2004年9月23日木曜日

安倍晋三・安倍派結成?

ポスト小泉、安倍派集結…3年後の衆参ダブルの顔(夕刊フジ)
 9月下旬の内閣改造・自民党役員人事で、退任する意向を固めている安倍晋三幹事長(50)。今後は無役となって、新たな飛躍を目指すとみられるが、党内の中堅若手には、51歳の岡田克也代表が率いる民主党の伸長ぶりに危機感を強め、安倍氏を「ポスト小泉」の筆頭候補ととらえる向きも多い。世代間闘争といった側面も見えるなか、事実上の「安倍派結集」といえる動きまで急浮上してきた。
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【安倍派結集】
 参院選で民主党に敗北した自民党のショックは大きく、中堅若手の間では「このままでは次期総選挙で民主党に政権を奪われかねない。民主党が51歳と若い岡田代表を担いでいる以上、『ポスト小泉』が60代では勝負にならない」という声が支配的となっている。
 こうした中堅若手の旗頭になるのは安倍氏しかいないのだ。
 前出の安倍氏に近い中堅は打ち明ける。
 「安倍氏は最近、中堅若手による派閥横断の政策勉強会などによく顔を出すようになった。自らの立場を意識しているのだろう。メンバーの中には旧態依然とした派閥を飛び出し、安倍氏を中心に『世代交代』を旗印にした新グループ結成を狙ったような動きも見え隠れする。ただ、安倍氏自身は慎重に行動している」
 いよいよ「安倍総理」の現実味が出てきた。ま、安倍は危険人物なんだけども、小泉さんよりは政策論争を期待できるかな。課題はやはり内政問題か。
【世代間闘争】
 「安倍派集結」とも受け取れる党内の動きは、「ポスト小泉」を虎視眈々と狙う、亀井静香元政調会長(67)ら「派閥領袖クラス」、麻生太郎総務相(63)や平沼赳夫元経済産業相(65)、古賀誠元幹事長(64)ら「士志の会」メンバーである「中二階世代」も警戒しており、世代間闘争に近い対立構図が浮上しつつある。
 こうした党内情勢を逆手に取ってか、首相は先のニューヨークでの記者懇談で「中二階世代」について、「改革を推進しようという意欲が足らない。そこが『小泉の後をやれ』という声が出ない原因だ」と、「ポスト小泉」と目される「士志の会」の面々に“踏み絵”を迫った。
 一方で首相は、安倍氏には「これからの政界を背負う人」と持ち上げている。
 当然、中二階組周辺は今回の首相発言に「首相は独裁者だ」と猛反発。ただ、中堅・若手からは「民主党との対決を考えると、中二階組がポスト小泉になることはない」と、首相発言を支持する声が出ている。
 首相には世代交代の歯車を一気に回す構えを示すことで、内閣改造後も政局の主導権を握る狙いがありそうだが、安倍氏の今後次第では世代間闘争が一気に火を噴く可能性も強い。

■中堅若手は勝ち馬に乗ろうと、安倍にパラサイトし始めてきた。こうなると、自分らの世代の終焉を宣言されることを恐れる長老たちは、当然この動きに対抗しようとするだろう。まさしく「世代間闘争」状態になってしまうと、なんか馬鹿げた方向にいっちゃうな。
■不幸にも国民は「小泉改革VS抵抗勢力」という馬鹿げた芝居を見せられたが、これには続編があるようだ。小泉首相が引退したかと思えば、新たに安倍率いる「若手」が2代目主人公として登場し、「守旧派」「老害」と対決するというあらすじだ。自民党内に最大野党がいて、民主党の存在感を薄めるというずっこい仕組みも維持される。
■石原おじいちゃんも複雑な心境だろう。まぁ、小泉純一郎が総理になった時から、石原の野望は終わったって感じですが。
■麻生、平沼、古賀、高村なんて、むごいもんだよ。「中二階!中二階!」って連呼されてさ。いかにも宙ぶらりんで、マヌケってイメージであり、何とも滑稽だ。ちょっと同情する。


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