2005年2月9日水曜日

上原浩治:わがままポスティング

■「ウゼー!」上原怒り爆発…マスコミ注視は自業自得(夕刊フジ)
 記者も目撃!! わがままポスティング問題で球団との契約交渉が難航している巨人・上原が、ついにぶち切れた。7日、練習を終えて宿舎ホテルに戻った上原は、まず待ち構えた大勢のファンからサイン攻勢でもみくちゃに。ようやく玄関を通過し、エレベーター前に来たとき、今度はカメラマン数人からフラッシュを浴びせられた。ここで怒り爆発だ。

 「なんで、こんな所でパシャパシャ撮るねん。どうせ(新聞の紙面には)使わんのに。ウゼーな! こいつら」。鬼の形相で罵声(ばせい)を浴びせ、そのまま質問を振り切るように、エレベーターに乗り込んでいった。自身のホームページでも「マスコミは、取材もせずにウソばかり書き立てる」と不信感を募らせていた。

 しかし、本来は球団の同意が不可欠なポスティングシステムによるメジャー移籍を、球団の猛反対を受けながら要求し続け、いまだに今季の契約は未更改のまま。マスコミの注視にさらされるのは当たり前だろう。当然、周囲の目は厳しさを増すばかりだ。
 ってな感じの報復記事。「マスコミの注視にさらされるのは当たり前」あたりに、メディアの傲慢さがあって、こういうとこが嫌悪の対象になるんだろう。

■しかしまぁ、上原いいねぇ。もっとヒールに徹してくださいな。それにしても、つくづく関西弁って活字にするとバカに思えてくる。それは私の偏見のせいか。

■私自身は、完全ウェーバー制の導入とともに、FA取得までの期間を短くすべきだと思うし、メジャーにどんどん行けばいいと思う。その意味で、日本球界の「権威」の失墜によって、自身の名誉の相対化を恐れる球界OB連中は滑稽に映る(典型例は日曜の朝に「喝!」と吠えるバカ)。ってか、我ながら、ひどい悪文。

■だが、現行の制度がある以上、それに従うのは当たり前の話であって、上原には「大義」がない。「わがままポスティング」以外の何物でもない。

■「夕刊フジ」って、けっこう毒を吐くんだなと思ったのは、堀内監督と長嶋一茂の確執という記事にて…

■何様一茂様…現場からブーイング拡大中(夕刊フジ)
 しかし清武球団代表がエスコートする場面もあるなど、球団は異常ともいえる気の使いようで一体、誰が一番偉いのか分からないほどだった。

 しかも肩書は球団職員なのに、宿泊先はチームと同じではなく、父の長嶋終身名誉監督が、巨人監督を退任した後に定宿にしていた超高級ホテル。これも長嶋監督なら許されたが、同じことを一茂がやれば大ヒンシュクを浴びるのは当然か。

 一茂といえば96年、バント練習をさせた当時の土井総合守備コーチに「一体何様のつもりだ」と暴言を吐き、罰金50万円を取られたことで有名だが、今度は自分がそう言われる立場に大変身。

 きょう7日は西武と広島二軍、8日はソフトバンクを視察し、9日はナント地元の小学校2校で講演することになっている。次回、巨人キャンプに登場するのは10日になるが、他球団を回ってきた一茂が、どんなトンチンカンなことを言い出すのか。滞在は14日までの予定で、堀内監督を始め、現場は戦々恐々だ。
 「一体何様のつもりだ」が蒸し返されていることには笑うが、七光りだの「トンチンカンなことを言い出すのか」だの言いたい放題だ。

■彼の役どころである「球団代表特別補佐」というポジションが不明確だし、どの程度の権限があるのかもわからない。だから、現場と一茂の間がぎくしゃくするのは必然という感じだが。


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