する取り扱いに問題があったと指摘。ブッシュ大統領は情報機関の改革で新設ポストの国家情報長官を提案しているが、「強い権限を持った情報長官がいれば、この種の間違いは起こりにくくなるだろう」と述べた。
 ついにあきらめましたか。でも、反省してるって感じではないし、大統領選の真っ只中に発言するってのことは、この問題をアメリカ国民が重視していないってことか。大量破壊兵器の有無などどうでもよくって、「なんでもっとうまくやらないんだ」ってことだろう。さて、小泉さんはどうしようか?
■<国連総長>「イラク戦争は違法」 初めて明言(毎日新聞)
 国連のアナン事務総長は15日、英BBCとの会見で、米英が主導したイラク戦争について国連憲章に照らして「違法」との見解を初めて示した。アナン氏はたびたび同戦争に批判的な見方を繰り返してきたが、これほど明確な批判は異例だ。アナン氏はイラク戦争は違法かとの質問に、「私の見解では国連憲章に合致していないと思う」と前置きし、「違法だった」と明言した。また、「国連の承認や国際社会の広範な支持がない、イラクのような軍事作戦が再び起こらないことを望む」と述べた。イラクの旧フセイン政権に大量破壊兵器完全廃棄を迫る国連安保理決議の審議が続く中、昨年3月、米英が一方的開戦に踏み切ったことへの強い疑念が背景にあるとみられ、アナン氏は「新たな決議を目指すべきだった」と振り返った。

■朝日新聞/社説 大量破壊兵器――「戦争の大義」にけじめを(2004/09/16)
 しかし、大量破壊兵器をめぐる問題は、フセイン体制を倒したのだからもういい、と済ませられる話ではない。
 思い起こそう。イラクに大量破壊兵器の廃棄を求めた国連決議をイラク侵攻の大義としたのは、ほかならぬ米国だった。そして、開戦直前の昨年2月、安保理で数々の「証拠」を示し、脅威がいかに差し迫っているかを切々と世界に訴えたのはパウエル長官自身である。
 米国は結局、開戦を承認する国連決議がないまま戦争に走った。それでも米国を支持した国々の政府は、もちろん日本も含めて、大量破壊兵器の脅威があるのだからと、国民に理解を求めてきた。
 それが、なかったというのだ。結果的に世界を欺いただけではない。戦争は普通の住民を含む多くの人の命を奪う。平和どころか混乱と無秩序を呼び込む危険と隣り合わせだ。イラクの現実は、まさにその証明である。
 フセイン政権が危険な独裁体制であったことは、米国の言う通りだ。しかし、この戦争は米国にとっても、世界にとっても、あまりにコストが高い。それをもたらした情報や判断の誤りについて、米国自身にきちんとけじめをつけてほしいというのが、今の国際世論だろう。
 さて、小泉首相はこれまでの言動を悔いているだろうか。
 大量破壊兵器はいずれ見つかる。戦争は正しい。首相はそう言い続けてきた。フセイン前大統領の拘束前には「大統領が見つからないからといって、いなかったとは言えない。大量破壊兵器も見つからないからといって、なかったとは言えない」という筋の通らぬ論理を国会で繰り返して失笑を買ったこともある。
 そうした認識は、先月の臨時国会でも基本的に変わらなかった。だが、もはやそれではすまない。判断のもととなった情報や検討の過程を洗い直し、それを国会で国民に対して説明するのが当然の義務である。

■毎日新聞/社説 「大量破壊兵器 小泉首相の説明が聞きたい」(2004/09/17)
 パウエル長官が自らの誤りを認めた上で「なぜ事実と異なる判断を下したのか突き止めなければならない」と証言した理由は、事前情報の誤りをめぐる結果責任を認めて誤りを正していく意思の表明と受け止めたい。
 米国ではこの夏、9・11同時多発テロをなぜ防げなかったかの問題と共に、大量破壊兵器に関する情報の誤りを検証する議会と独立委員会の報告が相次いだ。情報収集・評価から政策決定に至るプロセスを是正する動きに議会や政府を挙げて取り組んでいる。
 大量破壊兵器問題では、(1)地上要員の不足(2)外国機関や亡命者情報の過信(3)内部チェック機構の欠陥−−を含む「集団思考の誤り」が指摘され、国家情報長官職の新設などの抜本的な情報機関改革へ向かっている。誤った情報に立脚して戦争を主導した大統領らの政治的責任も、大統領選を通じて有権者の判断に委ねられる。
 そこで改めて問われるのは、日本での政治的責任だ。開戦時、小泉純一郎首相は湾岸戦争後の国連安保理決議などを引用して「危険な兵器を危険な独裁者に渡せば大きな危機に直面する」と述べた。大量破壊兵器問題が対米支持の重要な理由となったことは否定しようがない。
 米英支持は戦後の人道復興支援に結びつき、自衛隊派遣にもつながった。米英情報をうのみにするだけでは、日本が描こうとする安保理改革にも有益とは言えない。国連を軸とする国際協調を再建する上でも、日本が情報をどう判断し、どう行動するかが問われる。過去だけでなく、未来の問題として首相が自ら国民に説明することが指導者の義務ではないか。

 長期外遊で国外逃亡中の小泉首相…早く帰ってきて弁明しておくれ。どんな言い訳するか楽しみだ。「戦争の大義もいろいろ」と言うんじゃないかと、ひそかに期待している。
■あと、産経や読売の社説を待っているんだ。まぁ、「脅威は排除された」「国連決議を無視してきた」「フセインの圧政に苦しんでいた」…ってな感じでごまかすしかないんでしょうけども。その論理を認めれば、北朝鮮も侵略しやすくなって一石二鳥?
…と言ってたら、産経も取り扱っていた。
■産経新聞/社説 パウエル発言 国家の「脅威」は排除した
 パウエル米国務長官が上院公聴会で発言したイラクの大量破壊兵器をめぐる問題で、米国が今後の捜索を断念したかのように受け取られている。しかし、国務長官発言には「断念」するとの表明はどこにもなく、イラク戦争に反対する野党や一部マスコミが「開戦の根拠」を否定するために、あたかも米国が断念したように曲解している。
 パウエル長官は米国がイラク攻撃の理由の一つにあげた大量破壊兵器について、「いかなる備蓄も見つからず、今後も発見される見通しは少ないだろう」としか述べていない。この発言からでも、「断念した」と解釈することには無理がある。さらにいえば、パウエル長官がその数日前の米テレビインタビューで、「まだ見つかる余地がある」と述べているからである。
  往生際、悪すぎ。一生、探してろよ。米国主導の調査チーム(チャールズ・ダルファー団長)が、近くまとめる最終報告書の中で「大量破壊兵器の備蓄はなかった」と結論付けているようですが?
 米政府はすでに核兵器、生物・化学兵器など大量破壊兵器の備蓄が発見できなかったことは認めている。わずかな量で大量殺戮が可能な化学兵器を、広大な砂漠から発見するのは至難の業である。しかし、フセイン政権下のイラクに大量破壊兵器の施設、人材、技術があったことは実証ずみだ。
 フセイン政権は一九八〇年代から、核兵器の入手を模索してきた。実際に、イランや国内のクルド人に対して平然と化学兵器を使用している。九五年には、大統領の娘婿であるカーメル中将が亡命して核開発計画が発覚すると、査察そのものを拒絶した。
 米英など主要国は、フセイン政権が湾岸戦争後の十二年間に、十七にのぼる国連決議を無視し続けてきた以上、政権打倒しかないと判断した。大量破壊兵器の問題は、開戦理由の一つでしかない。
 「イラク戦争」そのものは、米軍がフセインの抑圧体制を倒し、リビアなどの核開発の野心を打ち砕くことに成功した。しかし「戦後の処理」は、当初計画からそれたのは事実である。治安を確保するために必要な兵力の投入がなかったために、シリア、イラン国境からの外国人テロリストの侵入を許してしまった。
 テロ撲滅はまだ達成できないが、少なくともイラクという独裁国家の脅威は除かれたのだ。今後のイラク復興を目指すのであれば、テロを封じる知恵と兵力を結集すべきなのである。
 「脅威」「テロ」…このマジックワードによって、あらゆる暴挙が正当化される。
■昨日、マイケル・ムーアの「ボウリング・フォー・コロンバイン」がテレビでやっていた。そこに映し出されるのは「銃社会」で、「恐怖」に駆り立てられている人々がそれを支えてる。アメリカは、世界をテロの恐怖におびえさせ、アメリカ社会のグローバル化を企んでいる。チェイニーやラムズフェルドのニヤリと笑う顔が見えないか?


2004年9月17日金曜日

パラリンピック

■「パラリンピック」が始まる…どのような視線を送ればいいのか難しい。まぁ、ともあれ、お勉強ついでに、社説読み…

■毎日新聞/社説「パラリンピック アテネの感動をもう一度」
 パラリンピックの歴史は1948年にさかのぼる。2度の世界大戦で各国とも多くの傷病者を抱え、こうした人たちをいかに社会復帰させることができるか、大きな問題となっていた。英国の医師がスポーツを通じた機能回復治療が患者にとって肉体的にも精神的にも効果が大きいことに気づき、その年のロンドン五輪の開会式に合わせて車椅子患者によるアーチェリー大会を勤務する病院で開いた。これがパラリンピックの原点とされている。

 やがてこの大会は「手術よりスポーツ」のスローガンを生み、国際大会に発展した。五輪と同じように4年に1度の大会となったのは、ローマ五輪が開かれた60年のローマ大会から。この大会を第1回大会とし、原則として五輪開催地で開かれるようになった。アテネ大会は第12回となる。

 大会が定着するにつれ、五輪と共通するさまざまな問題を抱えるようになった。大会の肥大化と、行き過ぎた商業化、さらには勝利至上主義によるドーピング(不正薬物使用)違反や、明らかな不正事件まで出現した。

 4年前のシドニー大会では、知的障害者の男子バスケットボールで優勝したスペインチームに雑誌記者が選手としてもぐりこみ、大会後、「スペインチームは選手12人中、自分を含めて10人は障害のない選手だった」との記事を掲載し、大スキャンダルに発展した。スペインは金メダルを返上し、同国の知的障害者スポーツ連盟の会長辞任にまで発展した。

 パラリンピックの歴史に汚点を残す不幸な事件だったが、多くの教訓を読み取る契機にもなった。パラリンピックに勝利至上主義を持ち込むことが、いかに危険で、意味のないことか。

 障害を克服し、代表に選ばれた選手にとって、大会で全力を尽くすことはメダルを獲得する以上に貴重なことだ。同じ障害を抱える世界中の人たちに、どれだけ勇気と希望を与えてくれることだろう。間違っても国別のメダル獲得数を競うような愚をおかしてはならない。

 選手の熱意と、周囲の善意で半世紀に及ぶ歴史を刻んできたパラリンピック。選手一人ひとりが乗り越えてきたハードルの高さを思うとき、その感動はおのずと五輪を上回って当然である。
 大会の肥大化・商業化・ドーピング…オリンピックと同じだね。スペインの不祥事は無茶苦茶だ。障害者を追いやってまでメダルが欲しいのか。その根性が恥ずかしい。


■読売新聞/社説[障害者五輪]「もう一つのアテネも注目したい」
 パラリンピックは、当初のリハビリから競技志向への流れを強めている。

 国際パラリンピック委員会(IPC)は北京大会から、種目数を削減し、参加選手の人数を制限する。種目が多いとメダルの価値が下がる、とする国際オリンピック委員会(IOC)の要請によるものだ。だが、重度障害者の排除につながるのでは、と危惧(きぐ)する声が強い。

 あらゆる障害者が集うのが、パラリンピックの原点だ。エリート選手だけの大会にならないよう、配慮が必要だ。

 欧米では、五輪同様、成績が賞金やスポンサー獲得につながり、選手のプロ化が進んでいる。ドーピング(禁止薬物使用)も目立ち始め、違反は前回、五輪に匹敵する十一件に上った。五輪の負の側面をまねてはならない。

 日本の障害者スポーツの環境は近年、かなり整備されてきた。六年前の長野冬季パラリンピック後、三百億円の「障害者スポーツ支援基金」が創設された。

 だが、課題は多い。同じスポーツでも障害者は厚生労働省、健常者は文部科学省と縦割りで、連携が十分ではない。

 文科省の管轄が多いスポーツ施設では障害のある人もない人も一緒に楽しめる所が少なすぎる。床が破損すると誤解して、車いす使用を嫌がる体育館もある。専門の指導員は毎年、二千人程度、養成されているが、財政難と理解不足で、自治体の施設への配置が進んでいない。

 やっぱ、こちらも「リハビリ」から「競技」へと変わったことによる負の側面が書いてある。最後は難しい問題だよな。どうせ設備投資するなら、オリンピックを…って意識もあるだろうし。あと、やらしい話、メダルをとったら、どれくらい報奨金がもらえんだろ?


■そういえば、障害者を愛してやまない日本テレビは、どんなパラリンピック報道を予定してんのかな?インターネットの番組表を「パラリンピック」で検索しても、NHK総合・NHK教育の独占状態なんですけど。こういう時こそ、日テレさんが培ってきた、感動物語を作り上げるノウハウを活かしてはどうか?


【関連記事】
24時間テレビ 2004年
24時間テレビ 2003年
24時間テレビ 2002年


2004年9月16日木曜日

細木数子×和田アキ子

新“視聴率の女王”にケンカを売った和田アキ子の憂鬱 (日刊ゲンダイ)
 細木数子(66)と和田アキ子(54)が激突――。芸能界を代表する“2大熟女”の全面戦争が勃発だ。

 発売中の女性週刊誌「女性自身」が「芸能界の“女帝”VS.視聴率の“女王”『私を犯罪者扱いした!』『占い当たってない!』」という記事を報じている。

 記事によると、和田はかつて細木がホストを務める番組で「2年間はCDを出しても売れない」と占われたという。それへの意趣返しなのか、8月22日放送の「アッコにおまかせ!」(TBS)でボードに張り付けた細木の写真に白い目隠しをし、“有名占い師”と断った上で「占いは全然当たらない」と徹底的にコキ下ろしたというのだ。

 その放送をたまたま見ていた細木は、目隠し扱いに「私は犯罪者なのか!」と激怒し、仁義なき“熟女バトル”に発展しているというのである。

 このバトルは今後どうなるのか。

「細木に分があるでしょう。今や細木は出る番組がすべて高視聴率をたたき出す“女王”。一方の和田の番組はマンネリ気味で視聴率も低調です。番組に出ているのは和田シンパの取り巻きばかりで、彼女はエラそうに物を言っているだけ。勢いの差は歴然で、和田に勝ち目はありません」(芸能リポーター)

 皮肉なことに細木の占いは当たってしまった。和田は8月25日に新曲「愚かな女たち」をリリースしたが、ほとんど話題にもなっていない。

「レコード会社も和田の扱いに困っているといいます。本人は新曲のリリースに積極的なのですが、どの曲も売れないので困っている。それでも芸能界の大物の和田の意向は尊重しないといけませんから」(レコード会社関係者)

 和田は長い間、芸能界の“ご意見番”として君臨してきた。しかし、今回は“負け犬の遠ぼえ”にしか聞こえない。かみついた相手が悪かったようだ。
 どっちもどっちって感じですね。一方は「毒舌」を売りに視聴率を稼ぎ、もう一方は「芸能界のご意見番」気取り。で、和田の売れない新曲のタイトルが「愚かな女たち」だ。なかなか面白い冗談だ。

■「2年間はCDを出しても売れない」って、和田の歌が売れていないのって、いつものことじゃないのか。3年後からは、じゃぁ売れるのかっていうと、それも難しいだろう。

■細木の方も、「谷亮子選手は五輪で金メダルは獲れない!」という感じで「予言」がしっかりと外している。占いがインチキなんてのは誰でも知ってるただ「毒舌」だからテレビで重宝してるだけだっての。


■タレントが“嫌がる”ほどの面白さ細木ブームの前途は…(夕刊フジ2004/09/29)
 だが、人気が出れば、反発が出るのもこの世界の道理。男性、女性誌問わず細木批判記事がポロポロ…。テレビでも同じTBS系の「アッコにおまかせ」で和田アキ子が細木に“宣戦布告”したとして話題に。その際、細木の写真に“目張り”を入れ、「あれでは犯罪者扱い」と、スタッフが謝りに行ったとか。

 かと思えば、「ズバリ−」で東京本格進出する前は、豪邸を構える京都中心の活動だったが、関西のテレビ局でも“悶着”があったのでは…といううわさも飛び交う。

 さらに、「占いって、当たり外れがはっきりしないけど、そのわりには自信たっぷりで、何かというと『地獄に落ちる』でしょ。『今の彼氏と別れなさい』といわれ、恋人なんていないのに…と困惑を通り越して怒ったタレントもいた。一方的にいわれるのを嫌がる人もいて、出演に尻込みする事務所もありますよ」(女性誌記者)とまでいわれる始末。

 和田との“バトル”に「そういえばサッチーのときも、和田が番組でかみついたのをきっかけに“バッシング”になりましたね」(テレビ関係者)という声もあるが、タレントが嫌がるほどの毒舌でなければ、おもしろくないのも確か。バッシングをはね返して、さらなる細木ブームを期待したいものだ。
 「地獄に落ちる」ってのも占いになるのですか。いや、そもそも「地獄」なるものを人類は確認していない。


赤井英和・スクワット疲労骨折

��V収録の児童、スクワットで疲労骨折 NHK(朝日新聞)
 NHK(日本放送協会)のテレビ番組「課外授業ようこそ先輩」に出演した大阪市阿倍野区の市立金塚小学校6年の男子児童(12)が、番組収録中、ひざの屈伸を繰り返す「スクワット」運動をさせられ、腰を疲労骨折していたことがわかった。同校は収録前、スクワットを番組内容から外すようスタッフに求めたが、拒否されたという。
 番組は、著名人が母校を訪ね、後輩の子どもたちに授業をするNHK総合テレビの人気シリーズ。児童が骨折をしたのは9月5日放送分で、元ボクサーで俳優の赤井英和さんが金塚小を訪れ、「本当の強さとは何か」について教える、という内容。番組制作会社「東京ビデオセンター」(東京都港区)が制作し、7月15、16日に収録した。
 番組では、赤井さんが6年の児童46人に対し、教室でスクワットの勝ち抜き戦をさせたり、体育館でクラス対抗のスクワット競争をさせたりした。中には「無理じゃ」「足が痛い」「しんどい」などと言う児童もいた。
 同校によると、収録後、児童の一人が腰の痛みを訴えて7月20日の終業式を欠席。その後、児童は疲労骨折と診断され、1カ月は運動をしないよう命じられたという。
 ははは…不謹慎ながら、笑わせてもらった。筋肉バカの先輩にしごかれる後輩…「ようこそ先輩」って、ちっともウェルカムな状況じゃないし。


デブ市場

��ONISHIKIと曙の戦い (日刊ゲンダイ)
 元横綱の曙(35)が大ピンチを迎えている。参戦中のK―1や広告業界からソッポを向かれてしまったという。
 原因はハッキリしている。あまりにも弱過ぎるからだ。
「最初、曙は引退後はKONISHIKIのようにタレント活動をしたかった。それで親しい人に相談したら“愛嬌のあるキャラではないしタレント向きじゃない”と言われたんです。そんなとき、“1試合1億円”という破格の条件で格闘家転向を勧められ、その話に乗ったんですよ」(興行関係者)
 が、K―1の世界は甘くはなかった。出るたびにボコボコにやられてしまい現在4連敗中。あまりのふがいなさに9月開催のK―1ワールドグランプリの出場も危ぶまれていたほどだった。CM業界の評価も急落。
「これだけイメージが崩れれば、新規のCMのオファーを期待するのは難しいでしょう」(広告関係者)
 悪いことは重なるもので、2年前に曙がオープンしたレストランも閉店に追い込まれた。
 一方のKONISHIKIは、一時“デブキャラ”のボブ・サップや曙というライバルの出現で影が薄くなってしまったがここにきて盛り返してきた。従来の九州電力、三州ペイントにツムラなどが加わり4社のCMを抱えている。レギュラー出演中の「にほんごであそぼ」(NHK教育)も好評だ。
 ボブ・サップ、曙がこけて、KONISHIKIが再逆転、“デブ市場”の争いもなかなか厳しい。
 曙、どうすんだろうね。ちっとも勝てないし、もうハルウララ状態ですよ。
■それにしても「デブ市場」て。ボブ・サップがそこに入れられているとは…それを知ったら、さぞかし憤慨するだろう。


2004年9月15日水曜日

教育機関への財政支出

教育機関への財政支出、日本は加盟国で最低・OECD(日本経済新聞)
 経済協力開発機構(OECD)が14日発表した「図表で見る教育」(2004年版)によると、教育機関への財政支出で日本がトルコと並んで加盟30カ国最低との結果が明らかになった。高等教育の現場で女子学生や留学生が際だって少ない実態も浮き彫りとなった。
 教育機関への財政支出を国内総生産(GDP)比でみると、日本は3.5%で、フランスの5.6%などを大きく下回った。財政など公的支出と寄付金・授業料など民間の支出の比率では、特に大学で公的支出の比率がOECD平均の78.2%に対し43.1%と低かった。
 大学教育での女性の卒業者の割合は2002年に学士39%、修士26%、博士など23%だった。OECD平均は学士・修士とも女性が50%以上で、日本は加盟国中最低。
 大学に在籍する外国人学生の割合は1.9%で98年の1.4%から上昇したが、平均の5.7%を下回り、日本の大学の閉鎖性や競争力の低さを示唆する内容となった。
 フランスが高いのは当然としても…日本のこの低さはいかがなもんだろ。小泉首相の「米百俵の精神」はどこへやら。
■最後の文章はいらないね。日本の場合、「日本語」という言語の制約があるわけで、英語圏などとは比較対象になりえない。それから、大学の「競争力」って何?


宅間守

■大阪教育大付属池田小学校(大阪府池田市)で2001年、児童8人を殺害、教師を含む15人に重軽傷を負わせたとして殺人などの罪に問われ、1審大阪地裁判決が確定した宅間守死刑囚(40)の死刑が14日、収監先の大阪拘置所で執行された。
■宅間死刑囚と面会 心理士に聞く 時間かければ贖罪も(東京新聞,特報)
 宅間死刑囚の心は常人では理解しがたい。それだけに再発防止のためにも、心の解明が求められていた。捜査段階と公判段階で二度にわたる精神鑑定が行われ、ある程度は人物像が解明された。
 捜査段階では「非社会性人格障害や妄想性人格障害」などと判定。公判段階では、思いやりや道徳心などの人間らしい感情を欠く「情性欠如などの人格障害があった」と断じた。
 一方で、解明に至らなかった部分も多い。元主任弁護人の戸谷茂樹弁護士は刑確定後も、一貫して謝罪を引き出そうと試みてきた。
 「凶悪な事件で謝罪を引き出すまでに時間が必要だった。長谷川先生の努力もあったので、もう少し時間があれば」と悔やむように、刑確定から執行まで時間が足りなかったと残念がる専門家は多い。
 宅間死刑囚は公判中に戸谷弁護士に「コラッ雑民、ワシを下げすむ(蔑む)な、ワシをアホにするな、おまえらに言われたない、お前らの人生よりワシの方が勝ちや」としたためた手記を送っている。
 「雑民とエリートを区別する意識が、池田小を犯行場所に選ぶ動機にあったはずだ。宅間死刑囚が育った家庭環境が人格形成に与えた影響も考えられるのに、それは解明されず、生まれながらの極悪人と決めつけられた。死刑によって決着がつけられたように見えるが、社会はこの事件から教訓を引き出すことに失敗した」と岐阜大の高岡健・助教授(精神病理学)は指摘する。
 もちろん、塀の中でぬくぬくと生きている宅間を被害者には許せないだろうけど、もうちょっと時間をかける必要があったんだと思う。「社会はこの事件から教訓を引き出すことに失敗した」ってのは、まさにそのとおりだと思う。まぁ、そもそも私は死刑制度反対の立場ですが。
■都市化や虐待 第2の悲劇も
 東京外大の田島信元・教授(発達心理学)も「宅間死刑囚は特別なわけではない。核家族、都市化や虐待経験などが原因で生まれる第二、第三の宅間は多数いる。原因を解析していくことで犯罪を生んだ背景が分かり、社会に警鐘を鳴らすことができるのに」と残念がる。
 この裁判の傍聴に通った作家の佐木隆三氏も「一般の人が裁判を傍聴すれば、犯罪に対して『あの時手助けしてやれば』など、学習する面は多々ある。宅間死刑囚の気持ちをもっと引き出して分析すれば、貴重な“社会の知恵”になりえた」と同意見だ。
 ただ、高裁への控訴は宅間死刑囚本人が取り下げた。執行までの期間も刑事訴訟法では刑確定後半年以内と定められている。
 文教大学の進藤眸(ひとみ)教授(矯正心理学)は「現制度では裁判で争点になり最後まで争わない限り、きっちりした精神分析はできない。宅間死刑囚のように本人が拒否すればそこで終わりで、学問的興味だけでは究明は不可能だ」と制度上の問題を指摘。さらに「宅間死刑囚を心理的に解剖できたとして、再発防止策につながるかどうかは疑問だ。結局、犯行の原因は本人特有の問題で、一定の真理として一般化することは難しいだろう」と話す。
 宅間死刑囚は死刑確定後、支援者の女性と獄中結婚している。前出の高岡助教授はこう指摘する。
■母性愛を手に堂々と死地に
 「母を求めるように女性の愛情を求めていた宅間死刑囚は、最後にそれを手に入れ、堂々と死に赴くことができたのではないか。遺族には憎しみだけが残った一方で、宅間死刑囚が最後に人生を全うしたとすれば、皮肉な結果と言わざるを得ない」
 「支援者の女性」ってのはどういう人なんだろう。これも不思議。
■2chで拾ったコピペ(かなりそれっぽいけど、実際に発言したかは不明)
裁判長「判決の前に、被告は何か言いたい事はありますか?」
宅間「えー、発言してもよろしいか?・・・なら話すわ。まあ、まだ判決はでとらんのやけども、もうすぐ出るし、わかっとる事やから、最初に言うとく。 どうも死刑にしてくれて、ありがとう裁判長さん。感謝するわ!わし、死にたい思うてたから、ほんま助かる。やっと死ねるんやなーと思うとほっとしたわ」
 ・・・どよめく室内。怒号が飛び交う・・・
裁判長「静粛に!・・・被告は裁判を誹謗しないよにしてください。これ以上、不穏当な発言を続ければ退廷させます。いいですね」
宅間「今のは、誹謗とか批判ではのうて、純粋のワシの心から出たほんまの気持ち。わかってもらわんでもええ。言いたい事はまだある。それは、殺してしもーた子供達にや!」
 ・・・どよめく室内。まさか?謝罪するのか?との期待感・・・
宅間「わしが殺したガキどもは、わしの自殺の為の踏み台の為に生きていたんやな!ほんま、感謝しとる。あのガキが8人死んでくれたから、俺が死ねるんやから 感謝せなあかん!死んでくれてありがとう!!でも、死刑になるだけやったら3人で十分やったな。残りの5人はおまけで感謝しといたる!」
・・・どよめく室内。裁判長が退廷を命じる・・・
宅間(引きづられなから)「おい、くそガキの親!おまえらのガキの8人分の命はワシ一人を殺して終わりの程度の価値やったんやぞ!エエ学校に行かせて偉そうにしとったから死んだんや!ガキどもが死んだ原因はおまえらあるんや!せいぜい一生反省せいよ!あの世でもおまえらの子供しばき倒したるからな!あははははは!あははは!こらおもろい!」
 ・・・どよめく室内。退廷・・・5分ほど後に、判決文が読まれた。

ソースは不明。遺族への配慮なのか、マスコミは「不規則発言」と報じるだけで、内容については言及していない。
 「被告人に退廷を命じます」。大阪地裁201号法廷。判決言い渡しが始まらないうちに、川合昌幸裁判長の声が響き渡った。ざわめく法廷。遺族にば声を浴びせながら刑務官に連れられて退廷する宅間被告。悔しさに唇をかみ締める遺族。法廷は冒頭から言いようのない空気に包まれた(読売新聞)

■宅間の言動
初公判では「生命をもって償いたい」と述べたが、その後は一転して遺族の神経を逆撫でする発言を繰り返した。二〇〇二年七月の第一一回公判で弁護士から事件の動機を聞かれた宅間被告は、「家が安定して頭の良い子でも自分みたいなアホに殺されるかもしれない『不条理』さを世の中に分からせたかった」と発言。翌年六月に大阪地裁で開かれた公判の最終意見陳述でも、「死ぬことには全くびびってない」「幼稚園児ならもっと殺せた」「しょうもない人生やったら、今回のパターンの方が良かったのかもしれない」などと述べている。



労働市場のグローバル化

��4米大統領選 労働対策 違い鮮明(東京新聞,核心)
 景気拡大が二年九カ月も続くのに、米労働市場に力強さが戻らない。製造業で始まった国外へのアウトソーシング(業務委託)の流れは情報技術(IT)産業やサービス業にも及び、米労働市場に変革を促す。
��略)
 雇用不振の主因は、人件費の安い海外などに業務委託するアウトソーシングの進展だ。
 IBMはプログラマーなど約四千七百人分の雇用をインドと中国に移す計画。ヒューレット・パッカードは、顧客からの電話相談サービスなどを低コストの海外に移転し始めた。
 こうした既存企業の動きに対し、新規参入組はもっとドラスティックだ。ネットワーク構築などのジュニパーネットワークスは、一九九六年の設立当初から米国内に生産拠点を置かず、インドや中国などに開発、生産拠点を分散してきた。クリスティーン・ヘッカート副社長(マーケティング担当)は「ビジネスはダイナミック。環境の変化に素早く反応しなくてはならない」と言い切る。
 「労働市場のグローバル化」で、プログラマーなどのホワイトカラーももはやアウトソーシングの“聖域”ではなくなった。プログラマーの平均時給が米国の六分の一のインドなどへのアウトソーシングが加速し、シリコンバレーでは職を失う技術者が相次ぐ。
 こうした雇用情勢に危機感を強めたのが労働団体だ。ブッシュ政権下での就業者数減を受けて「大統領は雇用を輸出した」との批判を展開する。
 主要労組の支持を受ける民主党のケリー候補。「海外に雇用を流出させる米企業への優遇税制を廃止し、国内雇用を創出する企業への減税を行う」と、労組の主張をくむ公約を掲げた。製造業復活と国内雇用の保護を目指し、労働市場の激変緩和が政策の主眼だ。
 一方、経済界は「外国企業が創出した雇用は六百五十万人」(米商業会議所)と雇用を輸入した例を挙げ、アウトソーシング悪玉論に反論する。これを受けて共和党ブッシュ大統領も「より多くの雇用を創出するには、米国が世界で最もビジネスをしやすい国でなくてはならない。政府支出抑制、規制緩和、減税恒久化により投資を奨励する」と公約。失業者に対する職業訓練の充実を図り、労働力の新分野への移行を促進する。
 なかなか考えさせられる記事。グローバルな労働市場をヒトが往来する…ってな構図とは違って、とりわけITの場合、ヒトが動く必要性が小さい。ポストITにおいては、自分たちが培ってきた技術で、しっぺ返しを食らう。なんとも皮肉なことだ。
■にしても、ケリーの労働政策…「時代錯誤」感が否めません。IT系のホワイトカラーの支持獲得ってのもあるだろうけど、共産党支持が多いブルーカラーの票が欲しいんだろうね。


売春

性売買(東亜日報)
 売春は人類歴史上最も古い職業のうちの一つだが、徹底して軽蔑されてきた。聖書は創世記からヨハネの黙示録にいたるまで、売春婦とその客を幾度も戒めている。「あなたの娘に遊女のすることをさせて汚してはならない。あなたの土地をそれによって汚し、恥ずべきことで満たしてはならない。」(レビ記19章29節)「約3ヵ月して、ユダに『あなたの嫁のタマルが売春をし、そのうえ、お聞きください、その売春によってみごもっているのです』と告げる者があった。そこでユダは言った。『あの女を引き出して、焼き殺せ』」(創世記38章24節)

 性売買を取り締まる法律は時代や国ごとに異なる。オランダは2001年に性売買を合法化し、売春婦は所得税を払う勤労者になった。今年から性売買を合法化したベルギーでは年間税収入が5700万ドル増えるものと予想している。イスラム国家において性売買は死刑に処せられる犯罪だ。一部の国家は違法と規定しながらも、特定区域を定め、その区域内で行われる性売買は警察が目をつぶる政策をとっている。
��略)
 英誌「エコノミスト」は「自由社会で成人男女が相互の同意のもとで性を売買したならば合法的な商業取引とみなすべき」との見方を一貫してとっている。エコノミスト最新号の社説には「他人を害さない限り、自分の体を含め、好きなものを売り買いできるようにすべきだ。性売買は汚いビジネスだが、国家が干渉するべきことではない」と書かれている。韓国の新聞がこうした論調で社説を書いた日には、女性団体から大目玉を食らう覚悟が必要だろう。

 「自由社会で成人男女が相互の同意のもとで性を売買したならば合法的な商業取引とみなすべき」か?それだけで大きな論争になる。


アメリカの財政赤字

米財政赤字 04年度は過去最大確実(産経新聞)
 米財務省は十三日、八月の財政赤字が四百十一億三千六百万ドルとなり、残り一カ月となった二〇〇四年度(〇三年十月−〇四年九月)の十一カ月間累計の財政赤字が四千三百六十九億一千三百万ドル(約四十八兆円)になったと発表した。イラク関連支出の増加や大型減税実施が赤字拡大の要因だ。
 九月が昨年同月と同水準の黒字額(約二百六十二億ドル)を計上した場合でも、〇四年度の赤字額が昨年度記録した三千七百四十二億ドルを更新し過去最大となるのは確実。八月の赤字額は、歳出減で前年同月の七百六十五億八千七百万ドルを大きく下回った。
 財政赤字は、米大統領選の大きな争点の一つとなっている。民主党の大統領候補ケリー上院議員が「赤字はブッシュ大統領の経済失政の証拠。ブッシュ政権の減税は、高所得者優遇だ」と批判。ブッシュ氏は「減税で景気が回復した。赤字は、イラク戦争と国内でのテロ対策強化のための支出増加によるものだ」と反論している。
 いい指標がでてきたぞ。「減税で景気が回復した」ってのは疑わしい。ってか、イラク戦争やテロ対策費って、そもそも必要な経費だったのか?


2004年9月14日火曜日

中井美穂と球界再編問題

中井美穂反論コメント…取材拒否報道に公式HPなどで(夕刊フジ)
 タレント、中井美穂(39)が今月8日、都内百貨店で行われたレストラン街の試食イベントに出席した際、「マスコミがいるなら帰る」「カメラは嫌」などと“取材拒否”発言したなどとする報道に対し、14日までに公式ホームページなどでコメントを発表した。

 夫でプロ野球選手会長の古田敦也選手をめぐる球界再編問題が“飛び火”し、殺到した報道陣に“ピリピリしていた”と報じたものだが、中井は「ぴりぴりしてたと書かれるようなことは自分ではなかったと思う」などと反論した。

 「カメラは嫌」発言には「マスコミに身を置く人間としてこのような発言は絶対にできません」と完全否定している。
 元ネタはこちら…
 見事なくらいに各紙横並びで「ピリピリ」報道。

■古田選手会会長夫人の中井美穂ピリピリ(日刊スポーツ)
 プロ野球オーナー会議が開かれた8日、古田敦也選手会会長(ヤクルト=39)の妻でタレントの中井美穂(39)もイベント会場でピリピリムードを繰り広げた。池袋東武レストラン街の新メニュー発表会にゲストとして参加したが、控え室で「マスコミがいるなら帰る」と主張し、主催者側が対応に追われた。登場のアナウンスがあってから30分も会場に出てこない状態が続いた。
 主催者側によれば、新メニューPRのためマスコミを呼んでいることは、中井も仕事を受けた時点で了承していた。しかし、スト問題などで夫の古田に注目が集まったことで状況が急変。「マスコミがいるなら帰る」「カメラは嫌」など神経をとがらせ、主催者側がテーブルでバリケードを築いて報道陣を会場の隅に押し込める騒ぎとなった。試食会では、司会者に「ここの雰囲気が怖い」「まだ何かしゃべんなきゃいけないんですか」。オーナー会議に負けない紛糾ぶりだった。


■中井美穂ピリピリ&黙々試食会(夕刊フジ)
 タレント、中井美穂(39)が8日、東京・池袋東武レストラン街の新メニュー発表会にゲストとして参加したが、会場にはバリケードが築かれマスコミを“隔離”するなど厳戒ムード。というのは彼女の夫が球界のリーダーで渦中の古田敦也選手(プロ野球選手会長)とあって、球界の激震が飛び火した格好となった。

 試食イベントにもかかわらず多数の報道陣が駆けつけたため、中井は控室で「マスコミがいるなら帰る」「カメラがいるならイヤ!」などと主張。登場のアナウンスがあってから30分も姿を表さない事態に。

 このため、主催者側がテーブルでバリケードを築き、報道陣を会場の隅に押し込めてようやく“主役”が登場。

 試食会で中井は司会者に「ここの雰囲気が怖い」「まだ何かしゃべんなきゃいけないんですか」と最後までピリピリと異常なナーバスぶりだった。

 見事なシンクロ記事。こりゃぁほんとに言ったのかなと思ってしまいそうだけど、デイリーを見れば、なんとなく経緯が見えてくる。これまた「ピリピリ」ですが…

■中井美穂 再編問題にピリピリ(デイリースポーツ)
 この日、中井は東京・東武百貨店池袋店レストラン街「スパイス」の「チャレンジメニューフェア」(10月1日〜31日)発会式に参加。しかし、開会直前に関係者から報道陣に対し、「再編問題の質問が出れば、中井さんは“帰る”と言われているので、取材は一切なしでお願いします」と通達があるなど異常なピリピリムード。

 予定より30分遅れて現れた中井は、多くのテレビカメラを見ると「この緊迫感は何でしょうか。何か怖い感じ」と顔をひきつらせ気味に苦笑い。チャレンジメニューの試食は“足早”に済ませ、終了時間はほぼ予定通り。ストライキの「ス」の字も発せず、登場時に紹介された“元プロ野球ニュースキャスター”らしさはまったくなかった。
 確実に中井さんが発した言葉は「この緊迫感は何でしょうか。何か怖い感じ(ここの雰囲気が怖い)」「まだ何かしゃべんなきゃいけないんですか」だけなんだね。このあたりの弁明は…
確かに会場に入ってご挨拶するときにあまりに緊迫していて変な雰囲気ではありました。その感じが「ここの雰囲気が怖い」という言葉になりましたし、聞いていなかったことが多かったので「まだしゃべらないといけないですか?」になりました。


■関係者の「再編問題の質問が出れば、中井さんは“帰る”と言われている」というのが一人歩きの要因だったみたい。そら「ピリピリ」ってなベタ記事になるよね。最初から記者はこういうふうに書く意図をもって行っているし、質問拒否すればそれで裏が取れたってことになる。

■真偽を知るすべもないけど、まぁ、本当だとしても、中井さんを責めるのは筋違いかな。だって、どいつもこいつも合併問題を聞いてくることは想像に容易い。中井さんがペラペラ軽口を叩いたら、それこそ問題になるし、古田の努力も台無しになるおそれがある。質問を拒否したのは懸命な判断だ。でも、本人の口からマスコミに拒否する理由をきちんと説明するのがベストだったかな。

■「様々な行き違いや誤解が記事になり、事実のように報道されてしまう怖さを改めて感じました」と言うように、この記事をもとに中井美穂ファンページ(オフィシャルではないが、所属事務所のホムペからリンクがあったため勘違いした人も多いようだ)に「大物タレント気取り」「イメージダウン」といった書きこみがなされる。なんだかねぇ…。


遺言川柳

��遺言川柳>「筆不精 初めて知った 父の文字」特選に(毎日新聞)
 UFJ信託銀行は13日、今年4〜6月に募集した遺言川柳の応募数と審査結果を発表し、10歳から97歳の応募から、特選に68歳の女性の作品「筆不精 初めて知った 父の文字」が選ばれた。今回で2回目の募集だが1回目より約1万2000点多い6万2397作品の応募があり60歳以上の応募者が半数にのぼった。

 何でこんなもんをやっているんだと思ったら、遺産信託や遺産信託業務をやっているからのようだ。高齢化社会で需要も増えてくるのかな。

■前回の特選は「遺書書いて 腕立て伏せを 二十回」だったらしい。死の準備をしつつも、まだまだ死なないよ…ってことか。

■よく使われるパターンは、?遺産をめぐる泣き笑い?人情にうったえかけるもの…のようだ。逆にそうじゃないものに拍手を送りたい。意味がよくわかんない作品も多い…「遺言を 地球が書いて いるらしい」どうゆうことだ?あるいは「ようかんを 遺言通りに 切ってみる」この野放図な感じがいいのか。


2004年9月13日月曜日

江川卓:江川理論

初完封!!山井で加速(中日スポーツ)
最速21日!!胴上げ
 オレ竜がラストスパートだ。中日は12日の広島戦(ナゴヤドーム)、ジャンケンで決めた先発・山井大介投手(26)がわずか2安打でプロ初完封し4連勝。貯金も最多の23に増えた。ヤクルトが執念をみせマジック点灯はお預けとなったが、若い力でVへの歩みに拍車がかかった。さあ、最短なら21日に落合博満監督(50)が宙に舞う。

じゃんけんで勝ってつかんだマウンド 最後まで離さなかった
 山井か、長峰か。マジックナンバー点灯がかかる大事な1戦を、誰に託すか。甲乙付けがたい選択に悩み抜いた首脳陣が取った最終手段はじゃんけん。パーを出した長峰に対し、勝利の“Vサイン”で権利をつかんだ山井が、勝ち運そのままにプロ初完封を飾った。
 ははは…もう間違いないね、中日優勝。


■こうなると、アンチ巨人が日テレの必死さを楽しむ時間だ。日本テレビ系列としては、ただでさえ巨人戦の視聴率が低迷してる上に、消化試合を大量に背負い込んでしまうもんだから、必死にならざるをえない。「奇跡の逆転優勝」なんてことを言って、96年の「メークドラマ」を持ち出してくる。で、中日が連敗する可能性を指摘するのに必死…『theサンデー』の江川卓によれば、立浪和義もスランプであり、中日はアレックスを敬遠されたらお手上げだそうだ。まぁ、そういってる日に、山井のような投手が突如として現れるから面白い。


■「ほりう値」(もちろん堀内監督を文字って。昨年は連覇値)によれば、福留孝介の骨折で中日の優勝確率は大きく下がったはず…なのに中日が大きな優位を保っている…この状況をどう江川理論は読み解くか。非常に気になるところだ。というわけで、『SPORTSうるぐす』(日本テレビ)を見てみた。

■そもそも、ほりう値とは…「ほりう値(戦力値)とは、前年優勝時の阪神の戦力を100として各球団の戦力を江川独自の理論をもとに計算してはじき出した数値。100に近づけば近づくほど優勝の確率が高くなる!」のだそうな。

■ほりう値(戦力値)の計算方法
タイトルホルダー15
バッターで3割投手で10勝10
レギュラーの野手先発、中継ぎ、抑えのローテーション投手7〜8
それ以外の投手・野手6以下


 「理論派野球解説者」の江川が作り出した「理論」だが、見てのとおり、実に単純明快なもので、子供のお遊びである。しかも、江川の主観と希望的予測をもとに、数値が変動する。100に近づけば優勝というが、中日の数値は53である(投手力・守備力・機動力の過小評価)。巨人は78で、54の広島よりも中日は下!!そして、去年の阪神強すぎ(笑)。

■中日の低い戦力値は、「まだまだ優勝の確率がある」と思わせるために江川がはじき出した恣意的な数値。江川がいかに日テレに囲い込まれているかがわかる。


■ってかね、この選手の能力の総計を戦力値にするってが、いかにも「巨人的発想」なんだよね。江川理論によれば、いい選手をたくさん集めれば優勝できるってことになる。でも、野球ってのはそんな単純なもんじゃないよ、「理論派解説者」の江川サン。

■中日の優勝…江川はどのように説明するのか?
中日の戦力は弱い…にもかかわらず強いのは、どの選手にもチャンスを与え、チーム内に競争意識を与えた。山井のような選手が出てきたのは、春先のキャンプで競争意識を植え付けたことによるだってさ。その時言えよ「江川な人」(結果論)よ…。で、「ほりう値」はどこにいったんですか?だったら、これはインチキでしたって潔く謝れよ。

■江川卓は言う… 新人は低くベテランは高く設定している、将来に対して伸びる選手もいる…と弁明。また、戦力値というのはあくまでも「データ」(!?)であり、「気持ち」がついていくことが必要…とも。これまで明快な数値化を行ってきたのに、突如として「気持ち」「気力」というヘボ解説者の常套句を出してきた。

■そんな江川さんが瀕死の巨人にメッセージ…「日本一の高額年俸 そのプライドを見せろ」だってさ。江川の「巨人的発想」なら、確実に優勝だったのにね。最後は「気持ち」…解説者は言葉に窮したとき、この言葉を発する。


■来年はさすがにこの「戦力値」はなくなるだろう。だって、今年の中日を100としたら、巨人なんて振り切れちゃう。


2004年9月12日日曜日

ギャル系YAWARA

■女子高生の太ももわしずかみ…28歳郵便局員逮捕(サンスポ)
 女子高生の太ももをわしづかみにしたとして、神奈川県警は11日、暴行容疑で横浜市南区大岡の郵便局員、重藤法生 容疑者(28)を逮捕した。同容疑者は女子生徒に柔道技で投げ飛ばされ、驚いて自分のバッグを落としたまま逃走、身分証明書などからアシがついた。
 南署の調べによると同容疑者は9日午後10時15分ごろ、同市南区大岡の路上で、帰宅途中だった私立高校3年の女子生徒(18)に背後から近付き、太ももを両手でつかむなどの暴行をした疑い。

 女子生徒は有段者ではないが、最近まで柔道部所属で、とっさに大外刈りで投げたという。女子生徒は身長約1メートル65の細身の体格。ロングの茶パツで、被害時は制服にミニスカ姿で生足だった。

 足フェチの同容疑者は身長約1メートル70。「かわいい子だったのでムラムラしてやった。でも、投げ飛ばされるとは思わなかった」などと供述している。捜査関係者は「かわいい子です。ギャル系のYAWARAちゃん? そうですね」と話した。
 途中まで「ふーん…」と読んでいて、最後にずっこけた。「ギャル系のYAWARAちゃん」である。「かわいい子」と言っているのに、「ギャル系のYAWARA」とは何だ。まるで想像がつかない。

■ロングの茶パツで、制服にミニスカ姿で生足…だけど、「ギャルのYAWARA」…なんとも悩ましい。


2004年9月11日土曜日

社説比較・プロ野球スト回避

選手会・経営者側…双方の歩み寄りでストは回避された。まぁ、選手会側はあくまでも「延期」であることを強調している。戦略的には正しい。ストもせずに、譲歩を引き出した。このことは評価に値するだろう。さて、社説の面白いとこを…何よりも、朝日新聞が興味深い。読売の記者が書けないことをこれ幸いとばかりに、批判をおこなっている…


■朝日新聞/社説「スト延期――延長戦で議論を尽くせ」
 巨人を抱える読売新聞は10日、「超高額所得者たちの労働組合」という見出しの社説を載せた。プロ野球選手会は「労組とはいっても、一般の労組とはだいぶ違う」としてこう続ける。

 「まず“組合員”の収入が格段に高い。選手会の調査では、今季、選手の平均年俸は3804万円だ。推定5億円を最高に1億円以上の選手は七十四人いる」

 だが、資金力にものをいわせて有力選手を集め、そのような事態に拍車をかけたのはほかならぬ巨人ではないか。

 選手たちは今回、賃上げを要求しているわけではない。むしろ、痛みを伴う改革を提案している。年俸の高い選手は減額制限がある制度を変えて、大幅な年俸減も受け入れる。チームの年俸総額に上限を設ける。経営難の球団を助け、何とか共存の道を探ろうとしているのだ。

 巨人が獲得を狙う大学生に現金を渡していた事件では、ドラフト制の不備が浮き彫りになった。

 勢力均衡のために、下位球団から指名する制度を導入したらどうか。今回、選手会のこうした主張が一部取り入れられて、プロ野球構造改革協議会が設けられることにもなった。
 やっぱ読売に「超高額所得者たちの労働組合」なんて言われると引っかかるよね。一場靖弘のことまで蒸し返してきた。


■毎日新聞/社説「選手会スト回避 『されど野球』の出発点に」
 ストを背景に粘り強く交渉を続けた古田会長はじめ選手会の姿勢を評価したい。また、これまで選手会を「労組」と認定せず、交渉の席に着くことすら拒んできた野球組織側が、真摯に選手会の声に耳を傾けたことも、今回のスト回避に大きな力となった。

 テロ事件が象徴するように、問答無用の武力行使が横行する今の世の中だけに、スポーツの世界とはいえ、話し合いで事態を改善できるという一例を示したことが何よりも喜ばしい。

 それにしても、なぜもっと早い段階から、こうした話し合いができなかったのだろう。

 潮目となったのは、巨人の渡辺恒雄前オーナーの「たかが選手」発言ではなかったか。

 選手の声に耳を貸さない「傲慢な経営者」のイメージが、プロ野球にさほど関心のなかった人の間にまで広がった。経営の論理ばかりが優先する球界再編の動きにも警戒の目が強まり、選手会には何よりの追い風となって「スト支持」の輪が大きく広がった。

 皮肉な言い方になるが、球団経営者側が選手会と真剣に話し合うきっかけを作ったのは渡辺前オーナーの功績でもある。
 たしかにね。ナベツネがいなかったら、選手会への支持も広まらなかったし、経営側が立ち止まることもなかっただろう。


 どの社説もスト回避に一定の評価を与えている。根来コミッショナーに注文をつけているのが産経だ。ようするに、「出てこいや!」ってこと…

■産経新聞/社説「プロ野球スト コミッショナーの出番だ」
 しかし問題自体はほとんど進展していない。ここまでこじれさせた責任の多くがファンや選手の意向を無視したまま、近鉄−オリックスの合併容認に動いてきた経営者側にあることは言うまでもない。一部オーナーがさらに二球団の合併や一リーグ化を画策したことも選手の不信感に拍車をかけた。

 経営者側はスト突入予定日の二日前になって選手会との交渉に応じたが、二球団の合併という基本事項を決めた後とあっては、歩みよりを期待するのは難しい。一方、選手側もスト権を盾に、権利を主張するだけで球界全体の改革案を示していない。ここにも混迷の一因はある。

 だがこのさい、強い疑問を感じざるをえないのは、根来泰周コミッショナーの顔が全く見えないことだ。

 野球協約によれば、コミッショナーは「日本のプロ野球組織を代表し、管理統制する」ことになっている。具体的には紛争や協約違反が起きたときに指示をしたり、裁決を下す権限も与えられている。過去にも「黒い霧事件」や「江川問題」などで、内容的にはさまざまな批判があったものの、コミッショナーの指導力により一応の解決に導いている。

 だが、今年二月に就任した根来氏は今回の一連の騒ぎについて「もう一組の合併ができたら自分の意見を示す」としているだけで、ストライキについては、選手の意見を聞くことすらしていない。明らかに経営者側に遠慮しているとしか思えない。



■中日新聞(東京新聞)社説「スト回避 愛される野球のために」
 経営者側を動かしたのは、ストライキの圧力以上に、二リーグ制存続を支持する多くの野球ファンの力であることを選手会も忘れるべきではないだろう。

 スト回避の報道に接したファンの中には、選手会を支持しながら「やっぱり、試合が見られるのは何よりだ」と本音を漏らした人が多い。

 「対等な協議」がこうして端緒に就いた事実は重い。週明けにも続く精力的な交渉の行方に期待する。話し合いは成果を生むということを双方が学んだはずである。地道に議論を積み上げる柔軟な交渉の継続が双方に望まれる。

 その意味で、「プロ野球構造改革協議会」(仮称)の設置が決まったことを高く評価したい。

 双方が対等に囲める常設のテーブルさえあれば、今度の合併問題もここまでこじれずに済んだはずである。一連の騒動が浮き彫りにした高額年俸による球団経営の圧迫やドラフト制のゆがみ、巨人戦、ひいてはテレビ放映権料への依存体質など緊急の課題は山積みだ。

 ファンの意見も積極的に取り入れながら、双方がそれぞれの目線から素朴な疑問やアイデアを出し合って、地域との結びつきを強めつつ、プロ野球全体の構造改革を進める拠点に育てたい。
 まぁ、中日新聞は「経営者側」になるわけで、選手会支持・経営者批判するようなことはできない。こういった内容になるのは当然か。


■読売新聞は後出し。次の日に書いた…

■9月12日付・読売社説[プロ野球スト]「安心して週末のゲームを見たい」
それにしても、球団統合といった問題は、本質的に、経営判断に委ねられるべき事柄である。通常の労使交渉では、主として雇用や賃金問題が争われるが、今回は違う。

 赤字で球団を維持できないから、やむを得ず身売りする。近鉄のそうした経営判断をくみ、他球団は雇用対策として選手全員の救済を目指し、支配下選手枠を七十人から八十人に拡大することを申し合わせた。

 だから、雇用が最初から団交対象とならなかったのは当たり前だ。

 賃上げも要求されていない。平均年俸が3804万円、1億円以上の選手が七十四人いる世界では、これも当然だ。

 先日のオーナー会議の後、オリックスの宮内義彦オーナーは「労働組合として非常に不思議なストだ。(選手会は)何を要求するのか」と苦言を呈した。「全選手の雇用を全チームで維持することを最初に決めた」のに、選手会が統合そのものに反対していることを、強く批判したものだ。

 選手会は、年俸総額の大きい球団から「ぜいたく税」をとる制度の導入を提唱したりしている。だが、これも経営判断の次元に属する問題だ。

 そのことをもって、球団の経営事項まで労使双方で協議することが当然だと、ファンや国民一般を“扇動”するマスコミも少なくない。今後の協議を意図的に混乱へ導こうとするかのような、極めて無責任な言説である。

 “扇動”するマスコミ…これは朝日社説への不満だろうか。もともと選手会という「労働組合」は特殊なものであって、「球団の経営事項まで労使双方で協議すること」もあって不思議ではない。


■スト突入なら損害賠償どうなる「目的の正当性」焦点(夕刊フジ2004/09/10)
 プロ野球選手会のスト決行のタイムリミットが迫っている。ストに突入した場合、「違法スト」を指摘するオーナー側が損害賠償を請求する可能性もある。逆に選手会は東京高裁と同地裁から、「団体交渉権」のお墨付きを得ており、オーナー側の主張を突っぱねる。過去に例のない「合併」をめぐるストだけに、専門家も首をひねる問題。軍配はどっち?

 「理論的には賠償請求も可能」とみるのは、民事問題に詳しい田中喜代重弁護士だ。

 田中弁護士によれば、ストが適法かどうかは、(1)選手会は労組か(2)やり方は妥当か(3)目的は正当か−が問題となる。

 裁判所の「団体交渉権あり」という判断からすれば、選手会は労組となる。やり方についても、田中弁護士は「まあ、妥当だろう」と話す。問題は「目的の正当性」に絞られる。

 「2球団の合併が、ひいては組合員に影響すると言っても、ベアや労働時間短縮を求めるわけではなく、いまひとつストレートではない。(合併しても)規定枠外の選手を吸収するという話も出ているようだし、正当かどうか。ストは強い行為で、それだけの理由は必要。理論的には賠償は可能ではないか」

 ただし、解釈の仕方では、「オーナー側が影響はないといっても、現実問題としてあぶれる選手はいるわけで、あぶれれば買いたたかれる→労働条件に直結する、とも考えられる」とも。「前例がないので、難しい」と苦笑する。

 別の専門家も「極端な話だが、東京三菱とUFJの合併について、労組がストを果たして打てるだろうか」と首をかしげる。
 球界の衰退は雇用問題に直結する。それが他の産業とは違う点だ。


しんぶん赤旗

■「9・11」から3年 世界は―「安全」の言葉疑う米国民(しんぶん赤旗)
 民主党支持者が圧倒的なニューヨークを共和党大会の開催地に選んだのは、同時多発テロの最大被災地だからです。対テロ戦争を正当化し、9・11後、最高で90%だった支持率が今年春には40%台に激減したブッシュ大統領の巻き返しをはかる狙いが透けて見えます。
 大会後の各種世論調査では、ブッシュ氏が民主党のケリー候補に10ポイント以上リードしたという世論調査結果もでました。しかし、米国民はブッシュ政権の危険な本質を見抜き始めています。
 「千人以上の米兵が命を落とした。また、(米国は)アフガン、イラクの罪のない国民を数多く殺した。これらの人たちは、肌の色、着ている服、習慣や宗教が違うというだけで、(命が奪われることには)何の注意も払われていない。息子がしていた仕事は、人種や宗教などの違いは関係なしに人の命を助けることだったのに…」
 同時テロで消防士の息子を亡くしたアデル・ウェルティさんは、テロで亡くなった人に報いるためなどとして他国で戦争を行っているブッシュ政権を断罪しました。八月三十一日、ニューヨーク市内で開かれた「反戦対抗集会」でのことです。
 同時テロの遺族らでつくる平和組織「ピースフル・トゥモローズ」は三周年に当たり声明を発表しました。
 「テロに対してとられた軍事攻撃は、数えきれない罪のない民間人を死に追いやり、テロをさらにあおり、米国と世界をより危険にした。われわれの危ぐした最悪のシナリオは現実になった。戦争によるテロは、9・11のテロを終わらせていない」
��割が「ノー」
 米誌『ニューズウィーク』の最新の世論調査(四日発表)では、「イラク戦争はテロに対して米国をより安全にしたか?」との質問に、50%が「ノー」と答え、「イエス」を上回りました。米国民の多数が、「米国と世界が安全になった」というブッシュ大統領の言葉のうそを感じています。

 いかにもという記事。「ブッシュ大統領の言葉のうそ」にもかかわらず、「ブッシュ氏が民主党のケリー候補に10ポイント以上リードしたという世論調査結果」をどう受け止めるのか。「二大政党制の弊害」?それじゃぁ、アメリカが抱える問題が見えてこない。アフガニスタンもイラクも米国民は支持していたわけだから。


反ブッシュのグローバル化

産経抄
▼そうした米世論とは別に、どちらが勝った方が日本にはプラスか、さめた目で検証してみる必要がある。カナダの調査会社の調査では世界三十五カ国のうち三十カ国がケリーを支持。日本でもケリー43%、ブッシュ23%となっているらしい。
▼日本の文化人や評論家など論壇の反応も、“反ブッシュ”“嫌ブッシュ”一色に染まっている。マイケル・ムーア監督の映画『華氏911』の影響もあって、バスに乗り遅れるな式のブッシュ批判が文化的ファッションというか、社会的流行のようになっている。
▼だが待てよ。二人の対日政策を比べてみよう。とはいえケリーの頭の中には日本のニの字もないらしい。ただしたとえば中国の軍事的脅威についてどういっているか。民主党が中国を「戦略パートナー」というのに対し、共和党は「戦略的競争相手」とみなしている。
▼また貿易・経済をみるとブッシュの対日姿勢は不変だが、ケリーなら円高圧力が強まり日本に不利になるリスクがあると指摘するエコノミストが多い。こうしてみるとどちらが日本の国益にプラスか、答えは明らかだろう。ただしこれらをあまりあてにせず、ぜひご自分で検討を。
 もし民主党政権ができて、ジャパン・ナッシング(ジャパンパッシングでもバッシングでもいいが)な状況になったらどうしようか?そらアメリカ一辺倒だったわけであせりますよね。もっとリスクヘッジをしておかないと…
■<米大統領選>外国世論は圧倒的にケリー支持(毎日新聞9月9日)
 米メリーランド大学は8日、世界35カ国の計約3万4000人を対象に実施した米大統領選に関する世論調査結果を発表した。民主党大統領候補ケリー上院議員の勝利を望む人が多数を占めた国が30カ国と圧倒的に多く、各国は国際協調主義のケリー政権の誕生を待望していることが浮き彫りになった。全体を平均するとケリー氏46%、ブッシュ氏20%だった。
 ケリー氏の当選支持が多かった30カ国は、支持率が高かった順にノルウェー(ケリー氏74%対ブッシュ氏7%)▽ドイツ(74%対10%)▽フランス(64%対5%)など。英国でもブッシュ氏16%に対し、ケリー氏は47%で3倍近かった。アジアでも、中国が52%対12%、日本が43%対23%などの比率で、ケリー氏を支持する国が多かった。
 一方、ブッシュ大統領の再選を望む人の方が多かった国は、フィリピン、ポーランド、ナイジェリアのわずか3カ国にとどまった。



萩尾みどり

お飾りの女優とはひと味違う萩尾みどり (日刊ゲンダイ)
 フジテレビ「とくダネ!」での小倉智昭とのやりとりを聞いていて驚いた。美浜原発事故について話していた時のことだ。

「原子炉からは事故が起きないように厳重にしているのですが、今回の事故の原因個所はタービンでしょ。すべて気をつけないとね」

 やたら詳しいのだ。また、「北朝鮮で横田めぐみさんを見た」という人の発言を紹介していたときにはこう色をなした。

「こういうのを見ていると腹が立つ。情報があまりにもいいかげんで」

 内容はさしたることはないが、女優がワイドショーに出てきて、ただ利いたふうなことを口でパクパクしているだけではない。彼女には“深み”を感じるのだ。

 最近の活動を調べてみて納得した。パネルディスカッションや講演会の仕事がめじろ押しで、すでに「女優」というよりもしゃべりのプロなのだ。

「テーマも税金、教育、科学技術、エネルギーと幅広い。パネルディスカッションでは名だたる専門家と熱い議論を戦わせています」(事情通)

 特に強いのが科学技術。1974年、TBSの「わたしはあき」で女優デビューしたときは千葉大理学部の学生で、当時は「国立大の才媛」などと騒がれた。理科系の話題ならまず、安心して見ていられる。

 ただし、気になるのは「文科系」の話に疑問符がつくこと。小泉首相の「人生イロイロ」発言について、「面白い人ねぇ」とやって、隣の小倉の顔を曇らせた。

 話が理路整然としているだけに、役所にも好かれそうなタイプ。今のところ講演会の主催者は新聞社などが主だが、このまま進めば、中央官庁の審議会に名を連ね、“御用評論家”になりかねない。
 やたら詳しいって…「今回の事故の原因個所はタービン」って情報がか?ニュース見てりゃわかりそうなもんだが。「彼女には“深み”を感じる」っても国立大学を出てるからっていう安易な発想じゃないだろうね。

日刊ゲンダイの学歴差別

■まぁ、「人生いろいろ」を面白い人ですませちゃぁまずいね。御用文化人へまっしぐらって感じもするけど。


亡国のイージス・極右映画?

チェ・ミンソの『亡国のイージス』出演に批判集中(朝鮮日報)
 チェ・ミンソが日本の極右映画出演のために光州(クァンジュ)国際映画祭への参加を拒否された。

 光州国際映画祭側は9日午後、第4回光州国際映画祭の閉幕式の司会を務める予定だったチェ・ミンソを交代させる緊急決定を下した。
��略)
 映画祭側は最近、チェ・ミンソが日本の自衛隊の再武装を促す映画『亡国のイージス』への出演が決まったという報道を受け、今回の決定を下した。
��略)
 これに対してチェ・ミンソ側は遺憾の意を表している。

 チェ・ミンソの所属事務所は報道資料を通じて「映画『亡国のイージス』は報道で伝えられているような極右映画ではなく、日本自身を批判した作品で日本社会の病弊や無責任さを風刺した映画」と説明した。また、「制作発表会場で阪本順治監督が自衛隊の再武装を強調したという報道も事実とは異なる」と明らかにした。

 日本で『亡国のイージス』の撮影を行っているチェ・ミンソも同様に「報道されたような私が北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)のスパイ役を務めるという描写はシナリオのどこにもない。冷徹なカリスマを持ったジョンヒという人物は日本社会の不条理に目覚め、自身のアイデンティティを探す人物」と強調した。
 ややため息。残念ながら、「亡国のイージス」についてはよく知らないので「極右」かどうかはわからない。そんなに右翼が喜びそうな内容なのか?


『亡国のイージス』極右映画にあらず(中央日報,2004.09.13)
俳優チェ・ミンソがキャスティングされて話題の日本映画『亡国のイージス』製作陣が、チェ・ミンソの所属事務所に「極右映画ではない」と説明文を送ってきた。

『亡国のイージス』は、日本の自衛隊と防衛庁が後援をし、右翼系メディアの産経新聞が投資をしているため、極右映画ではないかと指摘されている映画だ。

映画の担当プロデューサーは「『亡国のイージス』は深みのある人間ドラマだ。 人間の心と心がぶつかり合うドラマがこの作品のすべてだ」とし「極右映画とは程遠い」という内容の説明文を送ってきた。 また、映画の中のチェ・ミンソの役について「苛酷な運命を背負って生まれた人物だ。 チェ・ミンソすんするチェ・ジョンヒは、敵との恋に落ちるという悲劇のキャラとして描く」と説明した。

批判が集中している軍事的な背景については「イージス艦とのテロリストは、映画での特殊な状況にすぎない。 話の展開のためのことだけで他意はない」と付け加えた。
防衛庁・自衛隊・産経がつくと、「極右映画」になるらしい。覚えておこう。しかし、自衛隊の存在意義を認めさせようという卑しい政治的意図はあるだろうけど、それを「極右」と呼ぶことは正しいのか?


高所得ほど脱毛症に

高所得ほど髪の毛たくさん抜ける(中央日報)
高所得者ほど髪の毛がたくさん抜け落ち、職業別には弁護士や会計士に脱毛症が多いことが分かった。香港のサウスチャイナ・モーニングポスト紙は8日、インターネットサービス会社「MSN」とスヴェンソン・ヘア・センターが、香港市民2275人を対象に行ったインターネット・アンケート調査の結果を紹介し、このように報じた。
それによると、月所得4万5000香港ドル(約66万円)以上の高所得者の95%に脱毛症がある半面、5000香港ドル以下の低所得者の場合35%にすぎなかった。脱毛症のある回答者を職業別に見てみると、弁護士や会計士が全体の20%で最も多く、情報技術(IT)・通信業界の従事者が16%で2位だった。
また、高所得公務員とされる政府公務員が15%で3位、医師が11%で4位だったのをはじめ、記者や金融界従事者の脱毛症も多かった。スヴェンソン・ヘア・センターの脱毛症専門家は「ストレスと休息不足が脱毛症の主な原因で、高所得者や専門職従事者に脱毛症が多い」と説明した。
 なかなか興味深いな。でも、もうちょっとサンプル数を増やしたり、他の国でも調査しないと。


2004年9月10日金曜日

超高額所得者たちの労働組合

思わず苦笑…

読売新聞/社説「プロ野球スト―超高額所得者たちの労働組合」
 労組とはいっても、一般の労組とはだいぶ違う。

 まず“組合員”の収入が格段に高い。選手会の調査では、今季、選手の平均年俸は3804万円だ。推定5億円を最高に1億円以上の選手は七十四人いる。

 雇用関係も違う。選手は、事業所に雇用されて賃金をもらう労働基準法上の労働者ではない。独立した個人事業主として球団と契約を結んでいる。

 雇用保障のない世界、とも言える。ケガや成績不振により、毎年多くの選手が球界を去っていく。その分、球団は現役時代の活躍、チームの勝利への貢献に多額の年俸で報いる。ファンも高い技術を伴ったプレーに魅了されれば、選手の高額の年俸に目くじらはたてない。

 選手会は数年前から、性格を変え始めた、といわれる。代理人交渉、肖像権の帰属など、個人利益拡大を重視し、二〇〇〇年には、翌シーズンの年間試合数が増えることに初めてストを公言するなど、強硬姿勢も目立つようになった。

 その中での今回の球団統合問題だ。選手会は、経営権に属する問題と認識しつつ、待ったをかけようとした。
��略)
 九四年の大リーグストでは、ビリオネア(億万長者=選手)が、ミリオネア(百万長者=オーナー)相手に強行したストと、多くのファンにあきれられた。

 日本でも、ストが迷走すれば、ファンの心は離れていくだろう。そうならないよう願う気持ちは、選手会も経営側も同じはずだ。
 議論をすり替えてきましたね。「超高額所得者」という言葉を使って、「スト反対」世論を煽動しようってのは何ともたちが悪い。

■「たかが選手」と口をすべらせたオーナーがいたけども、これで「選手=弱者」という構図ができちゃったからね。ファンには、経営側がみんな越後屋に見えて、「選手かわいそう」との判官贔屓で選手支持に回った。

■巻き返しをはかろうと持ち出してきたのが「ビリオネアVSミリオネア」(!?)ですよ。「ファンのみなさ〜ん、選手たちは弱者ではなく、超高額所得者ですよ!」ってわけ。オーナーの尻拭い…読売の皆様、お疲れさんです。

■「超高額所得者」(= 一流選手)であればあるほど、球団の合併などどうでもいいのである。だって、自分を取ってくれるとこなど、いくらでもあるのだから。「ぜいたく税の導入や高額年俸選手の減額制限の緩和を検討したい」と古田選手会会長が言うように、「超高額所得者」にとっては、都合の悪い話が出てきている。一方、メジャーリーグの場合、選手年俸を抑制するサラリーキャップ制導入をめぐるものであって、質がまるで違う。


■しかしまぁ…FA制や逆指名の導入によって、「超高額所得者」を作り出したのって、あんたがたのボス(渡辺恒雄)じゃないの? で、それをいいことに「超高額所得者」を大量にはべらかしてさ。そんなヨミウリさんが、どの面下げて「超高額所得者たちの労働組合」なんて論説をぶつんだろね?(参照:球団別年俸) 「大金やってんだから文句言うなや!」と言いつつ、札束で引っ叩こうっての?

■「平均年俸は3804万円」って言っても、上が大きく引っ張っているからであってね。先の球団別年俸によれば、非出場登録選手の平均は…巨人は約2620万円で、広島の場合、約1588万円になる。非出場登録選手は合併のしわ寄せを食らう人たちと考えていいだろう。長い人生の中で、現役選手として稼げる期間は限られている。高収入の読売記者に聞きたい…彼らは「超高額所得」か?


■にしても、読売系列には経営側を批判できない規則があるのかねぇ。日テレでもタブーになっている。巨人OBもだんまりを決め込んでいるし、よほど「恐怖政治」が効いてるみたい。NHKの「エビジョンイル」(海老沢勝二)みたいに、ナベツネも「ナベジョンイル」と呼ぶべきじゃないか?


【追記】
これについて、朝日新聞が社説で取り扱い、批判している。
参照:社説比較・プロ野球スト回避

新聞社説/プロ野球スト…ついにストライキ突入。読売新聞はこりずに「ファン裏切る“億万長者”のスト」


日本の自殺率

��自殺率>日本が先進国でトップに WHO調査(毎日新聞)
 日本の自殺者数が人口10万人あたりの比率に換算すると世界第10位で、旧ソ連・東欧圏を除く主要先進国の中では最も多いことが8日、世界保健機関(WHO)の調べでわかった。99年の前回調査では、日本は16.8人(96年)で23位だったが、今回は特に45〜64歳の中高年男子の自殺者数が急増した。また、世界全体の自殺者数は推計で年間約100万人に達し、「殺人や戦争の死者の総計を上回る」と指摘している。
 調査は、データが入手可能な99カ国を対象に直近の数字を比較した。日本は00年で、自殺者総数3万251人だった。
 それによると、人口10万人あたりの「自殺率」が最も多いのはリトアニア(44.7人、02年)で第2位がロシア(38.7人、02年)。日本は24.1人(男35.2人、女13.4人)で10番目。主要先進国では米国10.4人(00年)、英国7.5人(99年)、フランス17.5人(99年)、ドイツ13.5人(01年)など。
 調査にあたったWHO精神保健局は、日本の自殺急増について「十分な分析はできていないが、不況による仕事でのストレスの増加が大きな理由のようだ。また、日本の場合“腹切り”の伝統があるように、自殺に寛容な文化的土壌もあるのではないか」と話している。

 日本の背後にあるものは何だろうか?長期不況だけでは説明できない。十分な「豊かさ」を手に入れていないってことなのか。一般的に「豊かな国」とされる国々も、自殺者はそれなりにいる。国によって、自殺の内容に違いがありそうだ。これを調べるには…死人に聞くより他ない。

http://www.who.int/mental_health/prevention/suicide/suiciderates/en/

■WHOのサイトも一応チェックしてみたが(昨年のものだった)、ほとんどの国で、男性の方が女性よりも大きく上回っている。だから、男性の自殺が目立つのは、日本だけの特徴ではない。

■こんなのを見ると、「男はつらいよ」と男性が偉そうに言い出しそうだが、いったいこれは何故だろうか。男は精神的に弱いのか?


■産経新聞/社説「自殺対策 ちょっとした工夫で効果」
 人はなぜ自殺するのか。WHOは貧困、失業、愛する人の喪失、家族や友人とのいさかい、仕事の行き詰まりなどを主な要因にあげている。また、鬱病(うつびょう)は働き盛りの年齢層の自殺の大きな誘因になっているという。

 昨年の警察庁統計で過去最悪の年間三万四千四百二十七人が自殺した日本では、リストラなどにより、仕事や人間関係、自信などの喪失に遭遇するおそれがある働き盛りの年齢層が自殺の高いリスクにさらされている。

 世界的に現在、自殺者が多いのはリトアニア、ロシアなど旧ソ連・東欧諸国で、人口十万人あたり年間四十−五十人が死亡している。日本は二十五人前後で、それよりは低いが、欧米の先進諸国と比べるとかなり高い。

 自殺予防デーを機にWHOは「自殺は予防可能な保健課題である」と各国に対策を呼びかけた。それにはもちろん、自殺のリスク要因を減らす政策が必要だが、同時に自殺の手段を生活の場から遠ざけることも大切で、薬物の大量服用を防ぐため、錠剤はビンに入れず、一錠ずつ区分けしたパッケージに入れるといったちょっとした工夫にも予防効果があるという。

 また、開業医が体の不調を訴える患者の鬱病の症状に気づき、専門医の治療につなげられれば、働き盛りの自殺を防ぐことにもなる。日本医師会はこのため、一般医療機関向けに「自殺予防マニュアル」という冊子を作成した。こうした地道な努力を評価するとともに、鬱病などの精神疾患を「誰もがかかりうる病気」として社会が受け入れていくことも大切だ。



2004年9月9日木曜日

室伏広治・室伏ファミリー

室伏広治の複雑な家族事情 (日刊ゲンダイ)
しかし、この劇的な事件が世界的な注目を集める一方で、室伏のこれまで明かされなかった過去がクローズアップされることになった。発売中の「女性自身」が巻頭で「ルーマニア人の母が『別離16年間』を初告白」と特集。五輪開催中、本紙も取り上げた両親の離婚について克明に報じているのだ。

 父親はハンマー投げの“鉄人”といわれ、中京大教授の重信氏(58)、母親は35年前に国際大会で知り合ったセラフィナさん(54)。重信氏との結婚を約束していたセラフィナさんは72年ミュンヘン五輪の時にはすでに来日し、夫婦として生活を始めた。

 74年に長男・広治を出産。77年には同じハンマー投げの選手としてアテネに出場した長女・由佳を出産。ここまでは周囲もうらやむスポーツファミリーだった。暗転したのは88年。重信氏によれば「人にいえない混乱があった」ため離婚してしまう。室伏ファミリーの波瀾万丈の始まりだ。

 離婚後、セラフィナさんは日本に残ったものの寂しさに耐えきれず2年後に再婚。由佳よりひと回り下の異父弟を出産した。相手の男性は事業に失敗して行方不明。残された母子は今も愛知県内の団地でひっそりと暮らしている。一方の重信氏も複雑でセラフィナさんと離婚後、連れ子のいる女性と再婚したが、2年で離婚したという。

 ここまで複雑にからんだ家族は普通なら音信も途絶えるものだが、広治、由佳の兄妹は今も母に会いに行くという。まさに金メダルもののヒューマンストーリーである。広治は「アテネでいい成績を残せたら、ママの面倒はボクが見る」と語っているそうだが……。

 彼にとって金メダルの代償として“知られたくない部分”を暴かれる痛みを味わった。
 思わず、ずっこけた。「暴かれる痛みを味わった」って、暴いているのはお前らだろ。

■室伏重信の「人にいえない混乱があった」って何だろ。そら室伏パパの頭髪を見れば、苦労していたのはわかるけど…って、違うか。


テロリストに抗議する勇気

わけあって、しばらくこっちの更新は途切れるかもしれませんが…さて、こんな「美談」をご存知だろうか?


■テロリストに抗議した勇気ある少年射殺され(夕刊フジ,2004/09/06)
 勇気の抗議も銃弾が粉砕−。犯人グループに猛然と抗議したため、その場で銃殺された13歳の少年がいたことが分かった。

 殺されたのは、ハッサン・ルバエフ君。拘束から2日目の2日夕、人質が集められた体育館で突然立ち上がり、武装組織に「あなた方の要求には誰も応じない。われわれを殺しても何の役にも立たない」と叫んだ。

 犯人の1人が「正しいと確信しているか」と問い返し、ルバエフ君が「はい」と答えた次の瞬間、銃声が響いた。

 正義感が強く誰とでも友達になったが、年上相手でもひるまなかったルバエフ君。友人は「本当の勇気の持ち主だ」と、その死を惜しんだ。



■産経抄
 ▼そんな中世的暗黒と狂信の現場で、一すじの光明を見た。十三歳のハッサン・ルバエフという少年の勇気である。彼はテロリストに正面切って抗議、「あなた方の要求にはだれも応じない。われわれを殺しても何の役にも立たない」と叫んだという。

 ▼テロリストは「お前はそう確信するのか」と問い返し、ルバエフが「はい」と答えると次の瞬間に銃声が響き、少年は倒れた。なんという野蛮、しかしまたなんという勇気だろう。堂々と正義を訴えて散った少年の光芒の人生を、涙してたたえたい。

 たしかに「テロ」という不条理に対し、「No!」と言う少年…なんとも心をうつではないか。が、一方で、このような行為を手放しに賞賛してよいものだろうかとも思う。これって「勇気」というよりも、「無謀」に属するもんじゃないか。「生きて虜囚の辱めを受けず」にも通ずるものがあってさ。


■あるいは、あなたにかわいい子供がいたとしよう。その子供に対して、彼のような「勇気」を持てとあなたは実際に教えるだろうか? あるいは、そう教えるべきなのか?

■ときどき、この種の「美談」に出くわすが、どこかおかしい。まぁ、幼くして命を落とした彼を、最大限の栄誉とともに弔ってやろう…そう我々は考えるのかもしれないが。


テロリストに屈しない

■ロシア南部北オセチア共和国で起きた学校占拠テロ事件について…さて、こんな「美談」をご存知だろうか?
■テロリストに抗議した勇気ある少年射殺され(夕刊フジ,2004/09/06)
 勇気の抗議も銃弾が粉砕−。犯人グループに猛然と抗議したため、その場で銃殺された13歳の少年がいたことが分かった。
 殺されたのは、ハッサン・ルバエフ君。拘束から2日目の2日夕、人質が集められた体育館で突然立ち上がり、武装組織に「あなた方の要求には誰も応じない。われわれを殺しても何の役にも立たない」と叫んだ。
 犯人の1人が「正しいと確信しているか」と問い返し、ルバエフ君が「はい」と答えた次の瞬間、銃声が響いた。
 正義感が強く誰とでも友達になったが、年上相手でもひるまなかったルバエフ君。友人は「本当の勇気の持ち主だ」と、その死を惜しんだ。

■産経抄
 ▼そんな中世的暗黒と狂信の現場で、一すじの光明を見た。十三歳のハッサン・ルバエフという少年の勇気である。彼はテロリストに正面切って抗議、「あなた方の要求にはだれも応じない。われわれを殺しても何の役にも立たない」と叫んだという。
 ▼テロリストは「お前はそう確信するのか」と問い返し、ルバエフが「はい」と答えると次の瞬間に銃声が響き、少年は倒れた。なんという野蛮、しかしまたなんという勇気だろう。堂々と正義を訴えて散った少年の光芒の人生を、涙してたたえたい。

 たしかに「テロ」という不条理に対し、「No!」と言う少年…なんとも心をうつではないか。が、一方で、このような行為を手放しに賞賛してよいものだろうかとも思う。これって「勇気」というよりも、「無謀」に属するもんじゃないか。「生きて虜囚の辱めを受けず」にも通ずるものがあってさ。
■あるいは、あなたにかわいい子供がいたとしよう。その子供に対して、彼のような「勇気」を持てとあなたは実際に教えるだろうか? あるいは、そう教えるべきなのか?
■ときどき、この種の「美談」に出くわすが、どこかおかしい。まぁ、幼くして命を落とした彼を、最大限の栄誉とともに弔ってやろう…そう我々は考えるのかもしれないが。


2004年9月8日水曜日

「子連れ狼」大五郎・逮捕

拳銃密輸犯は元「大五郎」 「経歴言えぬ」と容疑否認(共同通信)
 タイから拳銃を密輸したとして、銃刀法違反などの疑いで大阪府警などに名古屋市の女子大生(21)らが逮捕された事件で、共犯者として逮捕・起訴された男は1970年代の人気時代劇「子連れ狼」の映画版で主人公の子、大五郎役を演じた元俳優だったことが8日、分かった。
 調べでは、男は東京都足立区関原3丁目、無職富川晶宏被告(35)。同被告らは6月、国際宅配貨物でタイから女子大生の自宅にあてて送ったパソコンの内部に拳銃と実弾を隠し、関西空港に到着させ密輸したとされる。
 富川被告はタイで戦車試乗や射撃ツアーを行っていたミリタリーマニア。容疑を否認しているほか、経歴や家族構成についても口を閉ざし、捜査員が大五郎の話題を振っても「一切言えない」と話しているという。


 オヤジが「胴太貫」(どうたぬき) なら息子は拳銃ですか。さすがである。

 んーっと…だいぶ前にも別の「大五郎」が逮捕されていたような。

■“大五郎”西川容疑者が新潟に着く(夕刊フジ,1999/12/25)
 新潟県上越市の金融業佐藤幸雄さん(56)が殺され同県朝日村の山中に遺体が遺棄された事件で、死体遺棄容疑で逮捕された元新潟県白根市議、西川和孝容疑者(32)=同市和泉=の身柄は25日捜査本部のある新潟県警上越南署に着いた。

 同容疑者は事件後の今月1日、捜査を逃れるため香港に出国、国際手配されていたが、タイで現地警察に拘束され、身柄を捜査本部に引き渡された。西川容疑者は容疑を大筋で認めているといい、捜査本部では今後、殺人容疑でも追及する。

 調べによると、佐藤さんは11月29日、同容疑者と会食した後、行方不明となった。佐藤さんと知り合いのマージャン店店員、川原裕一被告(30)=死体遺棄罪で起訴済み=が今月2日、「西川容疑者に頼まれて一緒に遺体を運んで捨てた」と供述。遺体は同県朝日村の林道わきで発見された。西川容疑者は佐藤さんにマージャン店開設資金の融資を依頼していたといい、同捜査本部はこの融資をめぐって佐藤さんとトラブルがあったとみて、動機を追及する。


 今、ちょうどテレ朝でやってるけど、あのかわいらしい大五郎も、のちのちは「冥府魔道」(めいふまどう)の道を行く運命なのか。

大五郎、乳母車から戦車に乗り換え迷い道(夕刊フジ2004/09/13)
映画版子役、拳銃密輸で逮捕、起訴

 「あいさつはちゃんとする人でしたが、いつも軍服みたいなのを着ていたので、ちょっと不思議な感じだなぁと思ってました。大五郎? そうなんですか…。どこで道を誤ってしまったんですかねぇ」

 東京都足立区の自宅アパート。近所の主婦がそう思い返す男は、時代劇「子連れ狼」の映画シリーズに「大五郎」の子役で出演していた富川晶宏被告(35)。タイから拳銃を密輸したとして、銃刀法違反などの疑いで大阪府警に逮捕・起訴された。

 富川被告は、インターネット上では軍事マニアとして知られていた。「猫侍」というハンドルネームを使い、ネット上の軍事関連掲示板など常連だった。同じアパートの住人は「全身真っ白の海軍の軍服みたいな格好で、外出しているのを見たことがある」と話す。
「乳母車から戦車に乗り換え迷い道」ってタイトルがうまい。「猫侍」ってのは「狼侍」じゃだめだったのか。


韓国で中国産キムチ躍進

「キムチの本場」韓国の名が泣く(朝鮮日報)
  中国産キムチの躍進で、今年に入りキムチの宗主国である韓国のキムチの輸出量と輸入量が逆転する現象が生じている。中国産キムチは、高冷地白菜の凶作で国内の白菜価格が暴騰する中、「低価格攻勢」をかけ、国内キムチ市場を攻略している。

 7日、農林部や関税庁などによると、今年8月の中国産キムチの輸入量は8247トンで、昨年同期(1714トン)の4.8倍に膨れ上がったことが分かった。これにより、今年1〜8月の中国産キムチの輸入量は3万5976トンに上り、昨年の輸入量(2万8707トン)をすでに上回った。
��略)
 現在、キムチは輸入自由化品目であるため、30%の関税を賦課すれば、いくらでも輸入できる。輸入される中国産キムチのほとんどは、国内のキムチ製造業者が中国現地で生産し、再び国内に持ち込むもの。

 農林部の関係者は「昨年下半期から小規模な輸入業者が乱立し始め、輸入業者の現況さえ把握できない」とした。中国産キムチの輸入単価は1キログラム当たり500ウォンほどで、国産の10分の1に過ぎない。
 背景には、白菜不足による価格高騰があるらしい。キムチを作るよりも中国産を買った方がいいってことになるらしい。
■今後、ますます攻勢を強めてくるんじゃないか。キムチ生産なんて、設備投資も必要ないし、労働力の質も重要じゃない。ノウハウも簡単に転用可能だ。キムチの国のプライド…はたしてどうなるのか?


プーチン大統領・支持構造

西側の熱心なロシア支援(ルモンド)
 西側諸国は熱心にプーチン・ロシア大統領を支援する理由。
?西側にクレムリンの主への批判を一切差し控えさせる現実主義政治は、ロシアが今なお大国だとの確信に基づく。地球上で最も広いこの国は確かに人口・経済上の力こそ失った(経済規模は辛うじてオランダ並み)ものの、大量の核兵器を保有、国連安保理事会で五常任理事国のいすの一つを占める。地政学のゲームでモスクワの存在は依然、ものをいう。
?ロシアの魅力としてエネルギーがある。石油、特に天然ガスが豊かなロシアは、サウジアラビアを上回る世界最大の炭化水素産出国となった。中国、日本、アジア全体にとって、これらの埋蔵資源は必要不可欠になるだろう。欧州としても中東産以上に身近なエネルギーだ。米国からは遠いが、しかし中東に不測の事態が起きれば第二の資源としてあてにできる。プーチン氏はそれを心得て、この戦略部門を国家の手中に収め、アジア、欧、米三地域向けのパイプライン構想を展開しつつある。
?西側の一致した支援は第三に歴史、地理上の理由による。西側外交は常に、広大な欧亜空間を「握る」強力な権力があることを、むしろ望んできた。沸き立つカフカスの場合、特にそうだ。かつての仏英、最近の米国はモスクワを南部周縁で弱体化して領土・影響力をそぐため、少数民族問題を利用する策を知らなかったわけではない。
 9・11テロと、この地域でのイスラムの台頭は局面を一新、「対テロ戦争」の名による連帯を固めさせる。プーチン氏はチェチェンの「分離主義者」を「イスラム主義者」と同一視することにより、同地方で一九九九年から始めていた戦争を継続するための論拠を見いだした。



清原和博で視聴率アップ?

逆転Vの火消した最後の“番”さん…九回代打復帰も(夕刊フジ)
清原復帰で、巨人も終戦記念日となった
 中日との天王山初戦となった7日、巨人待望の男・清原が復帰した。天王山でも、ストでもなく、なんといっても清原だった−。そういってもおかしくなかったこの日の東京ドーム。一塁側には、押すな押すなの100人以上の報道陣に加え、女子アナも登場する大歓迎ぶり。まさに異例の光景だった。
 中継を担当する日本テレビの関係者も「清原効果? 8月の平均視聴率が8%台だからねえ。3−5%上がれば願ったりといったところ。五輪も終わったし、5%ぐらいアップで13%ぐらいになれば御の字だけどねえ」と視聴率アップに胸を躍らせていたほどだ。
��略)
 まさに、清原が漏らしたという「どうせ一軍に上がっても出番ないんやったら、二軍にいた方が、よっぽどええわ」が現実のものに。加えて、試合でも九回に代打で登場したが、これまた期待外れ。加えて、中日に逆転負けを喫する展開となり、これでセ界のペナントの火は完全に消えてしまった。“球界の番長”の神通力も地に落ちてしまったということか…。
 昨日は実にいい試合だった…中日が巨人に勝ったという意味でも。
■堀内監督は空気を読んで、最後の最後で清原を出したの?ファンと日テレに気を使ってさ…使わなきゃまずいって思ったんだろうか。だって、中日との三連戦は全勝しなきゃいけなかったわけで、それを忘れるための清原をぶつけたって感じもするし。
■もし、あれが他局の中継だったら…あるいは、同点・満塁の場面だったら…堀内監督は清原を使っただろうか?まぁ、どっちにしろ中日サイドは清原が出てきたら「ラッキー」って思ってるんですけどね。


毎日新聞/社説

■やっと毎日が書いた…後出しのせいもあってか、バランスよく書かれている。
■毎日新聞/社説「学校占拠テロ 独立運動逸脱した残忍さ」
 今回の事件は、チェチェン独立運動が民族独立という大義から逸脱し、狂信的な無差別テロへと変質していることを見せつけた。国際社会の独立運動への支持も大きく減るだろう。
 その一方で、なぜ彼らが残忍なテロ行為へと走ったのか、その背景を考えると、プーチン政権の強硬政策とイスラム原理主義の浸透が浮かび上がる。
 歴代のロシア政府は民族独立を求めるチェチェンの人々の声には耳を貸さず、独立運動を抑圧してきた。とりわけプーチン政権になってからは「テロには屈しない」とのスローガンを掲げ、一切の対話を拒否した。
 独立運動内部の穏健派は力を失い、軍事闘争優先の過激化路線が力を得る結果になった。
 軍事優先派はアルカイダなどの国際イスラム原理主義組織の支援を仰ぎ、聖戦思想を受け入れた。イスラム殉教テロが独立運動の前面に大きく出てきた理由だ。
 これに対し、チェチェン穏健派はテロを否定せず、テロ思想を容認する態度をとった。
 この結果、穏健派とロシア政府は対話の糸口を失い、テロという「鬼っ子」は成長し続けたのだ。
 このチェチェンをめぐる状況は特異な例ではない。テロが吹き荒れるユーラシア南部のイスラム地域ではどこでも同じような状況を見いだすことができる。
 権力側はテロを生む土壌を改善せず、武力弾圧に走る。権力を批判する側はテロという手段しか考えず、テロ思想を拡大する。
 流血は流血を呼び、無実の子供たちが犠牲者となった。
 テロを否定し、テロを生み出した背景にもっと目を向けるべきだ。さもなくば、子供たちの悲劇は繰り返されるだろう。

参照:社説比較
■「プロ野球スト」に関しては毎日しか扱っていない。やや意外。
■毎日新聞/社説「プロ野球スト 選手会の声にも耳を貸せ」
 10日午後5時のスト期限が迫る中、プロ野球関係者は今一度、ファンの存在に思いをめぐらし、冷静に考えてみてはどうか。
 選手会は近鉄・オリックスの合併そのものを絶対に認めないと主張しているのではない。早急に決着を図るのではなく、1年の間時間をかけ、議論を尽くしてその上でプロ野球のあり方を考えようと求めているのだ。
 ファンの立場から見ても、一握りの球団経営者が、そろばん勘定だけでプロ野球の将来を決定しようとしているという印象は、確かにぬぐえない。国民的人気の高いプロ野球であることを考えれば、「もう少し時間をかけて」という選手会の主張もうなずける。
 球団経営を経済活動の側面から見るなら、近鉄の買収に名乗りを上げたIT企業ライブドア社の存在もある。根来泰周コミッショナーは就任以来、野球協約の不備を再三にわたって指摘している。この際、これらの問題も国民的な合意を得られるよう、時間をかけて検討してみたらどうだろう。
 残された時間はわずかだ。このままストに入れば、ただでさえファン離れが進むプロ野球が国民から見放されるのは明らかだ。



2004年9月7日火曜日

坂道コロンブス・林伸行/強制わいせつ

お笑いコンビを逮捕 強制わいせつの疑い(京都新聞)
 京都府の八幡署は6日、強制わいせつの疑いで住所不定、自称フリーターでお笑いコンビの林伸行容疑者(35)を逮捕した。
 調べでは、林容疑者は6月30日午後4時10分ごろ、八幡市男山の路上で下校途中の市内の女子中学生(13)に声をかけ、近くの団地の階段に連れ込んで、体をさわるなどのわいせつ行為をした疑い。
 林容疑者は、ホリプロ系列の芸能プロダクションに所属するお笑いコンビ「坂道コロンブス」として、イベントなどに出演している。

 やりおったで。このロリコン野郎。「自称フリーター」って何だ?お笑い芸人やってますとはいえなかったのだろうか。


【追記】
��お知らせ] 坂道コロンブスの件(ホリプロコム)
長らくファンの皆様にはご心配、ご迷惑を掛け続け、誠に申し訳ございませんでした。
��004年10月14日、坂道コロンブスは解散となりました。林伸行に関しましてはこれをもって当社の所属を解き、今後ホリプロコムとは関係を持たなくなります。尚、松丘慎吾は今後の活動について模索中ですが、固まり次第追って報告します。
これを期に、社員、タレント一同、心新たにして事業の発展に努めていく所存です。
今後とも、当社所属タレントへのより一層の応援を宜しくお願い致します。
更に、今まで坂道コロンブスを応援してくださいましたファンの皆様には心より感謝申し上げます。
 松丘慎吾って相方に同情。今後の活動は「模索中」って。

プロ野球選手会、ストライキ

■プロ野球選手会、スト権行使を決定=球団合併の凍結なければ(時事通信)
 プロ野球オリックス・ブルーウェーブと大阪近鉄バファローズの球団合併の1年間凍結などを求める労組日本プロ野球選手会(会長・古田敦也ヤクルト捕手)は6日、神戸市内のホテルで臨時運営委員会を開き、10日午後5時までに両球団の合併が1年間凍結されない場合、11日以降9月の毎週土、日曜日の公式戦でストライキ権を行使することを決めた。10月以降については、27日に再度臨時運営委員会を開いて検討する。ストが実施されれば、球界史上初めてとなる。
 選手会がこの日まとめた要求は、両球団の合併を1年間凍結し、かつ労働条件をはじめ新規参入条件の緩和やドラフト制度の抜本的改革、球団間の不均衡を是正するための収益配分の改善など。
 まぁ、ストはやったらいいと思う。まだまだ議論が尽くされていないし、これが最善のかたちでもない。「ファン無視してる」「ファンのことを考えてもらいたい」って反論もわからなくもないが、球界の危機なのだから、「ファン」を名乗るならば、少しぐらい試合が見れなくても我慢しろと言いたい。選手側も傷を負うこととなる…ファンだってそれぐらいの痛みを引き受けたっていいじゃないか。

■ペナントはどうなんだろ?中日の優勝は?まぁ、そりゃぁ気になるけど。それ以上に気になるのが、中日の立浪和義や井端弘和が無期限ストに反対し、優勝を意識したコメントが流されていることだ。まるで自分たちのことしか考えていないような印象を受けてしまう。印象が悪いよ。


■プロ野球1リーグ制に「反対」、37%=「賛成」は7%−民間機関調査(時事通信)
 民間の調査機関「日本リサーチセンター」(東京都中央区)は6日、プロ野球1リーグ制に関する世論調査の結果をまとめた。それによると、1リーグ制に賛成する人は7%で、「反対」の37%を大きく下回った。
 調査対象は8月に15〜79歳の男女から無作為抽出で選び、1332人から有効回答を得た。
 1リーグ制について、「大いに賛成」(2.9%)と「やや賛成」(4.1%)を合わせた賛成派は7.0%。これに対し、「やや反対」(13.6%)、「大いに反対」(23.2%)を合わせた反対派は36.8%だった。「どちらともいえない」は22.8%、「分からない」は32.3%だった。
 大きく上回った…って、「どちらともいえない」「わからない」が圧倒的な多数派じゃないか。これをもって「ファンの声」とすることはできそうにない。「スト」につきまとうネガティブなイメージだけが先行して、このような結果になっている。本当の「野球ファン」ならば、もうちょっと反対の声が強くなりそうだ。


日刊ゲンダイの学歴差別

記者のコンプレックスなのかよくわからないが、目立つので…コレクションしてみようと思う…って、続くとも思えないが。
■「早稲田大学商学部卒業だから、“頭の回転”は折り紙付き。」
��やくみつる 万全のリサーチに裏打ちされた「小言」の小気味よさ,2004月9年3日掲載)
■「ちなみに高木の出身校・和洋女子大(中退)の偏差値は40台そこそこだ。」
��高木美保 “田舎暮らし”をウリにする元女優の中身の薄さ,2004月8年20日掲載)
■「たしかに、くりぃむしちゅーの2人はお笑い界には珍しい高学歴。いずれも中退だが、上田は早稲田大、有田が立教大に進学したインテリだ。(略)バカ丸出しの芸人が画面から一掃されるなら、お茶の間は大歓迎だ。」
��「くりぃむしちゅー」の快進撃でお笑い界もいよいよ偏差値時代に入った2004年8月30日掲載)


2004年9月5日日曜日

エビジョンイル

なに様のNHK?海老沢会長参考人招致、生中継せず (夕刊フジ)
 制作費の横領、裏金豪遊疑惑など不祥事連発のNHK。9日には、衆院総務委員会で、海老沢勝二会長(70)の参考人招致が行われるが、疑惑政治家の参考人招致を“完全中継”してきた同局なのに、今回は「生中継しない」(海老沢会長)というから、首をかしげるしかない。自らのスキャンダルが取り上げられる国会審議を見せたくない気持ちはよーく分かるが、「みなさまのNHK」が聞いてあきれる。
��略)
 それにしても、NHKの不祥事連発はあきれるばかりだ。紅白歌合戦も担当したチーフプロデューサー(懲戒免職)による番組制作費の横領、ソウル支局長による取材費名目の裏金豪遊疑惑、カラ出張疑惑…。今週発売の『週刊新潮』には人気番組「プロジェクトX」イベントでの協賛金たかり疑惑や紅白歌合戦入場券のコネ提供疑惑まで報じられている。
 一連の諸悪の根源は、北朝鮮の金正日総書記をもじって“エビジョンイル”とあだ名される「海老沢会長の独裁的な体制」との指摘は多い。前出の中村氏も「直接、会長本人に視聴者の方を向いて仕事をされているのかをただしたい」と話す。
 そもそも、NHKの収入の根幹は、視聴者が支払う月々1395円(カラー契約)の受信料。その金が横領や豪遊に使われていたとしたら、国会で追及されるのも当然で、視聴者も9日の総務委を注視したいし、同局も中継する義務があるのではないか。
 だが、海老沢会長は2日の定例会見で「生中継はしない。われわれの編集権の問題だ」と断言。委員会後の11日、特別番組で横領事件について陳謝し、経過を説明する予定という。
 NHKは最近、鈴木宗男被告、田中真紀子氏の参考人招致が行われた衆院予算委員会など数々のスキャンダル審議を生中継してきたのに…だ。
 
■生中継しないってのは、エビジョンイル体制のせいだとしても、「一連の諸悪の根源」もそうだと言えるのか。なにもNHKだけの問題って気もしないが。やはり受信料払ってるから、大きな顔して怒れるのかな。
■それにしても…「エビジョンイル」って名称もだいぶ浸透してきたようだ。最初に言い始めたのは誰だろ…語呂もいいし、なかなかのセンスだ。
■記事で識者がコメントしている…
■志賀信夫(放送評論家)
「公明正大、ガラス張りのNHKというのなら何ら恥じることなく中継すればいい。編集権を自主的に運用したいという気持ちは分かるが、国民から受信料をとっている以上、国民が望む中継をすべきだ。国会議員に会長が追及される様子を映し、国民に受信料を払いたくないという印象をもたれたくないという意識が働いているのではないか」
■麻生千晶(作家)
「NHKは、会長が『エビジョンイル』といわれるように一種の独裁国家。会長の覚えがめでたい人が出世する。体質に問題がある」
「ロッキード事件のときを見ても分かるように、生中継は表情や落ち着きのなさといった様子が加工されず伝わる。後で番組で釈明するといっても、当然、会長の“検閲”が入ったものが放送されるのでしょう。国民の代表である議員に釈明する様子を直接中継すべきです。そうしないと大マスコミとしての示しがつかない」
 それならば、民放が中継してやればいい。NHKが我々の受信料を…エビジョンイル憎し…ってな煽りをすれば、けっこう数字取れるんじゃないか。
 朝日が説教をしているので、ついでに…
■朝日新聞/社説「受信料着服――「皆様のNHK」に戻れ」
 受信料はNHKを支える土台であり、6700億円にのぼる年間収入の97%は、受信料が占めている。テレビを買ったら、NHKと契約し、受信料を払わなければならない。放送法が特権を認めているのは、営利に流されがちな民放とは違う公共放送と認めているからだ。
 受信料の大切さが職員全体に伝わらない。商品やサービスの対価でないこともあって使い方がつい甘くなる。組織が大きくなりすぎてチェックが行き届かない。そんな傾向がなかったか、厳しく検証し、視聴者に説明してほしい。
 NHKは今後、免職事件は発表するとしているが、今回明らかになった4件は「全額弁済し、社会的制裁も受けている」と詳細を明かさない。しかし、再発を防ぐには、こうした事件がなぜ起きたか、疑問に答える責任があるだろう。
 NHKは11日に謝罪番組を放送する。9日には、会長が衆院総務委員会に参考人として呼ばれる。ニュース番組では取り上げるというが、思い切って生中継をしてみたらどうだろう。
 春には、NHK予算の国会審議の模様を放送した。議員の質問にNHK幹部が答え、わかりやすかった。
 NHKの経営の最高責任は経営委員会にある。国会の承認で首相が任命する委員は、全国8地区代表と大学教授ら計12人だ。委員長は、須田寛・JR東海相談役が務めている。
 こういう時こそ、経営委員会の出番だろう。民間企業の経営経験や学識を生かし、不正防止の議論をしてほしい。次の経営委員会は7日だ。不正後の業務総点検の結果や、再発防止策などを会長が報告することになっている。これもテレビで流してはどうか。
 「皆様のNHK」は、受信料に支えられる公共放送をよく表す言葉だ。その原点を忘れないでほしい。
 これで受信料を徴収しているおっちゃんが困るんだろうな。って、私も払ってないような気もするから、偉そうなこと言えないけど。


福原愛の彼氏?

愛ちゃん「彼氏いません」 鹿児島の“卓球の町”で(共同通信)
 アテネ五輪の卓球で活躍した福原愛選手が4日、“卓球の町”を宣言している鹿児島県松元町に招かれ、体育館でトークショーが開かれた。
 会場の男性から「彼氏いますか」と聞かれると「いません」。「ぼくじゃだめですか」との交際の申し込みには「ごめんなさい」と恥ずかしそうな笑顔を見せた。
 15歳になった愛ちゃんだが、好きな食べ物は「クレープ、アイスクリーム、オムライス、クリームソーダ、ミートソーススパゲティ」と答え、会場をわかした。
 もうね、完全にアイドル状態ですよ。ちょっと前にも、同様の記事をいくつか見たような…

■そりゃ谷亮子(田村亮子)のアイドル扱いするよりはマシだけどさ…ちょっとねぇ…

■このバカ男の顔が見たいよ。よっぽど自信があったのかな。


■愛ちゃん「彼氏いません」(スポーツニッポン2004/03/21)
 卓球の福原愛(15)=ミキハウスJSC=が20日、東京・調布市で明大と調布市による交流イベントに出席した。男子大学生との模範試合(2セットマッチ)では1―1の引き分け。前日まで代表合宿に参加していたが、五輪出場権獲得へ調子の良さをうかがわせた。ファンからの質問コーナーでは「彼氏はいますか?」の問いかけに「いません。毎日7時間練習しています」ときっぱり。



ロシア・チェチェン武装勢力/テロ

■ロシアで凄惨な事件が起きた。社説をぼんやりと読む。


■読売新聞/社説「学校占拠テロ―毅然と立ち向かうしかなかった」
 テロリストの求めに、わずかでも譲歩の構えを見せれば、新たなテロを誘発するだけだ、との判断がプーチン・ロシア大統領には働いたのだろう。

 プーチン大統領は、テロリストの常套手段に屈することなく、取引にも一切応じない毅然とした態度でテロに立ち向かった。当然あるべき姿勢である。

 チェチェン武装勢力と見られる犯人グループは、新学期の始業式直後の学校を襲撃し、多数の児童・生徒らを人質に取った。その上で、チェチェン共和国からのロシア軍の撤退や、治安当局に拘束された仲間の釈放などを要求していた。

 プーチン大統領は、「人質の生命と健康を守るのが我々の主任務」と語り、慎重な対応を示唆していた。

 人質の多くが子供たちであることに加え、とかく政情不安がささやかれる北カフカス地域での出来事ということもあって、できれば強硬策は回避したかったのだろう。

 人質となった女性や子供の一部が解放されはしたが、武装グループと治安部隊のにらみ合いは続いていた。

 事件発生からまる二日が過ぎ、武装グループが、外部からの水や食料の差し入れを拒む中、子供を中心とする人質の衰弱も心配されていた。
 読売は明確に政府の行動を評価している。他紙は全貌がわかってないせいか、そのあたりは明確に評価していない。逆にいえば、現時点で合格点をだせるのは、「テロに屈しなかった」という一点に尽きるのか。だが、これが最良の策だったのか?

プーチン大統領が、従来のチェチェン政策をこのまま継続すれば、同様の事件の続発が想定される。プーチン政権にとって、テロとの戦いは安易な妥協が許されない、最も困難な課題となっている。
 …と社説を締めているが、 じゃ、どーすんの? って質問には答えてくれない。これに対して、産経は次のように主張する。

■産経新聞/社説「露学校占拠事件『歴史』清算踏まえ対応を」
 大流血を招いたテロ行為は徹底糾弾されるべきだ。プーチン政権も「テロリストとは交渉しない」と弾圧路線を貫いてきた。一方でロシア国内ではにわかに批判も高まっており、武闘戦術を放棄した穏健派のマスハドフ元チェチェン大統領さえ「クレムリンの虐殺的戦争と犯罪的政策こそがカフカス全域の不安定化の元凶だ」と語った。

 プーチン政権にテロの連鎖を断ち切りうる道があるとすれば、まずはチェチェン民族抹殺を図った帝政ロシアから民族強制移住を断行したスターリン時代を経て現在に至るまでの「弾圧の歴史」の清算に着手することだ。

 これを踏まえて武闘・独立派に大幅な自治権を与える政策への転換を図る選択肢以外にはない。十八世紀にロシアに征服・併合されて以来のチェチェンの「血の復讐心」はそれほどに根深いが、彼らも残虐なテロの継続は国際的反発を増すだけと心すべきだ。
 もっともな主張だ。やや意外なことに、「テロリスト」に対して厳しい批判をしてきた産経が、今回に関しては「大流血を招いたテロ行為は徹底糾弾されるべきだ」ってな感じで、朝日や毎日などの前置き程度の軽い批判にとどめている。


■「武闘・独立派に大幅な自治権を与える政策への転換を図る選択肢以外ない」というのも正論だ。だが、これは「テロに屈するな!」式の主張を繰り返してきた産経の口から出てくるのはおかしい。なぜなら、テロによって、彼/彼女らの主張に耳を貸し、行動を修正せよってんだから。

■そのあたりの弁明は?
 チェチェン独自の歴史的観点に立てば、プーチン政権の譲歩は必ずしもテロに屈することにはならず、「法と正義」に則ったことになる。テロ組織アルカーイダが米・文明社会に挑戦するのとは事の性格が異なるからだ。
 なんとも短く、説得力がない弁明。で、「歴史的観点」というなんとも便利なお言葉のご登場。アメリカがやってきた「歴史的観点」ってのは考慮されないのか? そして、「法と正義」に、やや苦笑。


■朝日新聞/社説「学校占拠事件――力と憎悪が招いた悲劇」
 いずれの行為も非道というほかない。これでは、彼らが頼みとする住民の支持も国際的な理解も得られまい。自らの主張に耳を傾けてもらいたいのなら、こうしたテロ行為からは一刻も早く手を引き、二度と繰り返さないことだ。

 ロシアの責任も決して軽くない。過去の人質事件では、何度も強硬策が悲劇を招いたのに、教訓は生かされなかった。

 テロがなぜ続発するのかについて、冷静に考える必要もあろう。事件そのものの責任は武装勢力側にあるが、やっかいな問題は力で決着をつけるプーチン政権の体質に無縁といえるだろうか。

 北オセチアは、隣接するチェチェンと同じ北カフカス地方にある。首都のウラジカフカスが「カフカスを征服せよ」を意味するように、この一帯はロシア帝国以来の南進政策における要衝である。

 プーチン大統領は、チェチェンで軍や治安部隊を大量動員して独立派勢力を掃討する強硬策を取り続けてきた。それが憎悪と報復を生む悪循環となり、現在の事態につながったのは明らかだ。

 一方、北カフカスに隣り合うグルジアでは、同国からの独立を目指す勢力をロシアがさまざまな形で支援してきた。これがグルジア側の怒りを買い、逆に同国内にチェチェン独立派を支援する動きを生んでいる。自らが地域の不安定さを強めていることに思いをいたすべきだ。

 気になるのは、一連のテロについて、中東のイスラム過激派「イスランブリ旅団」が犯行声明を出していることだ。

 国際テロ組織アルカイダとの関係が指摘される一派である。外国の勢力が介入を始めたとなると、事態はさらにこじれることが避けられない。プーチン氏は、独立派との対話にも努め、事態の打開を急がなければならない。

 米欧をはじめとする国際社会は、「テロとの戦い」にロシアをつなぎ留めようと、チェチェン問題での批判を控えてきた。だが、これ以上の混乱は、世界の安全にも大きな脅威となりかねない。
 「自らの主張に耳を傾けてもらいたいのなら、こうしたテロ行為からは一刻も早く手を引き、二度と繰り返さないことだ」と言っておきながら、直後に「テロがなぜ続発するのかについて、冷静に考える必要もあろう」である。「おもいっきし、テロで耳を傾けてんじゃん!」ってツッコミを入れたくもなりますが。

■…というわけで、「テロ」は世界の目を集めるための有効な手段になっている。9.11以降、プーチンは「テロとの戦い」という御旗を得て、さぞかし弾圧が楽になっただろう。国際社会もそれを黙認してきたわけだ。さて、世界はどう動く?そして、ブッシュは?


■面白みに欠けるが、参考までに日経も…

■日経新聞/社説「許し難いロシアの学校標的テロ」
 今回の事件にプーチン政権は大きな衝撃を受けている。プーチン大統領は2002年10月のモスクワの劇場を舞台にした人質事件の際、強行突破を指示し、人質約130人が死亡した。ロシアでは、テロに屈しない姿勢を示したとの評価もあり、政治的な打撃は小さかった。

 しかし、今回は市民の間からは、プーチン政権は何をやっているのかという厳しい批判があがるのは避けられないだろう。情報機関、保安機関が機能していなかったため一連のテロを許してしまった。

 プーチン大統領は今夏、老齢者や身障者に対する様々な福祉サービスをすべて現金を支給する形に変え、国民の多数から反発を買った。支持率は下降傾向にある。テロへの対応のまずさがこれに加わり、プーチン政権は正念場を迎えている。

 続発するテロの背景には、プーチン政権による強引とも呼べるチェチェン統治があるとの見方もある。

 チェチェン共和国ではソ連崩壊直後から独立闘争が活発化、これを阻止しようという連邦側と1994年から戦闘が続いている。この紛争に当面終わりはこないだろう。
 「テロの背景には、プーチン政権による強引とも呼べるチェチェン統治があるとの見方もある」とかねぇ…なんかNHKの討論番組みたい(「小泉首相は丸投げしている…との批判もありますが?」ってな感じで)。社説っていうなら、もうちょっと主張して欲しい。