2004年10月5日火曜日

セクハラ魔王・高塚猛

セクハラ魔王!?高塚猛の“抱擁力”(夕刊フジ)
ホークスタウン社長を解任、オーナー代行も辞任

 福岡ドームなどを運営するホークスタウンの社長を電撃解任され、先月30日にはダイエーホークスのオーナー代行も辞任した高塚猛氏(57)。企業再建の手腕に定評がある高塚氏だが、以前からワンマン経営への批判は根強く、解任理由にセクハラや取引先との癒着が取りざたされる。高塚氏はカリスマ経営者か、セクハラ魔王なのか。


【キス魔】

 今回の騒動で改めて話題となっているのが、平成14年に高塚氏と作家、中谷彰宏氏の共著で発行された『抱擁力』なる本だ。

 サブタイトルに《なぜあの人には「初対面のキス」を許すのか》とあるように、高塚氏が女性をいかに口説くかが紹介されている。営業のテクニックと重なる点もあり、勉強になるのだが、エピソードがすごい。

 《高塚さんはキス魔である。(中略)普通だと、セクハラになる。ところが、そうならないところに、高塚マジックがある》《出張のたび、スチュワーデスに声をかける》《太ももは手前から奥へではなく、奥から手前に撫でる》…。

 本の帯には《セクハラになる人、ならない人の差は、ここが違う》とあり、高塚氏は《基本は、相手に対する思いやりがあるかどうか》《嫌がる女性には絶対してはいけない》と語っていた。セクハラとスキンシップの線引きは誰より心得ているはずだが…。
 高塚猛という人物をまるで知らないが、ちょっと面白いので。何しろ「セクハラ」の「魔王」だ。

■「そうならないところに、高塚マジックがある」ってバカか。相手の女性の立場を考えたことがあるのか。自分の立場を利用して、セクハラにおよぶ古典的オヤジじゃないか。

■「太ももは手前から奥へではなく、奥から手前に撫でる」って、そこらのオヤジがそんなことをしてみろ、太ももを触った時点でセクハラだ。「セクハラになる人、ならない人の差」ってのは要するに特権階級にあるかどうかの差だ。地位を濫用して、相手が「嫌がっていない」と錯覚し、それを「抱擁力」と大きな顔をして言ってのける。なんともマヌケだ。

 【自著の強制購入?!】

 社長在任当時、高塚氏の著書をホークスタウンが大量購入していた疑惑も浮上した。

 一部報道によると、会社が購入したのは『抱擁力』など14種類。高塚氏の新著が出るたびに経費購入が繰り返され、年間1万冊以上、この1年間で数千万円を使ったとみられる。1回100万円以内の購入は請求書だけで可能で、回数制限もなかったという。

 社員にも新作本の注文票が届き、多くの社員が「事実上の強制」と受け止めていた。ホークスタウン広報は「調査を進めており、個々の件はコメントできない」。
 おいおい、セクハラ技術をそのままに、本まで強制してたのかよ。


 【路線対立】

 社長を務めるダイヤモンド社へも辞意を漏らしたと伝えられる高塚氏。

 ダイヤモンド社は「当社とは直接関係ないことなので、これまでと変わりはない」とするが、針木氏は「もしセクハラが事実なら、辞めざるをえないだろう」と話す。

 コロニー・キャピタル主導のホークスタウン新経営陣は、解任の理由を「重大な法令違反があった」とするが、「セクハラの調査に応じなかった」ともされる。

 両者の間には、ホテル運営などをめぐる路線対立があったとされ、関係者は「法令違反をするような人ではない。はじめに追い出しありきだったのではないか」と話す。果たして、真相は…。

■解任問題「法令違反ない」…朝日紙上で高塚氏

 渦中の高塚氏は4日までに朝日新聞のインタビューに応じ、ホークスタウン社長を解任された問題について「反省する点がある」としながらも、「法令に触れたことはない」と話した。

 会社側がテレビ局などの取引先との間にあったとされる不明朗な関係を調査していることには、ホークス優勝時に各局から祝い金として数百万から1千万円を受け取っていたとし、「すべて額面通りの領収書を出した」と適正な経理を主張。



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