2004年12月16日木曜日

ドン・キホーテ:安田隆夫社長

■ドン・キホーテまた火災、現場に油を染み込ませた布(読売新聞)
 15日午後3時10分ごろ、さいたま市見沼区大和田町、ディスカウント店「ドン・キホーテ大宮大和田店」の寝具売り場から出火、毛布7枚を焼いた。

 さいたま市消防局などによると、店員が毛布が燃えているのを見つけ、消火器で消し止めた。現場の商品棚には油を染み込ませた布のようなものが残されていたという。店内の客は避難して無事だった。

 ドン・キホーテ(本社・東京都江戸川区)によると、警備会社の警備員と店内を監視していた店員が、出火直後に店から逃げ出す人物を目撃し、追跡したが取り逃がしたという。
 あぁ、もう捕まりそうっすね。ま、防犯ビデオを調べれば、遅かれ早かれ、人物の特定はできただろうけども。

■ドンキ社長 引責辞任の意向示唆(スポニチ)
 連続放火事件を受けて、ドン・キホーテの安田隆夫社長(55)が都内で記者会見し、「重大な責任を痛感しており、私なりのけじめをつけたい」と述べ、引責辞任の意向を示した。沈痛な面持ちで会見に臨んだ安田社長は何度も深々と頭を下げ、従業員3人が犠牲となったことに「まだみんな若いのに…」と絶句し、号泣した。

 ドン・キホーテの特徴である「圧縮陳列」が、3人が逃げ遅れた原因ではないかとの指摘に同社は「圧縮陳列が避難経路を狭めていたとは思わない。避難経路のスペースは消防法の基準より広く確保していた」と反論。安田社長は「必要があればリニューアルも検討する」と、圧縮陳列の見直しも示唆したが、基本的には圧縮陳列を取りやめる姿勢はうかがえなかった。
 不謹慎かもしれないが、会見を見て笑ってしまった。「泥棒市場」を開業したイメージ通りの社長が、号泣しているのだった。「涙は男の武器」と申しましょうか、こういう卑怯な涙が私は大嫌いなのだ。泣けば許してもらえるってのはガキの発想じゃないか。

■「責任」というのがよくわからない。だって、安田社長は「圧縮陳列が避難経路を狭めていたとは思わない」と開き直っているわけで、あくまでも「放火の被害者」という立場なわけでしょ?

■「圧縮陳列は問題ない」ってんなら、辞任する必要などどこにもない。辞任してすべてをうやむやにしようって魂胆?まるでどこかの知事みたいだな。辞任するのは勝手にすればいいが、ドンキ側のどこに落ち度があって、どのような改善処置をするのかを明確にしたうえで辞任すべきだ。

■…と、書くつもりだったのだが、「現時点においてそのような考えはない」「その主旨は事態の収拾、遺族および被害者への対応、安全対策の見直し等について、代表権を持つ取締役社長として、経営責任をもって臨むことであり、そのことが辞任に直接結びつくものではない」とコメントを発表したらしい。一斉にメディアが引責辞任と報じていたが…誰かの入れ知恵でもあったか。

■「避難経路を狭めていたとは思わない」には呆れる。避難経路に通じる道が狭まけりゃ意味ないっての。


『1億出せば放火やめる』ドン・キホーテ恐喝未遂男を逮捕(東京新聞12/19)
 さいたま市のディスカウント店ドン・キホーテの連続放火事件の犯人を装い、ドン・キホーテ本社(東京都江戸川区)から一億円を脅し取ろうとしたとして、警視庁捜査一課と葛西署が恐喝未遂の現行犯でさいたま市大宮区三橋、会社員加茂幸雄容疑者(42)を逮捕していたことが十八日、分かった。調べでは、加茂容疑者は放火犯を装って十七日午後一時ごろ、同社本社に「一億円を出せば終わりにしてやる」と電話し、現金を脅し取ろうとした疑い。同日午後九時ごろ、現金の受け渡し場所に指定したさいたま市中央区本町西の駐車場に現れたところを捜査員に取り押さえられた。
 加茂容疑者は、放火事件翌日の十四日に開かれた同社の安田隆夫社長の記者会見の様子をテレビで見て、犯行を思いついたという。「数千万円ある住宅ローンの返済に困っていた。安田社長は人情がありそうで、金を取れると思った」と供述しているという。
笑った。

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